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IP-VPNとインターネットVPNの仕組みと違いをわかりやすく解説!

『VPN』という言葉を知っていますか?

 

はなこ
『VPN』なんて言葉、聞いたことないわ。
僕の会社では利用しているよ。

『インターネットVPN』を使っているみたいだね。

たろう
はなこ
ふーん、何のために?
よく知らないけど、他から情報を盗まれないようにするためだとか言ってたな。

『IP-VPN』というのもあるらしいけど、どちらにすればいいか悩んでいたよ。

たろう
はなこ
難しい言葉ね。

そもそもなにが違うの?

 

今回は、『IP-VPN』と『インターネットVPN』について、違いを解説します。

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『VPN』の仕組み

VPN

VPN

そもそも、『VPN』とは何でしょうか?

『VPN』とは?

インターネットにまたがって、プライベート・ネットワークを拡張する技術、およびそのネットワーク

のことです。

これだけではよくわかりませんね。

例えば、会社内にネットワークを構築したとします。

たいていは、会社内のデータは他から見られては困るので、外からはアクセスができないように設定がされていることが普通です。

 

では、会社が離れている場所、例えば東京と大阪にあるとしましょう。

東京のオフィスにあるコンピュータから、大阪のオフィスにあるコンピュータにアクセスしたい場合、その間の外部にある複数のネットワークに信号が流れることになります。

せっかく、外からはアクセスできないように設定しているのに、外に情報が流れるようでは、大事な機密事項を盗まれてしまう可能性がありますよね。

そこで登場するのが『VPN』です。

 

『VPN』とは『Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク)』の略。

文字通り、仮想のプライベートなネットワークを構築する技術

のことです。

利用者側から見れば、東京のオフィスと大阪のオフィスの間を、あたかも同じネットワーク内に、相手がいるかのようにやり取りすることができるようになります。

外部の人間が、その情報を知ることはできません。

盗んでも、情報は暗号化されているため、読むことができないのです。

 

はなこ
なるほど、離れた場所にあるネットワークを仮想的につなぐ技術が『VPN』ということね。
他から情報を盗まれないように暗号化されているということだね。

じゃあ、『IP-VPN』と『インターネットVPN』はなにが違うのかな?

たろう

 

『IP-VPN』と『インターネットVPN』の違い

『IP-VPN』と『インターネットVPN』の主な違いは、利用する回線です。

『IP-VPN』は、サービスを提供する通信事業者が保有しているネットワーク回線を利用する『VPN』です。

このようなネットワーク回線のことを『閉域網』といいます。

それに対して

『インターネットVPN』は、一般に利用されているインターネット回線を利用した『VPN』です。

 

利用する回線が異なることで、それぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。

『IP-VPN』のメリット

  • インターネットから切り離されているため安全性が高い。
  • 専用の回線を利用するため通信速度が高速であり安定している。

『閉域網』は、一般に利用されているインターネット環境からは切り離されています。

そのため、通信内容を盗まれる危険性が低く、安全性が高いということになります。

また、限られた利用者だけが回線を利用することになるので、流れるデータ量も少なく、通信速度が高速で安定しているのも特徴です。

 

『IP-VPN』のデメリット

  • コストが高い。
  • 『インターネット・プロトコル(IP)』しか利用できない。

専用の回線を利用するのですから、『インターネットVPN』に比べると割高になります。

また、『インターネット・プロトコル(IP)』しか利用することができません。

『インターネット・プロトコル(IP)』とは、ネットワーク上で利用される通信規格のひとつです。

現在利用される通信規格は『インターネット・プロトコル(IP)』が圧倒的に多いので、通常はあまり困ることはありません。

しかし、特殊なプロトコルの通信を行いたい場合は、ネックになることもあります。

 

『インターネットVPN』のメリット

  • コストが安い

『インターネットVPN』のメリットは、何といってもコストが安い点です。

すでにあるインターネット回線を利用するため、

『IP-VPN』と比較して1/10程度のコスト

に抑えることができます。

 

『インターネットVPN』のデメリット

  • インターネット回線を利用するため安全性が低い。
  • インターネット回線を利用するため通信速度が安定しない場合がある。

『インターネットVPN』のデメリットは、インターネット回線を利用することから安全性が低くなる点です。

暗号化されているとはいえ、インターネット回線上を情報が流れるのですから、それを横取りすることは可能です。

万が一、暗号が解読されれば、情報を盗まれてしまう心配がゼロではありません。

また、インターネット回線を利用することで生じる通信速度の変動もデメリットのひとつとなります。

 

はなこ
『IP-VPN』は専用の回線を使うから信頼性が高い代わりに高コスト。

『インターネットVPN』はインターネット回線を使うから信頼性が落ちるけど低コストということね。

どの回線を利用しているかによって、メリットにもデメリットにもなっているということだね。
たろう

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まとめ

今回のポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『VPN』とは、インターネット間でプライベート・ネットワークを構築するための技術のことである。
  • 『IP-VPN』は、専用の回線を使うため信頼性が高いが高コスト。
  • 『インターネットVPN』は、インターネット回線を使うため低コストだが信頼性は落ちる。

『IP-VPN』も『インターネットVPN』も、それぞれ一長一短があります。

自分の環境に合わせて、適切なほうを選ぶようにしましょう。

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