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cc linkとイーサネットの違いをわかりやすく解説!仕組みをチェック

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『cc link』という言葉を聞いたことはありますか?

 

はなこ
『cc link』なんて、今まで聞いたこともないわね。
なんでも、ネットワークの一種らしいけど、『イーサネット』とは異なるみたいだね。

家庭で使われているようなものではないみたいだ。

たろう
はなこ
インターネットとは別のネットワークってこと?

いったい、何がどう違うのかしら?

 

ということで、今回は『cc link』と『イーサネット』の仕組みについて調べ、その違いを解説します。

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『cc link』と『イーサネット』の仕組み

まずは、『cc link』が何であるかを調べてみましょう。

『cc link』とは?

異なるメーカーのデバイスを交信できるようにするオープンな産業用ネットワーク

のことです。

『cc link』は、1996年に三菱電機株式会社によって開発されたオープンなネットワークで、2000年にリリースされました。

『cc link』とは、

Control & Communication Link(制御と通信のリンク)

の略語になっています。

今では、数千ものメーカーから販売されるたくさんの製品が、『cc link』によって接続して利用できるようになっています。

物理層に『RS-485』を利用し、通信速度は10Mbps、最大1.2km(リピータという機器を利用すれば最大13.2km)の伝送距離で、接続できる機器は最大64台になります。

特徴としては、

高速で確実な通信ができる(リアルタイム性がある)

という点が挙げられます。

『cc link』は、工場などで使う装置のデータをやり取りすることを目的に開発されたネットワークです。

スイッチやセンサなどから得られるデータは遅延なく受信する必要があるので、リアルタイム性が保証されることが非常に重要となります。

インターネットで利用されるネットワークとは異なるため、『フィールド・ネットワーク』という言葉が使用されます。

 

『イーサネット』とは?

『LAN』を構成するためのネットワーク規格のひとつ

のことです。

『イーサネット』は1973年に誕生しました。

当時は、ネットワーク規格にIBMの『トークンリング』やApple社の『AppleTalk』などがありました。

しかし規格を公開して、多くの賛同者を集めた『イーサネット』が広く使われるようになったのです。

物理層には『ツイストペア・ケーブル』と呼ばれる2本の導線をよった形のケーブルが使われ、通信速度も現在では1Gbpsのタイプが主流となっています。

現在のインターネットを支える技術として非常に大事な仕組みです。

 

はなこ
『cc link』は、産業用ネットワークのひとつということね。
『イーサネット』とは用途が異なるということかな?
たろう

 

『cc link』と『イーサネット』の違い

LANケーブル

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『cc link』と『イーサネット』では、次のような点で異なります。

『cc link』と『イーサネット』の違い

  • 物理層の違い
  • 接続方法の違い
  • リアルタイム性の有無

物理層とは、ネットワークの機能を階層構造で表した『OSI参照モデル』の中の最下位にある層で、いわゆる通信ケーブルの部分を表す言葉です。

『cc link』では『RS-485』というケーブルが使われますが、『イーサネット』は『ツイストペア・ケーブル』が用いられます。

接続方法にも違いがあり、

『イーサネット』は『ハブ』を中心に、それぞれのネットワーク機器がつながる、いわゆる『スター型』の配置なのに対し、『cc link』は各機器が数珠つなぎに連結されます。

そして、最も大きな違いは

リアルタイム性の有無

でしょう。

例えば、インターネット上で動画を見たりすると、時々遅延が発生して動画が停止したりすることはないでしょうか。

これは、大量に通信が行き交うことで衝突(コリジョン)が発生して、応答が遅くなった時に発生する現象です。

装置などからリアルタイムでデータを収集したい時に、このような遅延が発生することは許されません。

そのため、

『cc link』ではリアルタイムで応答することが保証されています。

これが、『cc link』と『イーサネット』の大きな違いであるといえるでしょう。

家庭や職場などでは、『cc link』を使ったネットワーク接続というものはまずありません。

そういった場所では『イーサネット』が利用されます。

『cc link』は、主に工場などの装置に取り付けられて利用されます。

なので、産業用ネットワークと呼ばれるわけですね。

 

はなこ
『cc link』は、どちらかというと隠れたところで産業を支える基盤といえばいいのかしらね。
そうだね。

僕たちが普段利用しているインターネットとはまた別の世界の存在といえばいいのかな。

でも、これも非常に大事なものなんだね。

たろう

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まとめ

今回のポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『cc link』とは異なるメーカーのデバイスを交信できるようにするオープンな産業用ネットワークのことである。
  • 『イーサネット』とは『LAN』を構成するためのネットワーク規格のひとつのことである。
  • 『cc link』と『イーサネット』では、物理層、接続方法、リアルタイム性の有無といった違いがある。
  • 『cc link』では、データをリアルタイムに送受信できることが保証されている。

『cc link』には、いくつかの発展形があり、特に『cc link IE』と呼ばれるイーサネットを利用した形態も登場しています。

これからも、産業ネットワークを支える重要な仕組みとして利用され続けるでしょう。

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