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日本のお城の国宝と重要文化財の違いをわかりやすく解説!

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日本には、独特の建築物である、

『お城』

が、各地に存在しています。

 

その歴史は古く、

『古代から幕末』

まで続いており、今でも現存するお城を見ることが出来ます。

そして、日本各地に現存しているお城の中でも、

『国宝や重要文化財』

に指定されているものがあり、今でも改築され、大切に保存されているのです。

 

ですが、ここで疑問に思うことして、

「国宝と重要文化財は、何が違うのか」

というものがあります。

この2つの違いは、なかなかすぐには説明できないことが多いです。

 

そこで、今回は、

『日本のお城に関する、国宝と重要文化財の違い』

について解説します。

違いが気になっていた人は、参考にしてみてください。

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国宝と重要文化財の違いとは?

国宝と重要文化財の2つは、

『ニュースなどで、度々聞く言葉』

となっています。

 

これらを聞けば、

「重要なものであることは分かる」

と思いますが、その違いは、あまり説明されることがないのです。

ですが、この2つには、

『明確な線引き』

がされています。

国宝とは『重要文化財のさらに上』

まずは、国宝について解説します。

その名の通り、

『国を代表するようなもの』

を指しているのですが、以前には、あまり使われていなかった言葉でもあります。

 

そもそも、文化財の保護と保存に関しては、

『文化財保護法』

が、根拠となっています。

この法律は、

  • 有形文化財
  • 無形文化財
  • 民族文化財
  • 記念物
  • 埋蔵文化財
  • 文化的景観
  • 伝統的建造物群
  • 文化財の保存技術

に分かれており、それぞれで重要文化財が指定されています。

 

今回、紹介する国宝は、この中でも、

『有形文化財』

にあたるものです。

しかし以前は、重要文化財という名称しかありませんでした。

ですが、法律の改正が行われ、

『重要文化財の中から、特に価値の高い文化財』

が、国宝指定されることになったのです。

 

その為、日本に数ある文化財の中でも、

『最高クラスのものしか選ばれない』

ため、選ばれるのは、とても名誉なことだと言えます。

重要文化財は『国の指定と申請によって決まる』

次に、重要文化財について解説します。

重要文化財は、簡単に言うと、

『国の指定と申請』

によって決まります。

 

先程、国宝でも解説したように、

『有形文化財』

から選ばれることになっています。

また、国からの指定の他、

『各管理者の申請』

によっても、重要文化財に指定されることがあるのです。

 

重要文化財に指定されると、

『保存にかかる維持費等の援助』

が受けられるため、残したいものがあれば、なおさら申請する人が多くなっています。

 

そして、この中から、

『さらに価値が高いとされるもの』

が、国宝になるのです。

ですが、これも先程解説したように、

『以前は、重要文化財という区切りしかなかった』

ため、全てが国宝のような扱いをされていました。

 

とは言っても、国宝という枠が出来てからは、

『見た目上は、国宝より下のもの』

という認識をされることが多くなりました。

これは、形式上仕方ありませんが、

『重要文化財としての価値が下がったわけではない』

ため、貴重なものであることに変わりはありません。

国宝と重要文化財は、同等レベルの価値があると言って良い

国宝と重要文化財の違いについて解説しました。

ここまでの内容を見ると、

「国宝の方が、重要文化財より上だ」

という印象を持つことでしょう。

 

ですが、国宝指定に関する規定は、

『専門家からの意見』

を受けて、文部科学大臣が決定しています。

その為、調査の方法次第では、

『重要文化財でも、国宝になりうるもの』

が存在する可能性もあるのです。

 

つまり、現在、重要文化財までの指定で止まっているものも、

『時代の流れや調査方法の進歩』

によっては、国宝に格上げされる可能性があるということです。

 

その為、今後、重要文化財を見るときは、

「国宝じゃないなら、見る価値はないかな」

と考えるのではなく、等しく価値があるという目線で見ておきましょう。

 

お城の国宝と重要文化財とは?

城

国宝と重要文化財の違いを解説したところで、日本では外すことの出来ない、

『お城の国宝と重要文化財』

について解説します。

 

お城は、本来の用途以外に、

『芸術品』

と呼ばれるくらい、見事な造形をしているものが多くあります。

その中でも、

『国宝や重要文化財に指定されているお城』

は、人生の内、1度は見ておいた方が良いでしょう。

国宝指定されたお城

現在、日本における国宝指定のお城は、

『5城』

あります。

 

それぞれ挙げていくと、

兵庫県=姫路城

滋賀県=彦根城

愛知県=犬山城

長野県=松本城

島根県=松江城

となります。

 

なぜ、この5城が国宝指定されているのかと言えば、決め手は、

『歴史的立証がなされた現存天守があるから』

とされています。

 

お城が、国宝又は重要文化財に指定される核となる基準は、

『天守閣が残っているかどうか』

となります。

その為、国宝指定された以外のお城でも、

『当時の天守閣が残っている』

なら、重要文化財に指定されています。

 

そして、その中でも、

『歴史的立証が確実に出来ている天守閣』

が、国宝指定され、現在も残っているというわけなのです。

重要文化財に指定されるお城

国宝に指定されるお城は、

『天守閣とその歴史がはっきりと分かる』

ものばかりでした。

 

ですが、そもそも、

『現在まで、天守閣が現存しているお城』

自体、かなり希少価値の高いものなのです。

その為、歴史的立証がなくても、

『重要文化財に指定されるだけで、かなりの名誉』

であることを、よく覚えておきましょう。

 

お城で、重要文化財に指定されているものを挙げると、

青森県=弘前城

福井県=丸岡城

岡山県=備中松山城

香川県=丸亀城

愛媛県=松山城

愛媛県=宇和島城

高知県=高知城

があります。

どれも、天守閣が残っている貴重なお城ばかりであり、

『1度は見ておいた方が良い』

と言えるでしょう。

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まとめ

今回のまとめとしては、

『国宝と重要文化財の違いは、現時点の価値で決まっているに過ぎない』

ということが言えます。

 

先程も解説したように、元々、

『国宝も含めた全てが、重要文化財だった』

ため、実質的な価値の違いは、後付けされたものです。

そして、たとえ国宝に指定されなかったとしても、

『重要文化財の価値が高い事実に、何ら変わりはない』

のです。

 

その為、国宝と重要文化財を見比べて、

「国宝の方が価値はあるな」

というふうに決めつけず、どちらも価値のあるものと考える方が賢明でしょう。

特に、日本に現存するお城は、

『技術の粋が込められているものばかり』

であるため、国宝・重要文化財ともに、1度は見に行ってみてください。

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