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個所と箇所に違いをわかりやすく解説!意味も使い分け方もチェック

投稿日:

たろう
この建物の中に危険かしょはいくつありますか?
れいか
この車の故障かしょはどこですか?

ん?かしょ…?個所?箇所?

 

この使い分けきちんとできますか?

日本語には、このように

『同じ意味、読み方なのに、漢字は違う』

という言葉が、たまにありますよね。

わざわざ漢字が違うということは、何か使い分けがあるのでは?

そうなんです!

実は微妙に違いがあるのです。

そんな疑問を解決するために、個所と箇所の意味使い分けについて解説していきましょう。

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個所と箇所の違いは?

同じ意味や同じ読み方なのに、当てる漢字が違う言葉の中にも2種類あります。

使い方によって全体の意味が変わってくる言葉

使う状況や何に対して使われているかで分けられる言葉

です。

今回の個所と箇所は後者ですね。

実は、正確にはこの2つの漢字、どちらも同じ意味なんです!

「厳密にこっち!」ということはありません。

ですが、使う状況や何に対して使うかで、分けられて使われています。

 

両方とも本来の意味としては、

『問題があったり、危険があったり、重要だったりする場所』

を指す言葉として使われます。

つまり、2つの違いとすれば

表記上当てられている漢字が違うだけ

ということなんです。

でも、ある時点で表記が分かれてしまったのです。

ではまず、どんな場合にそれぞれが使われているのか詳しく見てみましょう!

個所の意味は?

個所は、

何らかの物事全体の中の特定の物を指す時

に使われます。

ですから、

たろう
この建物の中に危険かしょはいくつありますか?

の正解は『個所』です。

この場合、建物の中が物事の全体、特定の物が危険個所ですね。

つまり簡単に言うと

全体に対するひとつ

という時に使われます。

そのため、『個人』という場合は気になりません。

ですが、

「何個所ある?4個所!」

となると、複数を指すために違和感が出てくるのです。

箇所の意味は?

箇所は、

限定している場所や物をそのものを指す時

に使われます。

箇所のほうが、一般的に使われ、標準とされている表記ですね。

この箇所を見慣れている人が多いでしょう。

これ、あれ、など物を一つ一つ指す時

に使われます。

ですから、

れいか
この車の故障かしょはどこですか?

の正解はこちらの『箇所』です。

『危険箇所』や『問題箇所』など、特定の部分を指す場合はしっくりきます。

「危険なそこ

「問題があるそこ

という風に指してるからですね。

 

個所と箇所の使い分け方は?

個所と箇所には、それぞれ使い方はありますが絶対ではありません。

背景を知った上で使うなら、どちらを使おうと問題はありません。

ですが、ではなぜ表記が分かれてしまったのでしょうか?

 

それは、昭和29年の出来事です。

『箇』の字を巡って話し合いが持たれました。

昭和21年に内閣告示された、常用漢字表の補正案が出されました。

『箇』の字を削除し、『個』で代用しようというのです。

それが昭和29年だったのです。

その際に、NHK や新聞業界、マスコミ業界は補正案に従い早めに『個所』の使用を決定。

教育業界は、内閣からの正式発表までは『箇所』のまま変更を保留にしました。

結果、マスコミ業界グループは『個所』、教育業界グループは『箇所』に表記に分かれています。

その後、補正案は立ち消えとなり、正式に昭和56年に常用漢字表が決定されました。

結果『箇』は残り、マスコミ、教育各業界も今まで通りに、使い続けることになりました。

ですが、平成22年の常用漢字表の改正に伴い、マスコミ業界の中でもNHKだけが『箇所』に戻すことにしています。

個所は常用漢字表にはない漢字となっているためです。

以上のことをまとめるなら、

公文書:『箇所』

⇒公の常用漢字表に基づいているため

NHKを除くマスコミ業界:『個所』

⇒ 業界内、読者、視聴者に馴染んでいたものをそのまま使用しているため

教育業界:『箇所』

⇒慎重に正式決定を待っている間に立ち消えとなったため

ということです。

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まとめ

使い方に微妙な違いはあるものの、実はどちらを使っても問題はないということですね。

でも、

一つの文章の中に混在させることはNGです!

注意してくださいね。

日本人といえば、やはり漢字が特徴の文化です。

しっかり意味を把握した上で使い分けるなら、大人としてとても魅力的ですよね!

ぜひ使い分けをしてみてください!

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