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クイックフォーマットと通常のフォーマットの違いをわかりやすく解説

パソコンでディスクを初めて使うときに『フォーマット』をした経験はありますか?

 

はなこ
この間、新しくハードディスクを購入したの。

初めて使うから『フォーマット』をしたんだけど、『クイックフォーマット』を選択するオプションがあったのね。

あれって、通常の『フォーマット』と何が違うの?

『クイックフォーマット』って言うくらいだから、やっぱり速く『フォーマット』ができるんじゃないかな?
たろう
はなこ
でも、わざわざ通常の『フォーマット』が選べるのだから、何か意味があるわけよね。

そうでなければ、全部『クイックフォーマット』でいいじゃない。

 

今回は、『クイックフォーマット』が、通常の『フォーマット』と、どのように違うのか解説します。

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『クイックフォーマット』と通常のフォーマットの違い

『フォーマット』については、大半の人は知っているでしょう。

ハードディスクが読み書きができるように、初期化を行うことです。

 

Windowsでは、ディスクの『フォーマット』をするときにオプションで『クイックフォーマット』を選択することができます。

『クイックフォーマット』という名前からわかるように、通常の『フォーマット』に比べて、速くフォーマットを行うことが可能です。

つまり、

通常の『フォーマット』の場合は、何らかの処理が追加されている

ということになりますね。

では何が追加されているのでしょうか?

 

実は、

通常の『フォーマット』では、『不良セクタ』のチェックが行われます。

 

『セクタ』とは何でしょうか?

『セクタ』とは、ハードディスクにデータを記録する時の最小単位を表します。

ハードディスクにファイルを書き込むときは、セクタごとにデータが書き込まれ、何のファイルをどのセクタ番号に書き込んだかという情報が管理情報として記録されます。

何らかの原因で、読み書きができなくなったセクタを『不良セクタ』と呼ぶのです。

 

通常の『フォーマット』の場合は、全ての『セクタ』からデータを読み込むテストをして、読み込みに失敗した『セクタ』を『不良セクタ』として記録します。

『クイックフォーマット』では、この『不良セクタ』のチェックは行われません。

なので、通常の『フォーマット』よりも、大幅に時間を短縮することを実現しています。

 

はなこ
通常の『フォーマット』の場合は、『不良セクタ』のチェックをしているから時間がかかるということね。
でも、『不良セクタ』は利用できない領域なんだよね。

フォーマットのときには必ずチェックしなければならないんじゃないのかな?

たろう

 

新品のハードディスクを『フォーマット』する場合、不良セクタのチェックは必要ありません。

ハードディスクは、工場出荷時に全てのセクタが使えるかチェックがされています。

なので、新品であれば『クイックフォーマット』だけで問題はありません。

 

しかし、バルク品やジャンク品など、ちょっと怪しいディスクを利用するときは、

初期不良品を見つける目的

で通常の『フォーマット』を行ったほうがいい場合もありますね。

 

使い古したディスクであっても、通常の『フォーマット』が、必要になることはあまりないでしょう。

というのも、ディスクにデータを読み書きするときに、『不良セクタ』のチェックは同時に行われ、もし見つかった場合は記録されているからです。

すでに『不良セクタ』があることがはっきりしている場合でない限り、たいていは『クイックフォーマット』で十分なのです。

もし、そのようなディスクであれば、買い換えることをおすすめします。

『フォーマット』について

Windowsの場合、通常の『フォーマット』も『クイックフォーマット』も、初期化のために書き込まれる情報に違いはありません。

初期化されるのは管理情報と呼ばれる場所です。

ここで、どのセクタにファイルが書き込まれているのかを記録します。

通常の『フォーマット』の場合、管理情報だけでなく、書き込まれたデータも初期化されると思う人もいるかも知れませんが、それは誤りです。

なので、誤って『フォーマット』してしまった場合でも、データを復元することが可能なソフトウェアやサービスがあります。

また、情報漏えいを防止する目的で、データが書き込まれている箇所を完全に消去してしまうソフトウェアもあります。

 

最後に、『フォーマット』をしてしまったら、それまで保存していたファイルは全て消去されてしまうので注意が必要です。

復元できるソフトウェアやサービスもあるものの、100%ファイルが復元できる保証はありません。

『フォーマット』するときに、特に注意をしなければならないのが、『フォーマット』対象のドライブの選択です。

複数のドライブがある場合、間違えて違うドライブを『フォーマット』してしまい、必要なデータを消去してしまうことも…。

ボタンをクリックする前に、指定したドライブが誤りでないか、必ず確認するようにしましょう。

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 通常の『フォーマット』では、不良セクタのチェックが行われるが、『クイックフォーマット』の場合はチェックされない。
  • 通常の『フォーマット』と『クイックフォーマット』で、初期化される内容に違いはない。
  • 新品のディスクを『フォーマット』する場合は、『クイックフォーマット』で十分である。
  • 『フォーマット』する前には、指定したドライブに誤りがないか必ず確認を。

ディスクの『フォーマット』は頻繁に行うことはありません。

しかし、ちょっとしたミスをしやすく、

取り返しのつかないことになる可能性

も、少なからずあります。

フォーマット作業は、慎重にするようにしましょう。

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