違いを解説君

あるゆる物事の"違い"をわかりやすく解説する情報マガジン

マンション

その他の違い

住居と住宅の違いをわかりやすく解説!正しい使い分け方とは?

投稿日:

はなこ
私、今就活中です。各社の採用情報を見ていたら『住居手当』と記載している会社と『住宅手当』と記載している会社がありました。『住居』と『住宅』ってどう違うんですか?
そうだね。『住宅地』と言うけど、『住居地』とは言わないしね……。
たろう
『住宅ローン』と言うけど、『住居ローン』とは言わないしね……。
れいか
はなこ
『住居』と『住宅』の違い、知りたーい。

 

というわけで、今回は、

住居と住宅の違いをわかりやすく解説し、正しい使い分け方をチェックしていきます。

まずはじめに、デジタル大辞泉で『住居』と『住宅』の意味を調べてみました。

スポンサーリンク

『住居』と『住宅』の意味

『住居』

住んでいること。

また、その場所や家。

すまい。

すみか。

 

『住居を定める』

『住居専用地域』

『住宅』

人が住むための家。

住居。

 

すまい。

すみか。

 

『住宅地』

『公営住宅』

 

すみかとすること。

住みつくこと。

『住居』と『住宅』を比べてみると、その意味はほとんど同じでしたが、明らかな違いがありました。

それは、『住居』は、

住んでいること、また、その場所や家

であるのに対して、『住宅』は、

人が住むための家

となっています。

つまり、

『住居』は、住んでいる『家』の他に、家のある『場所』も含んでいます。

それに対して

『住宅』は、人が住むための『家』に限定しています。

それでは、『住居』と『住宅』の違いについて、もう少し掘り下げてみましょう。

 

『住居』と『住宅』の違い

『日本大百科全書(ニッポニカ)』の解説が分かりやすいので、その概要をお伝えします。

『住居』

建築物としての住居に対しては、家屋や住宅などの言葉がよく用いられますが、住居という言葉は単に建築物だけを示すわけではありません。

建築物の中で人間の生活が営まれて初めてそれは住居と呼ぶことができる存在となるのです。

また、人間の手がほとんど加わっていない洞窟などの自然物を利用して、その中で人間が生活するような場合にも、住居という言葉を用いることができます。

つまり、人間が手が加わっていても加わっていなくても、ある一定の空間を、人間が生活を営む場として利用するとき、それが住居とよばれるのです。

『住宅』

住宅とは、家族がその中で生活するための器です。

人間が生きていくためには、まず食べる・寝るという生理的に必要な条件を満たすための場所が必要です。

特に、寝ている間に外界から身を守る覆いが必要です。

また、暑さ・寒さからみを守るために、覆いが必要になります。

始めは、身を守るために木陰や天然の洞窟などを利用しました。

世界中のあちこちの洞窟で、その痕跡がみつかっています。

フランスのラスコーやアルタミラの洞窟で、内部の岩肌に描かれた絵画から、洞窟を根拠地として狩猟をしていたことや、テントをつくっていたことが明らかになっています。

『ブリタニカ国際大百科事典小項目事典』にも、解説がありましたので、引用します。

『住居』

居住を目的とする建物。

一般には住宅

と呼ばれるが、

学問上や法律上では住居の語が用いられる。

住居の原始的な目的は、きびしい気候環境や猛獣から人間の生活を守ることであったが、家庭生活がその内部で営まれるようになるとともに、その機構も著しく複雑化し、現在の住居形態へと発展した。

『住宅』

家族生活の行われる建築物と、これに付随した諸施設を含める。

住居という語よりかなり広い範囲まで含んだ、やや不明瞭な概念である。

住宅は、人類が家庭を営み家族全体が共同生活をするようになった時代に始り、その後家族生活の変遷とともに移り変ってきた。

ここまでのポイント

住居

  • 人間が生活を営む場所や建物や場所。
  • 人間が手が加わっていても加わっていなくてもよい。
  • 学問上や法律上用いられる語。

住宅

  • 人間が生活するための建物。
  • 建築物と、これに付随した諸施設を含める。
  • 一般に『住宅』と呼ばれることが多い。

 

