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リュート

音楽の違い

リュートとギターの違いをわかりやすく解説!弦や音に違いはあるの?

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みなさんは、

『リュート』

という楽器を耳にしたことはありますか?

ギターやベースと同じく、弦を弾くことで音を鳴らす弦楽器です。

リュートは、16~17世紀にヨーロッパで愛用されました。

その人気は、当時

『楽器の王』

と呼ばれるほど。

リュートで有名な人でいうと、

  • エリザベス女王1世
  • ルイ13世

などもリュートを習っていたんですよ。

そんなリュートですが、具体的に

「ギターと何がどう違うの?!」

と思う人もいることでしょう。

そこで、今回の記事では、リュートとギターの弦の種類、音の質などの点から違いを解説していきます。

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リュートとギターの違いその1:弦の種類

リュートには、ナイロン弦を使用します。

これはアコースティックギターの中でも、クラシックギターと同じですね。

ただ、フォークギターと呼ばれるギターには、金属弦を使用するので、この点がまず違います。

一般的に、

ナイロン弦⇒温かく優しい音

金属弦⇒きらきらした華やかな音

がします。

リュートが盛んに使用された16~17世紀当時は、

羊の腸で作られたガット製の弦

が使用されていたんですよ。

 

リュートとギターの違いその2:弦の本数

リュートとギターでは、弦の本数が違います。

ギターは、6本です。

しかしリュートは、まず『6コース』と『14コース』にわかれています。

『6コース』には11本の弦

『14コース』には26本の弦

が張ってあります。

『コース』とは、弦を通すペグの数のこと。

リュートには、1コースにつき2本の弦が巻かれているという特徴があるのです。

これを『複弦』と呼びます。

アコースティックギターの中にも、この複弦のギターがあります。

6コースでは、そのうち第1コースのみ単弦となっていて、合計11本の弦があるということですね。

 

リュートとギターの違いその3:ボディの形

リュート・ギター違い

リュートとギターでは、ボディの形も、かなり違います。

上図の画像にもありますが、リュートの形は

「洋梨を半分に割ったよう」

と、よく言われます。

ギターは、背面が平らなことが多いのですが、リュートは

背面が丸く湾曲している

というのが特徴です。

また、リュートにはギターと同様

『サウンドホール』

と呼ばれる穴があります。

これは、ギターのように丸い穴が開いているわけではありません。

リュートにはしばしば、

『ローズ』『ロゼッタ』

と呼ばれる幾何学的な模様の穴が開けられているのです。

また、ネックはギターと違い、先端が後方に折れ曲がっています。

ネックにペグという弦のテンションを調節するねじがついている点は、ギターと変わりません。

 

リュートとギターの違いその4:演奏法

リュートとギターでは、演奏法に違いはあるのでしょうか。

結論は、リュートとギターでは、

奏法やチューニングの仕方は似ています。

どちらも、左手の指で弦を押さえ、右手で弦をはじいて音を出します。

ただ、リュートはギターよりも弦を張るテンションが緩いです。

そのため、弦をはじくというよりは

弦を優しくなでるように

演奏します。

リュートはギターと同様に、ソロでも伴奏でも使用されます。

しかしギターのように、

ピック弾きでジャカジャカ演奏することはありません。

 

リュートとギターの違いその5:音の違い

リュートとギターでは、

使用される弦やボディの形に違いがあるため、音も違います。

リュートはナイロン弦であるため、ギターよりも温かく優しい音がします。

また、ナイロン弦を指弾きで優しく弾くため、音量もギターに比べると小さいです。

リュートは複弦を使用しているため、ギターよりも倍音が豊かになります。

このことから、リュートは古代音楽や民族音楽に合う優しい雰囲気の音を出すことが出来るのです。

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まとめ

リュートとギターの違い

弦の種類の違い

リュート、クラシックギター⇒ナイロン弦

フォークギター⇒金属弦

弦の本数の違い

リュート(6コース)⇒11本

リュート(14コース)⇒26本

ギター⇒6本

ボディの違い

リュート⇒洋梨を半分に割ったような形、背面は丸みを帯びている。

ギター⇒背面は平ら

また、サウンドホールは、リュートは幾何学模様であり、ギターは丸いものが多い。

ネックは、リュートは後方に折れ曲がり。ギターはまっすぐ

演奏法の違い

基本的にはギターと同じ。

ただし、リュートは指で優しくなでるように演奏する。

ピック弾きで、大きな音を出すことはしない。

音の違い

リュートは、

  • 温かく優しい
  • 音量が比較的小さい
  • 複弦を使用しているため、倍音が豊か

ギターは、

  • きらきらと華やか
  • 音量は比較的大きい
  • 単弦なので、歯切れが良い

以上、リュートとギターの違いについて解説しました。

リュートは、中世ヨーロッパで人気を博した楽器です。

しかし近年、その優しく心温まる繊細な音色が、密かに注目されつつあるようです。

日本でもリュートは製造され、コンサートを開くような素晴らしい演奏家も存在します。

ぜひリュートを実際に手に取ってみてください。

そして、コンサートに足を運んでみてくださいね。

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