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花と華の違いをわかりやすく解説!意味や使い分け方をチェック!

投稿日:

たろう
はなこさんの名前は漢字でどう書くんですか?
はい、『華子』と書きます。
はなこ
たろう
そうですか。華やかな名前ですね。
ありがとうございます。
はなこ
たろう
ところで、『花子』と書く人もいますが、『花』と『華』はどう違うんでしょうかね?

 

ということで、今回は、

『花』と『華』の違いをわかりやすく解説し、意味や使い分け方をチェック

していきます。

 

はじめに、大辞林第三版で『花』と『華』の意味を調べて、まとめてみました。

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『花』と『華』の意味

『花』の意味

『花』を訓読み(はな)で調べると

① 種子植物の生殖器官。

一定の時期に枝や茎の先端などに形成され、受精して実を結ぶ機能を有するもの。

『花が咲く』

『花が散る』

② 特に指定した花をさす。

㋐ 桜の花

『花に浮かれる』

『願はくは花のしたにて春死なむ/山家 春』

㋑ 梅の花

『春や疾(と)き花や遅きと聞き分かむ鶯だにも鳴かずもあるかな/古今 春上』

③ 神仏に供える花や枝葉。

『手向け花』

④ 生け花。

花道(かどう)。

また、生け花にする材料。

『お花の稽古』

『花を生ける』

⑤ (特に桜を対象として)

㋐ 花が咲くこと。

『花便り』

『向つ峰(お)の若桂の木下枝(しずえ)取り花待つい間に嘆きつるかも/万葉集』

㋑ 古くは、花を見て賞すること。

花見。

『尋ね来て花にくらせる木の間より待つとしもなき山の端の月/新古今 春上』

⑥ 草木に咲く花を総称していう。

❷ 色や形から、花になぞらえていう。

① 雪・霜・白波・月光・灯火などを花に見たてていう語。

『雪の花』

『波の花』

『硫黄(いおう)の花』

② 麴黴(こうじかび)。

麴花。

また、麴のこと。

❸ 花にちなんだ事物。

① 造花。

飾り花。

② 青白色。

また、藍(あい)染めの淡い藍色。

縹(はなだ)色。

はないろ。

『御直衣の裏の花なりければ/大鏡 伊尹』

『花』を音読み(か)で調べると

① はな。

草木のはな。

『花壇・花弁・供花・生花・造花』

②(はなのように)はなやかで美しい。

『花筵(かえん)・花燭(かしよく)・名花』

③ いろざと。

『花街・花郭』

『華』の意味

『華』を訓読み(はな)で調べると

① 花。

『華道・国華・華鬘・香華・散華・蓮華・優曇華』

はなやか。

はでやか。

『華飾・華燭・華美・華麗・栄華・豪華・精華』

③ 白い粉。

『亜鉛華』

④ 中国の自称。

『華夏・中華』

『華』を音読み(か)で調べると

はなやか。

はでやか。

虚飾。

『其楼閣を華にして、其酒肴を美にせず/横浜新誌 景一』

『花』も『華』も実に多くの意味を持っていますが、訓読みで調べてみたら、

『花』は『草木のはな』

『華』は『はなやか』

と明確な記載がありました。

 

それでは、更に『花』と『華』の違いを深めていきましょう。

 

『花』と『華』の違い

『花』とは

『花』には実に多くの意味がありますが、ほとんどが、種子植物が成長して咲かせる花や咲く花に関連したものです。

草木に咲く花を総称して『花』と言っていますが、それらを代表して桜の花のことを『花』と言うことがあります。

『花に浮かれる』の『花』は桜のことです。

また、色や形が似ていることから、花になぞらえて、『雪の花』『波の花』などと表現することもあります。

これらは、主としてその白さを花に見立てています。

『花』とは、

植物が成長して咲かせる『はな』のことです。

『華』とは

『華』は美しいもの、煌びやかもののたとえとして使われます。

『華』には、『華飾』『華燭(かしょく)』『華美』『華麗』『栄華(えいが)』『豪華』『精華』など、『華』が意味する『はなやか』『はでやか』であることを表す言葉が多くあります。

これは、『華』に花のように『美しいもの』『煌びやかもの』というたとえが含まれているからです。

ですから、『はなやか』は、『華やか』と書き、『華々しい』とも表現するのです。

この『華やか』『華々しさ』を備えた人のことを『華がある』とたたえたりします。

『華』とは、

華やかな様子、煌びやかな様子などを表現しています。

 

『花』と『華』の使い分け方

『花』と『華』を使った故事・成句・例文で使い分け方をチェックしましょう。

『花』を使った故事・成句・例文

  • 花と散る。
  • 花に嵐。
  • 花は折し渡し梢は高し。
  • 花は桜木、人は武士。
  • 花は根に鳥は古巣に。
  • 花も恥じらう。
  • 花より団子。
  • 花を折る。
  • 花を咲かせる。
  • 花を添える。
  • 花を散らす。
  • 花を持たせる。
  • 花信しきりに至るの候となりました。
  • 花便りもにぎわしいこの頃ですが……。
  • 彼は花に都パリに住んでいます。

どれも植物の『はな』の美しさを表現しています。

植物の『はな』を表現したいときには『華』ではなく『花』を使います。

『華』を使った故事・成句・例文

  • 華を去り実に就く。
  • 其楼閣を華にして、其酒肴を美にせず。
  • 花屋で売っている華やかな花を描くには実力が要る。
  • もう一年か二年で頭角を現わした華やかな人たちばかりであった。
  • 華やかな気球はみるみる虚空にグングン舞いのぼり……。
  • 中でも染物は目が醒めるほど華やかであります。

『華』は、派手で美しい様子を表すときに使います。

植物の『花』の意味を持つことはあまりなく、形容詞的に使います。

『華』という漢字は『花』よりも先に存在し、植物の『はな』を表していましたが、『花』という漢字ができてからは、『華やか』という意味で使うようになりました。

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まとめ

『花』と『華』の違いをわかりやすく解説し、意味や使い分け方をチェックしていきました。

今回のポイントをまとめると

『花』とは、植物が成長して咲かせる『はな』のことです。

『華』とは、華やかな様子、煌びやかな様子などを表現したものです。

『花』と『華』は、同音で同じ意味を持った言葉ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。

『花』と『華』を使った故事・成語に触れて、より豊かな言語感覚を磨きましょう。

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