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出前と宅配の違いをわかりやすく解説!意味と使い分け方をチェック

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『出前』と『宅配』という言葉から、どんなことを連想しますか?

たろう
そりゃあ『蕎麦の出前』ですよ。
『鮨の出前』もありますよ。
はなこ
ひろし
だったら『ラーメン』も『カレーライス』も『カツ丼』もみんな『出前』でとれるよ。

『出前』は全部食べ物なんですね。

 

それでは『宅配』は?

たろう
何と言っても『宅配ピザ』ですね。
ピザ以外にも『パスタ』や『ドリンク』もありますよ。
はなこ
ひろし
高齢者向けの『宅配弁当』もあります。

こちらも、全部食べ物なんですね。

 

たろう
ちょっと待ってください。『宅配便』は食べ物以外の物も届けます。
『宅配クリーニング』もありますよ。
はなこ

いやいや、これは大変です。

これから整理してみましょう。

 

というわけで、今回は、

出前と宅配の違いをわかりやすく解説し、意味と使い分け方をチェックしていきます。

まずはじめに、デジタル大辞泉で『出前』と『宅配』の意味を調べてみました。

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『出前』と『宅配』の意味

デジタル大辞泉での『出前』の意味

1 注文を受けて料理を届けること。

また、その料理や、それを届ける人。

『鮨の出前を頼む』

『そばを出前する』

2 講習や講演などの依頼を受けて出向くこと。

『出前授業』

『出前講座』

デジタル大辞泉での『宅配』の意味

新聞・荷物などを、顧客の家々に配達すること。

 

さらに、大辞林第三版で調べると、

大辞林第三版での『出前』の意味

飲食物を、注文した人の家に届けること。

また、届ける料理や人。

大辞林第三版での『宅配』の意味

新聞・牛乳・荷物などを戸別に配達すること。

『お中元を宅配する』

と、ありました。

 

以上のことから、『出前』と『宅配』は、次の意味を持つと言えます。

 

『出前』とは、

『料理や飲食物を注文した人の家に届けること』

を指すほか、『出前授業』など

『講習や講演などの依頼を受けて出向くこと』

を言います。

 

『宅配』とは、

『新聞・牛乳・荷物などを家々に配達すること』

を指し、『お中元』の配達も『宅配』といいます。

 

『出前』と『宅配』の意味の違い

『出前』と『宅配』の意味の違いをまとめると、

  • 『届ける』『配達』するという意味では同じ。
  • 『出前』は一般的に『飲食物』を配達する。
  • 『宅配』は、『飲食物以外の荷物』も配達する。

となりました。

 

『出前』と『宅配』の歴史

『出前』と言えば、

『昔ながらのお蕎麦屋さんの出前』

がイメージとしてあります。

 

一方で、『宅配』となると

『宅配ピザ』『宅配寿司』『宅配弁当』『宅配クリーニング』

など、多種多様です。

 

ここで少し、『出前』と『宅配』の歴史・語源について触れます。

『出前』の語源

『出前』の語源、はじまりは、江戸時代初期までさかのぼります。

 

『出前』の語源は、『慳貪(けんどん)蕎麦』です。

けんどん蕎麦は遊郭近くの蕎麦屋で、盛り切り一杯の蕎麦を届けるサービスをしていました。

『出前』の語源は、二つあります。

『出前』の『出』は『出向く』という意味で、『前』は『一人前』『分け前』など『それに相当する分量』『分』を表し、

『注文された分を出向いて届ける』

という意味なのです。

もう一つ、『前』は敬意を持って言うときの『お前』で、

『出向いてお前の所に届ける』

という意味になるのです。

 

『けんどん蕎麦』のサービスからすると『前』は、『分量』を表す『前』と考えられますから、

『注文された分を出向いて届ける』

と考えられます。

ただ『前』を『注文者の前』とする見方もあるので、言葉の由来として断定はできません。

『宅配』の語源

『宅配』のはじまりは、1985年頃

になります。

 

アメリカで人気だったデリバリースタイルのピザを日本に持ち込んだ

ピザ業者が使った

ことが、『宅配』のはじまりです。

 

デリバリーピザは、店内では料理を販売しない、宅配専門です。

配達専門店という新しいスタイル

として『宅配』を使うようになりました。

 

『宅配』の歴史については、もう一つの見方があります。

『食材宅配』の視点から見ると、

そのはじまりは、江戸・明治時代

にまでさかのぼります。

仕出しや牛乳の配達が最初の食材宅配サービスです。

また、元祖食材宅配サービスとして『生協』があげられています。

メモ

『生協』が『宅配』と呼ばれていたかどうかは不明です

これは、注文した食材を1週間に1度、決められた曜日に届けてくれるサービスです。

この頃、スーパーの食材宅配サービスが行われるようになりましたが、実はこのサービスは、田舎の小さなスーパーで行われていました。

『宅配ピザ』に代表されるように、『宅配』の歴史は浅いように思われがちですが、

『宅配』は、小さなコミュニティごとに昔から存在していたサービス

だったのです。

 

『出前』と『宅配』の使い分け

『出前』と『宅配』の違いを調べてきましたが、両者の区分には、はっきりしません。

飲食物の配達に限って言えば、

  • 『出前』は店で食べる料理を配達する
  • 『宅配』は配達専門

ということになります。

その使い分けの区分は、次の表を参考にしてください。

出前 宅配
店舗に飲食スペース あり なし
料理の提供方法 お店で提供する料理を客に居所に配達する 客の居所に配達する
配達した料理の容器 回収する(使い捨て容器の店もある) 使い捨て容器
店の経営 個人店が多数 チェーン店が多数
配達料 無料。もしくは含まれている値段設定 含まれている。または別途料金
配達者 店の店員 店の店員または別会社
注文方法 主に電話 主に電話、インターネット
配達範囲 近距離 遠距離

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まとめ

今回のポイントをまとめると、

『出前』と『宅配』は、

『届ける』『配達』

という意味では同じです。

『出前』は

  • 一般的に『飲食物』を配達します。

『宅配』は

  • 『飲食物以外の荷物』も配達します。
  • デリバリーピザのように、宅配専門の店もある。

『食材宅配』は

  • 小さなコミュニティごとに昔から存在していたサービス。

『出前』と『宅配』は、同じような使われ方をしてます。

しかし、その語源や歴史を調べてみると、明らかな違いがあるのです。

生活の変化と共に、言葉も変化していきます。

昔からの言葉を大切にしながら、新しい言葉も正しく使っていきましょう。

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