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訴訟と裁判の違いをわかりやすく解説!意味と定義をチェック!

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ニュースで、度々見聞きする『裁判』や『訴訟』という言葉。

「学校で習ったことはあるけど、あまり身近ではないな、、、」

という人が多いのではないでしょうか?

少し前には、司法制度改革ということで、裁判員制度がはじめられました。

国民が裁判に参加することを促すために設けられた制度です。

それでも、まだまだ司法という概念は、一般人からは『どこか遠い話』のような気がしますよね。

そこで、今回は『裁判』と『訴訟』について、その違いと基本的な知識を学んでいきましょう!!

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訴訟と裁判の違いは何?

裁判

「訴訟と裁判は同じような用語なんじゃないの?」

そう思った、そこのあなた!

だいたい正解です!

どうやら、訴訟と裁判は、

基本的には同じような意味合い

で使われることが多いです。

しかし、厳密に言うと、もちろん違いはあります。

その違いを説明するために、まずは大まかな流れを見ていきましょう。

訴訟・裁判の大まかな流れ

訴訟・裁判の大まかな流れは、次の通りです。

なお、ここでは民事訴訟を例に挙げています。

AさんはBさんにお金を貸したと言っています。

一方、Bさんはとっくに返したと言っています。

この場合、どのように法的な手続きが行われるのでしょうか?

  1. 原告Aさんが「お金返せ!」と訴えを起こす
  2. 裁判所でお互いの言い分を主張する(口頭弁論)
  3. 裁判所が判断を下す

大まかには、この三段階の流れです。

訴訟は全体的、裁判は一部

上の場面において、

訴訟は、1、2、3の一連の流れのこと

を指します。

つまり、

『訴訟とは、法的な手続きの全体的な過程のことを指す言葉』

となるのです。

 

一方で裁判は、狭い意味でとらえると、3のみを指します。

つまり、

『裁判とは、訴訟の中でも裁判官による判決にスポットライトを当てた言葉』

と言えるでしょう。

しかし、言葉の捉え方によっては、裁判も全体の流れのことを指すこともあります。

そのため、訴訟と裁判は、やはり似た概念であると言えるでしょう。

 

訴訟の定義

違いについては解説しましたが、それぞれの言葉の定義はどうなっているのでしょうか?

訴訟は簡単にいうと、

裁判所に訴え出ること

になります。

もっと厳密な言葉でいうと、

『当事者ではない第三者である国家が、その事件について判断する力を独占している法的な手続き』

となります。

つまり、

『その事件や争いごとの決着をつけるのは国の機関である裁判所なのだ!』

ってことですね。

そして、この決着をつける過程を訴訟と言うのです。

 

裁判の定義

では、裁判の定義はどのようなものなのでしょうか?

こちらも訴訟に非常に似ていて、

『裁判所が権利などに関する争いを、法を適用することによって、解決しようとすること』

です。

この定義付けからもわかるように、訴訟と裁判はとても似ている言葉なのです。

 

日本の訴訟・裁判の歴史

ここまで訴訟と裁判という言葉自体の意味について解説してきました。

では、訴訟や裁判は、歴史的にはどのような歩みを経てきたのでしょうか?

古代の日本では熱湯を使った!?

弥生時代あたりに、いわゆる農耕文化が日本に入ってきました。

すると、やはりトラブルが起きます。

「この用水路は俺のものだろ!」

「いやいや、うちが最初に見つけたんだよ!」

といったところでしょうか。

そこで当時は、真偽を決定するために、

『神様の意見』

を聞いていたのです。

具体的には、

『沸騰したお湯に両者が手を突っ込んで、手がひどくやけどした方が負け』

というものです。

なんとも激しい裁判ですね、、、。

戦国時代は地域で法律が違う!?

中世になって平安時代あたりになると、

その地方の領主が裁判官の役割

をして人々の紛争を解決するようになりました。

また、戦国時代には、各地の戦国大名たちが自分の国を守るための独自ルールを定めていました。(分国法)

例えば、今の山梨あたりを治めていた武田信玄

『甲州法度次第(こうしゅうはっとのしだい)』

というルールを作りました。

その中で、

『喧嘩したらどっちもお仕置きするよ(喧嘩両成敗)』

というルールが有名です。

これなら喧嘩する気も失せますよね。

明治憲法で司法が整った

明治憲法が発布されて、それによって裁判制度が大きく発展しました。

大まかには今日の裁判制度に近いです。

しかし、当時の判事は公正とは言えず、理不尽な結果になることも多々あったようです。

今日では日本国憲法によって、国民の基本的人権が保障されるようになりました。

それにより、さまざまな事件・紛争に対して

裁判所が公正な視点から判決を下す

という形が定着しています。

 

訴訟・裁判の種類

次に、訴訟や裁判の種類を見ていきましょう。

大きく、三つに分けることができます。

民事訴訟(裁判)

これは『私人同士の紛争』のときに行われます。

イメージとしては、

民間人vs民間人

といった感じを持つとよいでしょう。

冒頭に挙げたAさんとBさんの例が民事訴訟にあたります。

多くの場合は、財産・金銭をめぐるトラブルが多いですね。

刑事訴訟(裁判)

いわゆる犯罪がおこったときに行われます。

ポイントは、

被告人に罰を与えるか否かを審議する

ということです。

この場合、訴えを起こすのは検察官と呼ばれる人です。

行政訴訟(裁判)

これは、『民間人vs国』です。

行政、つまり国を相手にした紛争を解決するときに行われます。

具体的には、

「国がやったことって法律に違反してるんじゃないの!?」

ということが争われます。

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まとめ

それでは、最後に『訴訟と裁判の違い』についてまとめます。

訴訟

法的な手続きの全体的な過程のことを指す言葉

裁判

訴訟の中で、裁判官による判決にスポットライトを当てた言葉

訴訟と裁判は似た概念

 

一般人だと、普段は、馴染みがない世界である裁判・訴訟。

しかし、法治国家に生きる私たちにとって、法の知識は必要です。

いざ自分が法的な紛争に巻き込まれたらどうすればよいのか。

その対策を知っているのと知らないのとでは雲泥の差があります。

この機会に、ぜひ法律について興味をもってもらえたら、嬉しいです。

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