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L3スイッチとルータの違いをわかりやすく解説!意味や役割をチェック

ネットワークに関する言葉には、難しくてややこしいものがたくさんありますね。

 

はなこ
この間、『L3スイッチ』について説明があったんだけど、よく分からなかったわ。
ああ、『ルータ』のことだね。
たろう
はなこ
『ルータ』と『L3スイッチ』は同じものということ?
よくわからないけど、目的は同じようだね。
たろう
はなこ
じゃあ、いったい何が違うんだろう?

 

ということで、今回は『L3スイッチ』と『ルータ』の違いについて解説します。

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『L3スイッチ』と『ルータ』の意味とその違い

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まずは、先に『ルータ』から意味を調べてみましょう。

『ルータ』とは?

コンピュータをつなぐネットワークにおいて、データを2つ以上の異なるネットワーク間に中継する通信機器

のことです。

インターネットの世界では、様々なネットワークが存在しています。

例えば、会社や学校、一般家庭などでもネットワークが構築されています。

ネットワークにつながれたパソコンやサーバには、目印となる番号が必ず割り当てられています。

それを『IPアドレス』といいます。

例えば、パソコンから世界のどこかにあるWebサーバにアクセスしたい時は、この『IPアドレス』を頼りにしています。

 

しかし、その間にはいくつものネットワークが張りめぐらされているので、一つずつたどりながら目的のサーバへとつなぐ必要があります。

目的のサーバへのルートを判断するために使われるのが『ルータ』です。

つまり、『ルータ』がなければ、ブラウザでいろいろなページやコンテンツを見たり、ゲームでネットワーク対戦することはできないわけです。

 

『L3スイッチ』とは?

イーサネットTCP/IPに特化した『ルータ』の機能を持つ『L2スイッチ』

のことです。

これだけでは、何のことだか、よくわかりませんよね。

 

『イーサネット』とは、簡単に言えば

『会社の事務所や家庭などでLANケーブルを使って構築されたネットワーク』

のことです。

『イーサネット』と、同じ通信の規格には、無線LANでおなじみの『802.11a/b/g/n』などがあります。

『TCP/IP』とは、IPアドレスを利用したネットワークの規格のことで、これもLANの構築ではおなじみのものです。

『ルータ』は、イーサネットTCP/IP以外のネットワーク規格、例えば電話線や光ファイバを使ったネットワークに対しても中継できる機器を表します。

しかし、

『L3スイッチ』はイーサネットTCP/IPのみに対応している

ということになります。

 

もう一つ、『L2スイッチ』という言葉があります。

これは『スイッチングハブ』とも呼ばれ、

ネットワークにおいて中心に位置する集線装置

のことを表します。

パソコンやサーバなどのコンピュータは、『スイッチングハブ』を中心に接続され、その通信は『スイッチングハブ』を通って各端末へと送られるわけです。

 

はなこ
うーん、『L3スイッチ』は『ルータ』でもあるということ?
イーサネットTCP/IPだけにしか利用できない『ルータ』だということだよね。

機能的には縮小しているということかな?

たろう
はなこ
『L2スイッチ』の仲間でもあるということよね。

両方のいいとこ取りをしたということなのかな?

 

L2やL3という言葉が登場しますが、これはネットワークの階層を表しています。

ネットワークには、その機能によっていくつかの階層に分けられています。

これを『OSI参照モデル』といいます。

OSI参照モデル

アプリケーション層 HTTP, SMB
プレゼンテーション層 SMTP, FTP, Telnet
セッション層 TLS, NetBIOS
トランスポート層 TCP, UDP
ネットワーク層 IP, ICMP, ARP
データリンク層 イーサネット, 802.11a/b/g/n
物理層 RS-232, 10BASE-T, 100BASE-TX, 電話線, 光ケーブル

L2とは『データリンク層』のことで、簡単に言えばイーサネットの信号を振り分ける目的を持った機器が『L2スイッチ』ということになります。

イーサネットでは、MACアドレスという、ネットワーク機器それぞれが持つ固有の記号を使って信号の送信先を判断します。

なので、『L2スイッチ』はMACアドレスを利用して信号を振り分けているということになりますね。

L3は『ネットワーク層』のことで、IPアドレスを利用した信号までを扱うために『L3スイッチ』という名前が付けられたわけです。

 

『L3スイッチ』は、『L2スイッチ』の一種なので、たくさんのコンピュータをつなげられるように、LANケーブルの差し込み口が非常に多いという特徴があります。

また、一般的には、『ルータ』の機能がハードウェアにより構築されているため、

ソフトウェアにより構築されている『ルータ』に比べて、処理が速い

という特徴もあります。

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まとめ

今回のポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『ルーター』は、相手先サーバへのルートを判断するために使われる機器である。
  • 『L2スイッチ』は、ネットワークにおいて中心に位置する集線装置のことであり、それに『ルータ』の機能を付けたのが『L3スイッチ』である。
  • 『ルーター』は、様々なネットワークの中継を行うことができるのに対し、『L3スイッチ』はイーサネットTCP/IPのみが対象となる。

インターネット回線を利用するためには様々な機器が必要になります。

ADSLや光通信など、利用しているサービスによっても使う機器は変わるので、一度調べてみるとネットワークにも詳しくなれるでしょう。

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