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ファッションの違い

ブレザーとジャケットとスーツの違いをわかりやすく解説!

更新日:

男性にとって、おなじみの

  • ブレザー
  • ジャケット
  • スーツ

どれも似たような形をしていますよね。

しかし…

「デートなのに○○で来たの(ありえない)!!」

「君、その格好でお得意先に行くつもりなのかい(クビだな、クビ)……」

「オイ、センスをどこに置いてきた(だっせー)!」

なんて、一歩間違えてしまえば、悲劇しか運ばない切ないだけのアイテムに成り果ててしまうのです。

 

ブレザーとジャケットの違いってなに?

どうして普通のパンツにスーツの上着を合わせると、違和感だらけになるのか……

謎すぎる。

 

疑問は早めに解決してしまいましょう。

 

そこで当記事では、ブレザー・ジャケット・スーツの違いを、わかりやすく解説していきます!

「違いってなんだ!!」

の悩み解決と、悲劇を防止するために役立てていただけると幸いです。

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『ブレザー・ジャケット・スーツ』の違いと関係

さっそく『ブレザー・ジャケット・スーツ』を簡単にお話すると…

もともと農民の作業着として着られていた『ジャケット』

⇒それを紳士用に仕立てた『テーラードジャケット』という上着が誕生

⇒その後、テーラードジャケットに、いろいろなアレンジが加えられた

⇒『カジュアルなテーラードジャケット』や『ブレザー』が登場

⇒カジュアル路線に、なびかなかったテーラードジャケットを『スーツ(の上着)』として呼び分けた

⇒スーツ・ブレザー以外のテーラードジャケットを、一般的には『ジャケット』と呼ぶ

ザックリですが、このような流れで、『ブレザー・ジャケット・スーツ』が生まれてきました。

つまり、ブレザーもスーツも、生まれは一緒!

どちらもジャケットの一種ということなのです。

 

でも…

「ってことなら、どれ着ても同じじゃん!」

ではないんです。

それぞれの特徴や違いは、重要になってきます。

まずは、大元の『ジャケットについて』から、少し詳しくお話していきましょう。

ジャケットとは?

「袖(そで)のついた上着ならなんでも『ジャケット』!」

 

もともとジャケットは、農民の作業服として着られていました。

ひざ丈の長さのかぶるタイプの上着で、腰のところをひもで結んで着るスタイルです。

全然ジャケットっぽくないんですが、袖もついてるし上着として着ているのでジャケット。

生まれが一緒なだけでなく、ブレザーもスーツも『袖のついた上着』なので、定義の上でもジャケットカテゴリに入ります。

ただし『ブレザー・スーツ・ジャケット』と、3つ並んだ場合には、一般的にはテーラードジャケット』を指していることが、ほとんどです。

ということで、続いては『テーラードジャケット』のお話をしていきましょう。

テーラードジャケットとは?

作業服時代のジャケットとの違いは、

  • 生地の素材
  • 前開きへのこだわり

この2つです。

 

"テーラー"という言葉は、

紳士服として仕立てた服』

という意味なのです。

 

これまでのジャケットには使われていなかったような、光沢のある生地が使われています。

すっぽりかぶるタイプではなく、ボタンで前をとめるのもテーラードジャケットの特徴のひとつです。

現在のスーツの上着ですね。

まさに、あのような感じのフォーマル感あふれる上着へと進化しました。

 

そして、さらにアレンジが加えられ、

カジュアルに着こなせるテーラードジャケット

が、続々と誕生し始めます。

生地の素材も綿やアクリル、ポリエステルなどに。

テーラードジャケットとしての形は保っているものの、色やシルエットなど

『スーツとして着用したら、絶対に怒られる!』

そのようなカジュアルなものも登場してきます。

 

これまで、

テーラードジャケットといえば?

⇒スーツの上着のことだよ!

だったのが、

テーラードジャケットっていえば?

⇒いろんなタイプがあるよ!

となり、スーツの立ち位置が崩れました。

さらに、そのうち、

テーラードジャケットっていえば?

⇒スーツみたいな形だけどカジュアルシーンでも着られるジャケットのことだよ!

となるのです。

現在では、

スーツ以外のテーラードジャケットが、一般には『ジャケット』

と呼ばれていますね。

ブレザーとは?

ブレザーも進化系テーラードジャケットの仲間です。

 

問題は、

どこがジャケットと違うのか?

