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日本語のイントネーションの違いを紹介【日本全国47都道府県】

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人と話をしていて、話し方の抑揚の違いに気づくことがあります。

 

このような、話し方の抑揚のことを、

『イントネーション』

と呼びます。

 

このイントネーションで、ある程度、出身地を当てることもできますよね。

それほど、地域による特徴を持っているイントネーション。

いったい、日本の地域や都道府県によって、どのような違いがあるのでしょうか。

 

そこで今日は、日本全国の、

日本語のイントネーションの違い

を探ってみましょう。

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日本語のイントネーションの違いは?

イントネーションとは?

イントネーションは、話す時の音調や抑揚のことです。

単語ではなく、文章を話す時のリズム

と考えると分かりやすいですね。

 

各地の言葉のイントネーション

イントネーション

東京のイントネーション

東京で使われている言葉は、もっとも標準語に近い言葉です。

ビジネスや公式の場では、この標準語を使うことが多いですね。

 

現在の日本では、地方のイントネーションを解説するとき、

東京で話されている言葉のイントネーションを基準にしています。

東京弁のイントネーションは、一定で均質な傾向があります。

 

また、イントネーションだけでなく、言葉のアクセントも東京式が標準とされています。

ここでいう東京の言葉は、昔からの江戸っ子の言葉とは区別しています。

大阪のイントネーション

全国的に認知度が高いことから、大阪弁のイントネーションを耳にする機会は多いと思います。

漫才やお笑いの文化が背景にあり、とてもリズミカルで軽快な印象を受けますね。

 

一方、関西弁の独特のイントネーションによって、

強烈な個性を持ったステレオタイプな関西人

のイメージを持たれることもあるようです。

俳優の白竜さんは、関東と関西の話し方の違いについて、面白いエピソードを語っていますよ。

アドリブで関西の怖い兄貴をバラエティーで演じた際に「あかんやろ」を「だめでっしゃろ」と関東のイントネーションで話したら、それまで怖がっていたナインティナインに「(逆に)可愛くなってる」と言われ、本人もつい笑ってしまった。

京都のイントネーション

千年以上にわたって、日本の都があった京都の言葉。

江戸時代中期までは事実上の標準語でした。

京都弁は、

優雅でゆったりとしたイントネーション

で日本語を話されます。

また、話し方は、

全体的にテンポが遅く柔らかな印象

を受けますよね。

 

ここで、京都弁の特徴と例をあげてみましょう。

長母音を短く発音する。

例:

がっこー(学校)→がっこ

さんしょー(山椒)→さんしょ

一泊の名詞を長く伸ばす。

例:

か(蚊』→かー

の(野)→のー

名古屋のイントネーション

尾張名古屋は歴史のある地方。

他にはない独特のイントネーションがあります。

名古屋弁のイントネーションは

語尾が上がる

というのが特徴です。

また、関東の言葉より強い抑揚ありますね。

 

名古屋弁の特徴には次のようなものがあります。

疑問文の最後の音節が伸ばされる。

例:なに?→な

伸ばされた前半の音節が高く、後半の音節が低く発音される。

例:どこへ?→どこ

北海道のイントネーション

北海道の方言は、内陸の都市部を中心に

共通語に近い

とされています。

イントネーションは、首都圏の方言に近く、比較的均質です。

 

でも、細部に渡って考えると、独特の語彙や語尾、イントネーションやアクセントが存在しています。

2018年の平昌オリンピックで、北海道北見市出身のカーリング女子日本代表の選手たちが

みさと
そだねー
れいか
押さるる

などの、北海道方言を使って話題になったのは記憶に新しいですね。

東北のイントネーション

東北弁は、方言学では、ズーズー弁式発音と呼ばれ、

比較的イントネーションが強い方言です。

 

東北の方言には、大きくわけて

北奥羽方言

南奥羽方言

があります。

北奥羽方言は、東京式アクセントが、南奥羽方言には無アクセントが分布しています。

 

東北弁独特の話し方には、次のような特徴があります。

意志や推量に、「べー」を用いる。

例:

書こう、書くだろう→かくべー

撥音(ん、のように一音節を為す鼻音)や促音化が起きる。

例:

起きよう→起きんべー、起きっぺー

広島のイントネーション

広島弁のイントネーションは、緩やかな後ろ上がりが特徴です。

例をあげてみましょう。

広島の方言のひとつである、

「なにしょーるん?」

は、標準語の

「なにをしているの?」

を意味しています。

標準語では、『な』を強調しますが、

広島弁では、『しょー』(標準語の、『して』の部分)が上がります。

関西圏と山口県に挟まれている広島県ですが、そのどちらでもない、

広島弁らしさ

が、このあたりにしっかりと保たれています。

九州のイントネーション

九州は、各県ごとに方言やイントネーションが異なります。

この九州の方言でよく取り上げられるのが

博多弁(福岡市周辺の方言)・福岡弁

鹿児島弁

です。

博多弁と福岡弁は、東京式のアクセントの変種であり、平板型のないタイプです。

ですから、方言自体にクセがあっても、

イントネーションは標準語に近いですね。

 

一方

鹿児島弁は

文字であらわすのが難しい独特の抑揚があります。

まるで波打つような大きな抑揚がある。

語尾が上がることが多い。

例:「ありがとうございました」は、「ありがとうございました」(↑)と、語尾が上がる。

沖縄のイントネーション

沖縄の方言は、

アップダウンのあるイントネーション

で、アクセントも標準語とは違う位置にあります。

ですので、平坦な標準語に慣れている人には難解な方言でしょう。

 

沖縄方言の独特なイントネーションの理由のひとつに、

沖縄の言葉の母音

があると考えられます。

 

日本語の母音は

あ(a)、い(i)、う(u)、え(e)、お(o)の五つですが、

沖縄で使う母音は、

あ(a)、い(i)、う(u)

の三つだけなのです。

そして、

え(e)は、い(i)

お(o)は、う(u)

に変化します。

つまり、沖縄方言では

『あいうえお』は、『あいういう』になるのですね。

以下、

『かきくけこ』は、『かきくきく』

『さしすせそ』は、『さしすしす』

のように変化をします。

上記の他にも、沖縄独特の言葉の法則があり、聞き慣れない人には

れいか
まるで外国語のよう…

と感じてしまうのでしょう。

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まとめ

日本全国にわたる、日本語のイントネーションの違い

を紹介しましたが、いかがでしたか?

各地で違うイントネーション

関東:標準として使われている均質なイントネーション。

大阪:リズミカルで軽快なイントネーション。

京都:優雅でゆったりとしたイントネーション。

名古屋:尾張名古屋の言葉には、他にはない独特なイントネーションがある。

北海道:共通語に近いイントネーション。

東北:北奥羽方言と南奥羽方言でイントネーションが違う。

広島:緩やかな後ろ上がりのイントネーション。

九州:福岡や鹿児島など、各県でイントネーションの違いがある。

沖縄:イントネーションにアップダウンがある。

こうしてみると、日本語の豊かさと多様性を改めて感じます。

地方の言葉の文化を残す

TPOで標準語を綺麗に操る

を両立していきたいものですね!

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