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曼珠沙華と彼岸花の違いをわかりやすく解説!由来や語源をチェック

投稿日:

たろう
『彼岸花』のことを『曼殊沙華』ともいうことを知ってますか?
もちろん知ってます。
はなこ
たろう
それでは、どうして『曼殊沙華』というか知ってますか?
それは、確か、仏教の言葉で……???
はなこ
たろう
おっ、いい線いってますよ。

ということで、今回は、

『曼珠沙華』と『彼岸花』の違いをわかりやすく解説し、その由来や語源をチェック

していきます。

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『彼岸花』と『曼珠沙華』の意味

はじめに、大辞林第三版で『彼岸花』と『曼珠沙華』の意味を調べてみました。

『彼岸花』の意味

ヒガンバナ科の多年草。

田の縁ふちや川岸に群生。

秋の彼岸の頃、高さ約30~50センチメートルの花茎の頂に赤色の花を10個内外つける。

花被片は六個で強くそり返り、雄しべは長く目立つ。

花後、線状の葉が出、翌春枯れる。

有毒植物だが鱗茎(りんけい)は民間薬として肩こり・むくみに用いる。

曼珠沙華(まんじゅしゃげ・まんじゅさげ)。

死人(しびと)花。

捨て子花。

葉見ず花見ず。

[季] 秋。

『曼珠沙華』の意味

『まんじゅしゃげ』

『まんじゅさげ』ともいう。

① 〘仏〙 〔梵 mañjūsaka〕

天上に咲く花。

白くて柔らかく、見る者に悪を離れさせるはたらきがあるという。

② ヒガンバナの別名。

[季] 秋。

上記のことから、

  • 『曼殊沙華』と 『彼岸花』は同じ花であること
  • 『曼殊沙華』は仏教の言葉からきていること

が分かりました。

『彼岸花』と『曼殊沙華』について、もう少し深めてみましょう。

 

『彼岸花』と『曼珠沙華』の由来や語源

『彼岸花』の由来や語源

『彼岸花』とは、

ヒガンバナ科の花

で、毎年花が咲く多年草です。

田んぼのあぜ道や川岸に群生して咲きます。

秋彼岸ころ、赤色の花を咲かせます。

 

『曼珠沙華(まんじゅしゃげ・まんじゅさげ)』

『死人花(しびとばな)』

『捨て子花』

『地獄花(じごくばな)』

『天蓋花(てんがいばな)』

『幽霊花(ゆうれいばな)』

をはじめ、千語以上の別名があります。

『死人花(しびとばな)』と呼ばれるのは、墓地に咲くことが多いからです。

秋彼岸の頃に華を咲かせる

ということで、この名前がつきました。

 

中国から来た花だと言われていますが、いつの時代のことかは分かっていません。

『彼岸花』と呼ばれるようになったのは、江戸時代に入ってからです。

『曼珠沙華』の由来や語源

『曼珠沙華』は

『彼岸花』の別名

です。

 

サンスクリット語の

マンジュサカ(manjusaka)

の音を、そのまま漢字に写したものです。

 

『曼珠沙華』は、天上に咲く小さな赤い花のことで、そこから、

『天蓋花(てんがいばな)』

ともいわれました。

これは、

『おめでたい事が起こる前兆として、天上から赤い花が降ってくる』

という経典からきています。

 

四華(しけ)の一つといわれています。

『四華』は、四種類のの蓮華花のことで、

  • 曼陀羅華
  • 摩訶曼陀羅華
  • 曼珠沙華
  • 摩訶曼陀羅華

のことです。

 

『彼岸花』の別名について

『彼岸花』には、千語以上の別名がありますが、その名前の一部を紹介しましょう。

秋彼岸の頃に咲き、墓地に多く見られることから付いた名前

  • 死人花(しびとばな)
  • 幽霊花(ゆうれいばな)
  • 地獄花(じごくばな)

毒が含まれていることから付いた名前

  • 毒花(どくばな)
  • 痺れ花(しびればな)

花の形や見た目から付いた名前

  • 天蓋花(てんがいばな)
  • 狐の松明(きつねのたいまつ)
  • 狐のかんざし
  • 剃刀花(かみそりばな)

珍しい名前

葉見ず花見ず(はみずはなみず)

『彼岸花』は、高さ約30~50センチメートルの花茎の頂に、赤色の花を咲かせますが、葉は全くありません。

『彼岸花』は、花が終わってから葉が出てくるのです。

花が咲いているときは葉がなくて、葉があるときに花が咲いていない。

そういう『彼岸花』の特徴を

『葉見ず花見ず』

と表現したのです。

 

韓国では、

『想思花』『相思華』『相思花』『相思草』……

という名前が付いているそうです。

いずれも、『想いを思う花』という意味です。

『葉見ず花見ず』の『彼岸花』は、花と葉が一緒にあることはありません。

一緒にいることはないけれども、葉は光合成を行い、球根に栄養を送り、秋に花を咲かせます。

そして、花が枯れることによって、地中の球根にある葉が伸びてくるのです。

このことから。

『花は葉を想い、葉は花を想う』

という意味があることが分かります。

 

『彼岸花』の毒について

『彼岸花』は有毒植物です。

球根の中に、

リコリン

という有毒成分が入っています。

一つの球根には、15mgのリコリンが入っていて、

ネズミ1500匹分を退治する量

が含まれています。

 

『彼岸花』が、田んぼのあぜ道に植えられているのは、

ネズミ除けになるから

なのです。

また、『彼岸花』が堤防に群生して咲いているのも、

モグラの害から堤防を守るため

なのです。

『彼岸花』がお墓に多いのも、花の毒で死者を動物から守るためと言われています。

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まとめ

『曼珠沙華』と『彼岸花』の違いをわかりやすく解説し、その由来や語源をチェックしてきました。

今回のポイントをまとめると、

  • 『曼珠沙華』は『彼岸花』の別名。
  • 『曼珠沙華』はサンスクリット語のマンジュサカ(manjusaka)の音を、そのまま漢字に写したもの。
  • 『彼岸花』には、千語以上の別名がある。

 

『彼岸花』は多くの別名を持ち、その背景には、興味深い背景があることが分かりました。

花に秘められた多くのエピソードを知るにつけて、『彼岸花』の見方も変わってくることでしょう。

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