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ニトリルゴムと天然ゴムの違いをわかりやすく解説!特徴や見分け方をチェック

よく家庭で掃除をする時や、料理をする時に、ゴム手袋を使うことがありますよね。

実はモノによって、

使用されているゴムの種類に違いがある

って知っていましたか?

その種類の多さに、どの素材のゴム手袋を購入したら良いのか迷うこともあるかもしれませんね。

 

この記事では、用途にぴったり合った商品を選べるよう、特によくゴム手袋に使われている

ニトリルゴム

天然ゴム

という2種類のゴムの違いについて、解説していきます。

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ニトリルゴムと天然ゴムの違いは?

ゴム手袋

ニトリルゴムと、天然ゴムの一番の違いは、

原料・製造方法

にあります。

 

ニトリルゴムは、合成ゴムの一種で、化学物質を混ぜ合わせて作られています。

天然ゴムは、その名の通り天然の資源であり、ゴムの樹液から精製されています。

この違いから、価格や特性にも差が生まれ、現在では使用する作業や環境によって使い分けられる傾向があります。

 

ニトリルゴムの特徴

ニトリルゴムというのは、

合成ゴムのひとつで、耐油性に優れたゴム

の代表格です。

 

NBRと略され、現在は自動車部品等に使用されることが多くなっています。

ニトリルゴムの手袋は、

強度が高く、油や薬剤・摩擦などに耐性

があります。

そのため、工場や研究室といった専門的な業務を行う場所や、薬品をよく取り扱う場所において、よく使用されています。

また、

天然ゴムでアレルギーが出てしまう人も安心して使用することができる

ということもあり、近年になって急速に普及してきています。

天然ゴムと比べると、ニトリルゴムのほうが価格は高くなります。

 

天然ゴムの特徴

天然ゴムは、その名の通り

天然の資源であり、ゴムの樹液から精製

されています。

NRと略されることもあり、日本では主に

トラックやバス用のタイヤ

に使用されています。

日本で使用している天然ゴムは、100%輸入品で、主な輸入先はインドネシアやタイです。

 

天然ゴムでできたゴム手袋は、伸縮性が高く、手の動きに馴染みやすいため、

細かな作業がしやすい

という点が特徴です。

また、ニトリルゴムの手袋よりも破れにくく、ガーデニングやキッチンなどで、尖ったものを扱う場合にも、おすすめです。

注意点としては、

人によってはアレルギーが発症してしまう危険性がある

ということ。

それに加えて、

天然ゴムならではの独特な臭い

がするため、苦手な人も多いでしょう。

 

ニトリルゴムと天然ゴムの歴史

前述した通り、ニトリルゴムと天然ゴムは、原料・製造方法に大きな違いがあります。

しかし、『天然ゴム』という天然の資源があったにも関わらず、なぜ合成ゴムが誕生したのでしょうか。

 

19世紀に、世界で天然ゴムの有用性が明らかになると、工業的な需要が一度に膨れ上がりました。

しかし、世界中の国で、天然ゴムを手に入れることができませんでした。

 

『ゴム樹を育てることができず、天然ゴムを手に入れることが困難な地域で、安定してゴムを手に入れるにはどうしたらよいのか?』

という試行錯誤の結果に誕生したのが、ニトリルゴムをはじめとする合成ゴムだったのです。

現在では、科学技術の発展により、天然ゴムに劣らないスペックを持った、ならないゴム素材として、合成ゴムが浸透しています。

 

天然ゴムでアレルギーが発症するって本当?

人によっては、天然ゴムに接触することで、蕁麻疹や湿疹といったアレルギー反応が出てしまう場合があります。

これは、

ラテックスアレルギー

といって、天然ゴムに含まれる樹液(ラテックス)に対して、体がアレルギー反応を起こしてしまうものです。

『医師や、看護師といった医療系の仕事をしていて、天然ゴムでできた製品に日頃から触れる機会の多い人が、アレルギーになりやすい』

とも言われています。

症状は、痒みが起こる程度のものや鼻炎といった軽度のものがほとんどですが、時にはアナフィラキーショックを引き起こす場合もあり、油断はできません。

ゴム手袋を使用していて手が痒くなってしまった…

など、少しでも体に異変を感じたら、使用するのを中止してアレルギーの検査を受ける必要があります。

 

ニトリルゴムと天然ゴムの見分け方

大掃除

ニトリルゴムと天然ゴムを手に取るだけで見分けることは、残念ながらできません。

『ニトリルゴムのほうが厚手』

『天然ゴムのほうが臭いがきつい』

など、何となくのイメージを持っている人もいるかもしれません。

しかし、専門家であっても、それだけの情報で判断することは、難しいのが現状です。

商品に使われているゴムの種類が気になる人は、

それぞれの商品に表記してある素材を確認

した上で、購入することをおすすめします。

 

ニトリルゴムと天然ゴムは、どっちを選べばいいの?

ニトリルゴムと天然ゴムには、それぞれに向いている作業があり、一概に優劣をつけることはできません。

ニトリルゴム

⇒油・薬品の使用、実験、食品加工等を行う場合に選ぶ。

天然ゴム

⇒ガーデニング・DIY・水仕事等を行う場合に選ぶ。

というように、用途や環境によって使い分けることが多いです。

また近年では、市販の作業用手袋の種類もかなり多様化しています。

厚手のもの、薄手のもの、ロングタイプのもの、裏起毛のもの…というように、素材が同じであっても、他の様々な要素が使い勝手を左右する場合があります。

それぞれに使い勝手の良し悪しがあるので、その時々の用途や目的に合わせて商品を選びましょう。

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まとめ

今回は身近な例ということで、ゴム手袋における2つの素材の違いについて説明しました。

原料・製造方法に違いがあり、それぞれ異なる特性を持つニトリルゴムと天然ゴム。

ニトリルゴムは、強度が高く油や薬品に耐性がある。

天然ゴムは、伸縮性が高く細かい作業がしやすい。

といった特徴をそれぞれ持っています。

見た目の差は、ほとんどなく見分けるのは難しいです。

商品に表記されている素材を確認した上で、用途に合った商品を選びましょう。

ゴム手袋を購入する際は、ぜひこの記事で紹介した素材の特徴を、参考にしてみてくださいね。

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