ですね。

 

ブレザーは、

もともとユニフォーム

として誕生したんです。

 

元祖ジャケットが『作業服』。

そこからスーツ的な『テーラードジャケット』が誕生し、カジュアルなアレンジを加えられたものが、いわゆる『ジャケット』に。

 

そして、アレンジ版テーラードでありながら、

 

『スポーツチームやクラブのおそろいのユニフォーム』

として作られたのがブレザーとなります。

中学校や高校の制服にも、ブレザーは多いですよね。

 

ブレザーという言葉の由来は、いくつかあります。

ケンブリッジ大学が、ボートレースの際に身に着けていた真っ赤なジャケットが、

「やる気が(というかジャケットの色が)燃えさかってるぜ!炎(ブレーズ)みたいに輝いてんな!」

だったことからのブレザー説(シングル)。

イギリス海軍の水兵さんたちを、少しでもピシッと見せようとした『ブレザー号』の艦長が、

金ボタンつきの紺色のジャケットを制服に採用したこと

からくるブレザー説(ダブル)。

 

どちらの説も制服・ユニフォームが由来です。

(色は、『真っ赤』と『紺』で、真逆に近いですが)

 

その後、イギリスからアメリカに渡ったブレザーは、ここでもユニフォームとして活躍を続けます。

そして、少しずつブレザーに、ファッション性も加わり、

『おしゃれな上着』

的な、現在のブレザーの位置を獲得していくことになるんですね。

 

フォーマル寄りのブレザーなら黒や紺、モスグリーンなどの落ち着いた色が主流。

派手めの柄や、色はカジュアルに着こなしたい人や、元気いっぱいなイメージのあるスポーツチームやクラブのユニフォームとして人気です。

 

代表的な特徴は、自分の所属しているクラブやチームを示す胸元につけた『エンブレム(ワッペン)』。

そして金属製のボタン。

 

なんかかっこいい。

特別感がすごいですよね。

 

ブレザーに、よく使われる生地は、ツイードやフランネル(ネルシャツの生地)、コーデュロイなど。

耐久性や保水性、機能性に優れた素材なのも、ブレザーならではの特徴です。

 

さすが、元ユニフォーム。

現在でも、カジュアルシーンで愛用されています。

 

スーツと『ブレザー・ジャケット』との違いとは?

「スーツは上着の種類を指す言葉ではありません!!」

 

スーツの上着だけを呼ぶなら『テーラードジャケット』、またはふつうに『ジャケット』です。

そしてスーツの足担当(?パンツのこと)だけなら、ただの『スラックス』。

 

「んじゃ、スーツってなんなんすか?」

それは…

「テーラードジャケットとスラックスが、同じ素材でできていてセットとして売ることを目的として作られたものに限り、スーツと呼んで良し!」

 

ピッタリのセットじゃないとスーツじゃないんです。

これはもう絶対。

なにがなんでもです。

 

スーツ売り場には、当然ですが『上下』が、一式になって飾ってありますよね。

そのうちの上下の一方を入れかえた時点で、彼ら(ジャケットとスラックス)には、スーツを名乗る資格がなくなります。

 

たとえ、イタズラでもやってはダメ。

一式にならないと、とてつもない破壊力を持つ、ヘンチクリンな格好になってしまいます。

 

つまり、単体で売られているブレザーやジャケットとは、決定的に違い、スーツの上着の相棒は、たった一人。

同じ目的で作られたスラックスだけなんですよ。

 

スーツはブレザー・ジャケットの代用にはなりません!!!

NO

もう一個『!』をつけたいくらい、本当にこれをやってはダメ。

危険にもほどがあります。

ダサい。

マジでダサくなる。

違和感ボーイのできあがりです。

 

違和感ボーイというネーミングも、そうとうダサいですが、そんなレベルではないダサさ。

相棒のスラックスを泣かさないでください!

この『100%ダサくなる』には、ほかの2つとは違う、

スーツならではの特徴

が関係してくるのです。

スーツの特徴

  • 着丈が2~3センチほど長い
  • ポケットにフタがついている
  • 生地が薄く、光沢がある
  • 上半身にフィットするスリムなシルエット
  • ボタンは留めるのが前提
  • 肩パット入りでカチッとしたスタイルを演出
  • 無駄な飾りなどのおしゃれさをカット
  • ラフさなし
  • フォーマルな場にはスーツでどうぞ!

以上が、ブレザー・ジャケットにはない、スーツの特徴です。

 

ジャケパンの『ジャケ』の代わりに、スーツを合わせたりすると……

次に挙げるようになっちゃいますよ!

