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Wi-FiとBluetoothの違いをわかりやすく解説!速度や仕組みをチェック

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『Wi-Fi』も『Bluetooth』も、身近でよく使われている無線技術で、今ではなくてはならないものになりました。

 

はなこ
『Bluetooth』ってあるでしょ?

あれって無線の一種よね。

『Wi-Fi』と何が違うの?

僕も詳しいことは分からないんだ。

無線マウスとか無線キーボード、イヤホンにも使われているよね。

たろう
はなこ
どこに違いがあるのか気になるわね。

 

今回は、『Wi-Fi』と『Bluetooth』の仕組みについて調べ、その違いを解説します。

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『Wi-Fi』と『Bluetooth』の仕組み

まずは、それぞれの意味を調べてみましょう。

『Wi-Fi』とは?

『IEEE 802.11』規格にパスした製品のみに使用許可される無線LANの登録商標

のことです。

 

『無線LAN』が誕生した当初は、各メーカーが独自の方式で機器がネットワーク接続できるように対応していました。

つまり、異なるメーカーどうしでネットワーク接続ができなかったわけです。

この混乱を解消するために

『Wireless Ethernet Compatibility Alliance(WECA)』

という団体が立ち上げられました。

『WECA』は、ネットワーク接続のための規格として『IEEE 802.11』を策定し、その規格にパスした製品に『Wi-Fi』というロゴを使用することを許可するようにしました。

つまり、

『Wi-Fi』というロゴの付いた製品であれば、メーカーが異なっていてもネットワーク接続が可能であることが保証されます。

『WECA』はその後、『Wi-Fi Alliance』に改名しました。

現在では、Wi-Fiルーターをはじめ、ノートパソコンやスマホなど『Wi-Fi』に対応した製品がたくさんあります。

 

『Bluetooth』とは?

『IEEE 802.15.1』規格に従うデジタル機器用の近距離無線通信規格

のことです。

最初は、1994年にエリクソン社がプロジェクトを立ち上げ、その後インテル、IBM、ノキア、東芝が加わって規格が策定されました。

数百m先まで電波の届くWi-Fiとは異なり、

数m~10m程度の近距離無線通信

を想定して作られています。

最近では、スマホやタブレットの多くがBluetooth機能に対応し、キーボードやイヤホン、スピーカーなどを無線を使って利用することができるようになりました。

 

『Wi-Fi』と『Bluetooth』の通信速度

インターネット

インターネット

『Wi-Fi』には、策定時期や用途などによって複数のタイプがあります。

『IEEE 802.11』の通信速度・周波数帯

規格 通信速度 周波数帯
IEEE 802.11b 11Mbps 2.4GHz
IEEE 802.11a 54Mbps 5GHz
IEEE 802.11g 54Mbps 2.4GHz
IEEE 802.11n 300Mbps 2.4GHz/5GHz
IEEE 802.11ad 6.7Gbps 60GHz
IEEE 802.11ac 6.9Gbps 5GHz
IEEE 802.11ax 9.6Gbps 2.4GHz/5GHz

通信速度は、最も速い『IEEE 802.11ax』では9.6Gbpsになります。

光回線などを使っている場合は、最大で1Gbps程度の通信速度ですから、無線LANでも十分な速さでアクセスができることになりますね。

 

『Bluetooth』の場合、主なバージョンの通信速度は次のとおりです。

『Bluetooth』の通信速度

バージョン 通信速度
3.0 25Mbps
4.0 25Mbps
5.0 50Mbps

バージョン3.0と4.0で通信速度に差はありませんが、この2つの違いは消費電力です。

4.0では大幅な省電力化対応がされています。

しかし、通信速度は最新バージョンの5.0でも50Mbpsと、

『Wi-Fi』と比較するとかなり遅い

と言えるでしょう。

 

『Wi-Fi』と『Bluetooth』の違い

『Wi-Fi』と『Bluetooth』ではいったい何が違うのでしょうか。

両者の違いをまとめると次のようになります。

『Wi-Fi』と『Bluetooth』の違い

  • 規格が異なる。
  • 『Wi-Fi』は周波数帯が複数あるが、『Bluetooth』は2.4GHzひとつしかない。
  • 通信速度は『Wi-Fi』の方が圧倒的に速い。
  • 電波の届く範囲は『Wi-Fi』の方が広い。
  • 『Bluetooth』の方が省電力である。

今までの内容から、まず規格が異なることがわかります。

『Wi-Fi』は『IEEE 802.11』なのに対し、『Bluetooth』は『IEEE 802.15.1』という規格でした。

 

また、『Wi-Fi』には複数の周波数帯がありますが、『Bluetooth』の場合は2.4GHzひとつのみです。

周波数帯は、利用している電波の帯域を表しています。

2.4GHz、5GHz、60GHzそれぞれの周波数帯には、次のような特徴があります。

周波数帯の特徴

周波数帯 特徴
2.4GHz 障害物に強いが、電子レンジなどの電磁波と干渉しやすい。
5GHz 障害物に弱いが、電波干渉は受けにくい。
60GHz 短距離での高速通信に最適。

2.4GHzは障害物に強いため、例えば別の部屋にWi-Fiルーターがあった場合でも通信が不安定になりにくい

というメリットがあります。

しかし、

電子レンジや無線キーボード・マウス、Bluetoothなど、電磁波や他の無線との干渉が起きやすい

というデメリットがあります。

『Bluetooth』は2.4GHzを利用しているので、影響を受けやすいということですね。

しかし、

『Bluetooth』のバージョン1.2から、電波干渉対策

がなされているので、それほど心配する必要はありません。

 

5GHzは電波干渉が起きにくい

というメリットがある反面、

障害物に弱い

というデメリットがあります。

 

通信速度は『Wi-Fi』の方が圧倒的に速く、電波の届く範囲も『Wi-Fi』の方が上です。

もともと、『Bluetooth』は近距離での通信を想定しているため、電波の届く範囲も短いわけです。

 

では、『Bluetooth』のメリットはいったい何なのでしょうか?

『Bluetooth』は、省電力である

という特徴があります。

例えば、マウスやキーボードを無線で使う場合に『Wi-Fi』を利用すると、電池を頻繁に交換しなければならなくなります。

長時間、電池交換なしで利用することができるのは『Bluetooth』を利用する大きなメリットとなります。

 

はなこ
なるほど、『Bluetooth』を利用するメリットは、電力の消費が小さいという点なのね。
確かに、イヤホンなんかは大きな電池なんて積めないから、省電力であることが重要になるわけだね。
たろう

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まとめ

今回のポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『Wi-Fi』とは、『IEEE 802.11』規格にパスした製品のみに使用許可される無線LANの登録商標のことである。
  • 『Bluetooth』とは、『IEEE 802.15.1』規格に従うデジタル機器用の近距離無線通信規格のことである。
  • 『Wi-Fi』は『Bluetooth』に比べて通信速度が速く、広範囲での送受信が可能である。
  • 『Bluetooth』は『Wi-Fi』に比べて消費電力が小さい。

『Wi-Fi』も『Bluetooth』も、それぞれに得手・不得手があるということですね。

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