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墜落と転落の違いと使い分けをわかりやすく解説!不時着はどっち?

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『墜落』と『転落』。

どちらも『落ちる』という漢字が含まれていることから、

高い所から低い所へ落ちる

という意味であることは、ほとんどの人はわかるでしょう。

 

でも、

『墜落』と『転落』の違いを理解して、正しく使い分けできる

という人は、もしかしたら少ないのではないのでしょうか。

れいか
落ちる高さの違い?物の違い?飛行機の場合はどっち?

いつも何気なく使っている言葉も、改めて考えるとわからなくなってしまう事ってよくありますよね。

そこで今回の記事では、

『墜落』と『転落』の違いと使い分け

について、分かりやすく解説していきます!

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『墜落』と『転落』の意味は?

高い所から落ちる『墜落』『転落』

『墜落』の意味

まずは、『墜落』の意味について調べてみましょう。

三省堂の大辞林によると、

『墜落』

  1. 高い所から落ちること。「飛行機が墜落する」
  2. 盛んな状態から急速に衰えた状態になること。「得意の絶頂から墜落する」

『墜』という漢字の意味は、

『墜』⇒落ちる、落とす、なくす、うしなうなど。

『墜』+『落』という組み合わせですから、

「とにかく落ちる!真っ逆さまに落ちる」

あっという間に、急速に落ちていく様を強調したようなイメージですね。

 

2番目の意味で使われている使用例

「得意の絶頂から墜落する」

ですが、こちらは、実際に物や人が落下する訳ではありません。

得意の絶頂から、急激に変化して絶望的な状況になったのだろうと、想像できますね。

その人の状況や生活、心境、人生などについての様子も『墜落』という言葉で伝えています。

『転落』の意味

次に、『転落』の意味を見てみましょう。

こちらも、三省堂の大辞林で調べました。

『転落』

  1. 転がり落ちること。「崖下に転落する」「幕下に転落する」
  2. 落ちぶれること。落魄(らくはく)すること。「転落の道をたどる」

『転』という漢字の意味は、

『転』⇒転がる、転ぶ、どんどん変化する、ひっくり返るなど。

『転』+『落』という組み合わせですから、

「転がって、あちこちぶつかって、落ちていく」

そのような落ち方が、想像できるでしょう。

2番目の意味で使われている使用例の

「転落の道をたどる」

は、その人の状況や生活、心境、人生などについての『転落』です。

様々な出来事や挑戦・失敗などにぶつかり、

どんどん悪い方へ変化していく様子

そのようなイメージが伝わりますね。

 

『墜落』と『転落』の違いを解説!どう使い分ける?

階段で足を踏み外す『転落』

『墜落』と『転落』の違い

『墜落』と『転落』。

どちらも、

高い所から低い所へ落ちる

という意味です。

しかし、状況や落ち方について、微妙な違いがあるようです

日本救急医学会のHPによると、医学用語解説集で『墜落』と『転落』について次のように表記されていました。

身体が完全に宙に浮いた状態で落下することを『墜落』、階段や坂道などに接しながら落ちることを『転落』と呼ぶ。

同じ落ちるでも、落ち方によって怪我の状況も違うのでしょう。

たしかに、階段や坂道などを転がり落ちる『転落』の場合は、

身体中のあちこち傷だらけになりそうです

どこにも触れずに落ちる『墜落』の場合は、落ちる高さにもよりますが、

着地の衝撃が恐ろしいです

 

『墜落』と『転落』では、

同じ落ちるでも、落ち方が違います。

その違いが、

使い方(使い分け)の違いとなります。

『墜落』と『転落』の使い分け

簡単に、『墜落』と『転落 』の違いを確認しましょう。

ポイント

『墜落』⇒どこにも触れず、まっすぐ落ちる。

『転落』⇒階段や坂道など、転がり落ちる。ぶつかりながら落ちる。

『墜落』と『転落』のどちらを使うかは、

どのように落ちるのか?その落ち方や状況で使い分けます。

 

具体的に、使用例をいくつか見てみましょう。

『墜落』の使用例

  • 「ヘリコプターが森に墜落した」
  • 「高所での作業は、墜落事故防止のため安全ベルトを着ける」

『転落』の使用例

  • 「階段で足を踏み外して、下まで転落した」
  • 「バスが崖下に転落し、たくさんの乗客がケガをした」

どちらも、その状況や落ち方などを想像すると、使い分けが簡単にわかるでしょう。

不時着の場合は、どっちを使う?

三省堂の大辞林によると、不時着とは、

飛行機が不時の事故により、目的地以外の場所に降りること。不時着陸。「故障で不時着する」

飛行機は、空高いところを飛ぶ乗り物です。

その飛行機が、故障など何らかの理由で落ちるところを想像してみましょう。

機体をいろいろな所にぶつけて、転がって落ちていく…。

その様な落ち方をする飛行機は、少し想像しにくいですよね。

空からまっすぐ地面へと落ちていく…。

きっとこちらの方が、想像しやすいでしょう。

 

三省堂の大辞林でも、使用例として、

「飛行機が墜落する」

とありました。

『不時着』は『墜落』が正解でしょう。

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まとめ

『墜落』と『転落』の意味(定義)の違いは、

落ち方・状況などの違いです。

ポイント

墜落

上から下へ、宙に浮いた状態で落ちる。

どこにもぶつからずに落ちること。

転落

階段や坂道を、転がり落ちる。

あちこちぶつかりながら落ちること。

二つの言葉の使用例がこちら。

  • 「飛行機が海に墜落した」
  • 「エスカレーターで足を滑らせて転落した」

『墜落』と『転落』の意味が分かっていると、イメージがはっきりと見えてきますね。

それぞれの意味(定義)の違いを理解して、正しく使い分けできるようになりましょう。

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