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予言と預言の違いをわかりやすく解説!正しい使い分け方とは?

たろう
皆さんは

『ノストラダムスの大よげん』

というベストセラー本を知ってますか?

ああ、1999年7の月に人類が滅亡するっていう本ですね。
ひろし
たろう
よく知ってますね!

それでは、その『よげん』は漢字でどう書きますか?

はい。

辞書で調べたら

『予言』と『預言』

の二つがありました。

はなこ
たろう
そうなんです!

それではさっそく、

『ノストラダムスの大よげん』の『よげん』はどちらの漢字なのか

調べてみましょう。

 

参考

ミシェル・ノストラダムス(Michel Nostradamus、1503年12月14日~ 1566年7月2日)は、ルネサンス期フランスの医師、占星術師、詩人。

また料理研究の著作も著している。

(Wikipediaより)

 

というわけで、今回は、

『予言』と『預言』の違いをわかりやすく解説し、正しい使い分け方をチェックしていきます。

まずはじめに、デジタル大辞泉で『予言』と『預言』の意味を調べてみました。

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『予言』と『預言』の意味

『予言』

未来の物事を予測して言うこと。

その言葉。

『大災害を予言する』

『預言』

キリスト教で、神託を聴いたと自覚する者が語る神の意志の解釈と予告。

また、それを語ること。

『予言』は『予測して言うこと』、『預言』は『キリスト教』で使う言葉であることが分かります。

 

続いて、『予言』の『予』と『預言』の『預』も調べてみました。

『予言』の『予』

『予』の訓読み『予め(あらかじめ)』

物事の始まる前に、ある事をしておくさま。

前もって。

『預言』の『預』

『預ける(あずける)』

『預かる(あずかる)』

  1. あずける。
  2. あらかじめ。

ということが分かりました。

 

さらに『百科事典マイペディア』と『日本大百科全書(ニッポニカ)』の解説を一部引用します。

『百科事典マイペディア』

『予言』

英語ではprophecy。

超人的能力により未来を予知したり、神や死者の霊などがある人間にのりうつり、周囲の人々に神意を伝える行為。

シャマニズムにおける託宣などがこれにあたる。

聖書的宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)では『神の言葉を預かる』との意を強調して『預言』の語が用いられる。

『預言』は、キリスト教だけでなく、ユダヤ教やイスラム教でも使うことが分かりました。

『日本大百科全書(ニッポニカ)』

『予言』が、ただ未来のことをまえもって語るだけであるのに対して、宗教的な『預言』では、きたるべき世界の内容とその意味、それを前にして人々のとるべき態度、行動を指し示すことをいう。

※中略

いずれにせよ、『預言』は、単なる『予言』や予兆などとは異なり、倫理性をともなったある特定の新しい宗教的世界を提示することによって、既成の世界に対し、緊張的な作用をすることが多い。

以上のことから、『予言』と『預言』の違いが浮かび上がってきます。

 

『予言』と『預言』の違い

『予言』とは

『予言』の訓読みは、

『予め(あらかじめ)言う』

で、意味は、

『未来の物事を予測して言うこと 』

です。

『予言』には、超人的能力により未来を予知したり、神や死者の霊などが人間に乗り移ったりするオカルト的な分野だけではありません。

科学的データに基づいた予測なども含まれます。

『預言』とは

『預言』は、

『宗教的な言葉』

です。

『預』には

『預かる(あずかる)』

と読みます。

これは

『神から言葉を預かって、それを伝える』

という意味です。

 

よく『神のお告げ』などと使われています。

『預言』を伝える人を『預言者』と言い、モーゼやイエス・キリストなどが挙げられます。

ノストラダムスは、『予言者』であって『預言者』ではないと言われています。

「ノストラダムスは、未知の大災害を予測した」

ということです。

 

『予言』と『預言』の使い分け

それでは、『予言』と『預言』の正しい使い分けを例文でチェックしていきましょう。

『予言』の例文

大災害を予言する。

お前を最初に見出し、お前の将来を予言したのは……。ジャン・クリストフ/ロマン・ロラン(著)

予言は、よき未来の暗示であり、いましめの謎である。神州天馬侠 /吉川英治(著)

このおばあさんは、これまでいろいろなことについて予言をしました。赤い姫と黒い皇子/小川未明(著)

けれども医者の予言はなかなか実現されなかった。家なき子/エクトール・アンリ・マロ(著)

「ああ来たよ。つまりお前の予言があたった訳になるんだ」明暗/夏目漱石(著)

『預言』の例文

……この工兵士官に預言者イザヤの精神がありました。デンマルク国の話/内村鑑三

……バプテスマのヨハネ、或人はエリヤ、或人は預言者の一人……。誰/太宰治

……禍害なるかな、偽善なる学者、汝らは預言者の墓をたて、義人の碑を飾りて言ふ、「我らもし先祖の時にありしならば、預言者の血を流すことに与せざりしものを」と。如是我聞/太宰治

「飛んだ預言者に捕まって、大迷惑だ」「移るのもいいかも知れんよ」「馬鹿あ言ってら、この間越したばかりだね。琴のそら音/夏目漱石

ポイント

『預言』は宗教的な言葉として使う。

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まとめ

今回のポイントをまとめると、

『予言』とは

『未来の物事を予測して言うこと 』

オカルト的な分野だけでなく、科学的データに基づいた予測なども入ります。

『預言』とは

『神から言葉を預かって、それを伝えること』

宗教的な言葉です。

というわけで、『ノストラダムスの大よげん』の『よげん』は、『予言』になります。

『予言』と『預言』の違い、理解してもらえましたか?

間違いやすい同音異義語です。

しかし、漢字の意味を考えると違いがはっきりします。

宗教にも関係している言葉なので、正しく使い分けしましょう。

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