『住居』と『住宅』の使い分け

それでは、正しい使い分けを『住居』『住宅』が入った語句でチェックしていきましょう。

『住居』が入った語句

住居表示(じゅうきょひょうじ)

竪穴式住居(たてあなしきじゅうきょ)

高床式住居(たかゆかしきじゅうきょ)

住居専用地域(じゅうきょせんようちいき)

住居址(じゅうきょし)

住居地域(じゅうきょちいき)

住居等侵入罪(じゅうきょとうしんにゅうざい)

住居の不可侵(じゅうきょのふかしん)

住居侵入罪(じゅうきょしんにゅうざい)

メモ

学問上や法律上用いられる語であることが分かる。

『住居』が入った語句

公営住宅(こうえいじゅうたく)

住宅空地割引(じゅうたくあきちわりびき)

住宅街(じゅうたくがい)

住宅火災保険(じゅうたくかさいほけん)

住宅瑕疵担保責任保険(じゅうたくかしたんぽせきにんほけん)

住宅瑕疵担保履行法(じゅうたくかしたんぽりこうほう)

住宅金融公庫融資住宅等火災保険特約(じゅうたくきんゆうこうこゆうしじゅうたくとうかさいほけんとくやく)

住宅金融支援機構(じゅうたくきんゆうしえんきこう)

住宅資金貸付保険(じゅうたくしきんかしつけほけん)

住宅総合保険(じゅうたくそうごうほけん)

住宅地(じゅうたくち)

住宅都市整備公団(じゅうたくとしせいびこうだん)

住宅難(じゅうたくなん)

住宅品質確保促進法(じゅうたくひんしつかくほそくしんほう)

住宅保証機構(じゅうたくほしょうきこう)

住宅用防災機器割引(じゅうたくようぼうさいききわりびき)

住宅ローン(じゅうたくローン)

住宅ローン減税(じゅうたくローンげんぜい)

住宅ローン担保証券(じゅうたくローンたんぽしょうけん)

住宅ローン保証保険(じゅうたくローンほしょうほけん)

住宅エコポイント(じゅうたくエコポイント)

住宅診断士( じゅうたくしんだんし)

住宅街区整備事業(じゅうたくがいくせいびじぎょう)

住宅借入金等特別控除(じゅうたくかりいれきんとうとくべつこうじょ)

住宅耐震化率(じゅうたくたいしんかりつ)

住宅手当(じゅうたくてあて)

住宅確保要配慮者(じゅうたくかくほようはいりょしゃ)

住宅セーフティーネット法(じゅうたくセーフティーネットほう)

住宅宿泊事業(じゅうたくしゅくはくじぎょう)

住宅宿泊事業法(じゅうたくしゅくはくじぎょうほう)

住宅土地統計(じゅうたくとちとうけい)

住宅土地統計調査(じゅうたくとちとうけいちょうさ)

メモ

語句の多さが『住宅』が一般的な言い方であることを示している。

スポンサーリンク

まとめ

今回のポイントをまとめると、

『住居』とは

  • 人間が生活するための場所や建物。
  • 人間が手が加わっていても加わっていなくてもよい。
  • 学問上や法律上用いられる語。

『住宅』とは

  • 人間が生活するための建物。
  • 建築物と、これに付随した諸施設を含める。
  • 一般に『住宅』と呼ばれることが多い。

『住居』と『住宅』は、

ほとんど同じ意味で使われていること

が分かりました。

したがって、『住居手当』も『住宅手当』も 言い方は違いますが、同じことです。

『住居』は『学問上や法律上用いられる語』。

『住宅』は『一般的な語』。

となりますので、その使い分けに気を付けましょう。

関連記事

-その他の違い

Copyright© 違いを解説君 , 2019 All Rights Reserved.