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影と陰の違いをわかりやすく解説!正しい使い分け方をチェック

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さて問題です。

次の文の(   )には、『影(かげ)』と『陰(かげ)』のどちらの漢字が入るでしょうか?

① ビルの(    )が伸びる。

② ビルの(    )で休む。

はなこ
①は、『ビルの影が伸びる。』だね。
どうしてそう思った?
たろう
はなこ
だって、『影』って、お日様が当たってできるでしょ。
なるほど、『影』は 、お日様の動きによって形が変わるからねえ。
たろう
れいか
それじゃ、②の(   )に入るのは『陰』かしら?
ひろし
僕は『影』でもいいと思う。
れいか
私は『陰』だと思うんだけど……???。

ということで、今回は、

『影』と『陰』の違いをわかりやすく解説し、正しい使い分け方をチェックしていきます。

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『影』と『陰』とは

はじめに、『影』と『陰』をデジタル大辞泉で調べてみました。

『影』

1 日・月・星・灯火などの光。

『月の―』

『木陰にまたたく灯火 (ともしび) の―』

2 光が反射して水や鏡などの表面に映った、物の形や色。

『湖面に雲の―を落とす』

3 目に見える物の姿や形。

『どこへ行ったのか子供たちの―も見えない』

4 物が光を遮って、光源と反対側にできる、そのものの黒い像。

影法師。

投影。

『夕日に二人の―が長く伸びた』

5 心に思い浮かべる、人の顔や姿。

おもかげ。

『かすかに昔日の―を残す』

6 ある現象や状態の存在を印象づける感じ。

不吉な兆候。

『忍び寄る死の―』

『社会に暗い―を落とす事件』

7 心に思い描く実体のないもの。

幻影。

まぼろし。

『そのころの幸福は現在の幸福ではなくて、未来の幸福の―を楽しむ幸福で』(二葉亭・浮雲)

8 つきまとって離れないもの。

『寄るべなみ身をこそ遠く隔てつれ心は君が―となりにき』(古今・恋三)

9 やせ細った姿のこと。

『恋すれば我身は―となりにけりさりとて人に添はぬものゆゑ』(古今・恋一)

10 死者の霊魂。

『亡き―やいかが見るらむよそへつつ眺むる月も雲隠れぬる』(源・須磨)

11 よく似せて作ったもの。

模造品。

『誠の小水竜は、蔵に納め―を作りて持ったる故』(浄・五枚羽子板)

12 江戸時代、上方の遊里で揚げ代2匁の下級女郎。

と、なんと12もの意味が記されてありましたが、

『ビルの影』は、

『4 物が光を遮って、光源と反対側にできる、そのものの黒い像。』

にあたりますね。

『陰』

1 物に遮られて、日光や風雨の当たらない所。

『木の―で休む』

2 物の後ろや裏など、遮られて見えない所。

裏側。

『戸の―に隠れる』

『月が雲の―にかくれる』

3 その人のいない所。

目の届かない所。

『―で悪口を言う』

『―で支える』

4 物事の表面にあらわれない部分。

裏面。

背後。

『事件の―に女あり』

『―の取引をする』

5 (翳)表にはっきり現れない、人の性質や雰囲気の陰気な感じ。

『どことなく―のある人』

6 他の助け。

庇護(ひご) 。

恩恵。

現代では、ふつう「おかげ」の形で用いる。

『元はといえばかの西内氏のお―である』(蘆花・思出の記)

7 正式なものに対する略式。

『―の祭り』

と、これも多くの意味を持ちます。

ただ、『ビルの陰』は、

『1 物に遮られて、日光や風雨の当たらない所。』

にあたります。

 

ここまでを整理すると、

ビルの『影』

『物が光を遮って、光源と反対側にできる、そのものの黒い像』

ビルの『陰』

『物に遮られて、日光や風雨の当たらない所』

です。

では、『影』と『陰』にはどのような違いがあるのでしょうか?

『影』と『陰』の違い

『影』と『陰』の違いを分かりやすく言うと、

『影』は『光が物にをさえぎられて出来る黒い形』で、『陰』は『物にさえぎられて、光が当たらない場所』です。

『影』は、光がさえぎられて出来る『形』、『陰』は、光がさえぎられている『場所』と覚えておきましょう。

『影』の意味

『影』は、『光が物にをさえぎられて出来る黒い形』を表しますが、その他にも、

『日・月・星・灯火などの光』『光が反射して水や鏡などの表面に映った、物の形や色』

を表します。

さらに、『人の顔・姿・形』を表すなど、その使い方は実に多様です。

『陰』の意味

『陰』は、『物にさえぎられて、光が当たらない場所』を示しています。

しかし、その他の意味には、

  • 人目につかない場所
  • 人に知られないように密かに行うこと

を表現したりします。

 

『影』と『陰』の使い分け

それでは、『影』と『陰』の使い分けを例文でチェックしていきましょう。

『影』の例文

月の

木陰にまたたく灯火 (ともしび) の

湖面に雲のを落とす

どこへ行ったのか子供たちのも見えない

夕日に二人のが長く伸びた

かすかに昔日のを残す

忍び寄る死の

社会に暗いを落とす事件

『陰』の例文

木ので休む

戸のに隠れる

月が雲のにかくれる

で悪口を言う

で支える

事件のに女あり

の取引をする

どことなくのある人

元はといえばかの西内氏のおである

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まとめ

今回のポイントをまとめると、

『影』とは

『光が物にをさえぎられて出来る黒い形』

光がさえぎられて出来る『形』と覚えておきましょう。

『陰』とは

『物にさえぎられて、光が当たらない場所』

光がさえぎられている『場所』と覚えておきましょう。

 

さて、最後に問題にもどりましょう。

① ビルの(    )が伸びる。

② ビルの(    )で休む。

れいか
①は、『光が物にをさえぎられて出来る黒い形』だから、『ビルの影が伸びる。』で間違いないわ。
ひろし
②は、『物にさえぎられて、光が当たらない場所』だから、『ビルの陰で休む。』でいいよね。

はい、皆さん正解です。

説明もしっかり出来て、すばらしい!!

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