着丈の違和感

ブレザーやジャケットの長さは、お尻の半分が隠れる程度。

2~3センチ長いスーツでは、お尻がほぼ隠れます。

 

だから、なんかカッコよくない。

上半身と下半身のバランスが悪いんです。

ポケットにフタ

ブレザーやジャケット(※ 以下、2つ合わせて『ジャケット』とします)のポケットは、外側についているものが多いです。

これなら、さり気なく手を入れることもできますよね。

 

でも、スーツのポケットは、外側ではなく真ん中寄り。

しかもフタつきです。

 

全然さり気なく入れられない……

 

この時点で、もうたぶんスーツを、ジャケットの代わりに着ていることがバレてます。

薄くて光沢のある生地

ここで、上着の違和感が確定します。

主にジャケットに使用されている素材は、

  • 綿
  • アクリル
  • ポリエステル

となります。

ブレザーでは、

  • ツイード
  • フランネル
  • コーデュロイ

一方、スーツには、

ウーステッド

あまり聞きなれない名前かもしれませんが、見慣れたあのスーツの生地の名前がこれ。

 

光沢やツヤが、ほか2つとはまるで違います。

 

ツヤツヤした上着にラフなジーンズ……

しかも、丈も長め。

ポケットにはなぜかフタ……

 

スーツに求められているのは、着心地や機能性より『見た目』です。

ビジネスシーンやフォーマルな場所に着ていっても失礼にならない、ピシッとしたイメージが大事にされているんですね。

 

そんな上着と、ラフなパンツの組み合わせ。

違和感がすごいわけです。

シルエット

スーツの下に着るのは、ワイシャツ。

着るとしても、あとはベストくらいです。

 

というわけで、スーツは

スッキリと上半身にフィットするようなスタイル

に作られています。

 

ジャケットには、下に着用するものの決まりって、ありませんよね。

寒い日には、下にセーターを着てもOK。

 

そのため、スーツに比べ、ゆったりめに作られているのです。

 

スーツと、普通のパンツだと、上着のキチキチ感が……

前ボタンを留める

スーツはピシッ!

ジャケットはラフ!

 

ラフな着こなしがウリのジャケット。

前ボタンを留めずに、さらっとはおるだけで、スタイルがキマるようになっています。

 

もちろんボタンを留めても問題なしです。

 

でもスーツは留めないとダメ。

見事にシルエットが崩れてしまうんです。

 

プライベートで遊びに行くときなど、

上着にだけ妙に気合を入れた人』

のような奇妙な格好になってしまうんですね。

肩パット

一般的に、ジャケットに肩パットは入っていません。

なぜなら、肩パット入りはラフじゃないから。

 

でも、スーツには思いっきり入ってますよね。

なぜなら、それがピシッとしたイメージづくりには必要だから。

 

……スーツはジャケットの代用にならないんです。

無駄な飾りなどのおしゃれさをカット

スーツに無駄な飾りは必要なし!

『おしゃれな上着』の位置にあるジャケットと違い、スーツにファッション性は不要なのです。

ラフさなし

はい。

ないです。

 

それがスーツだから。

フォーマルな場にはスーツでどうぞ!

ビジネスシーンだけでなく、冠婚葬祭とか彼女の両親にあいさつに行くとか。

スーツが活躍するシーンはたくさんあります。

でも、スーツの上着だけが活躍する場面はないんです。

 

スーツは、上下そろってこそ初めてスーツ。

 

大人の男性として、公の場に立つときはぜひスーツで!

カジュアルでありながら、一応それなりの格好が求められる場面では、おしゃれである程度のかっちり感のあるジャケットを選択してくださいね。

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おわりに

遊園地デートだって言ってるのに、めちゃめちゃ気合の入ったスーツでバッチリキメちゃうとか…

得意先への訪問にラフなカジュアルジャケットとか…

スポーツチームで、おそろいのブレザーを作ったのに、一人だけ意地でもジャケットとか…

どういうセンスか、下はチノパンなのに上が結婚式にも行けそうなスーツとか…

 

「全部上着だし、とりあえずなんでもいっか」

これは、本当に危険です!

 

男性の勝負服、ブレザー・ジャケット・スーツ。

この記事で、違いがわかったはずです。

今後は、着ていく場所や状況にあわせて、さっそうと着こなし、大人の男(しかもカッコいい)のグレードを上げまくってくださいね!

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