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【コマンド】aptとapt-getの違いをわかりやすく解説!使い分けは必要?

『Linux』を使ったことがありますか?

 

はなこ
この間、会社で『Linux』を立ち上げたの。

インストール後にアップデート作業が必要になって、初めて『apt』というコマンドを使ったわ。

『apt』って何?『apt-get』なら聞いたことがあるけど。
たろう
はなこ
そういえば、『apt-get』というコマンドもあったわね。

いったい、何が違うのかしら?

 

今回は、『apt』と『apt-get』について違いを調べ、その使い分け方を解説します。

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『apt』と『apt-get』の違い

Linux

Linux

そもそも、『apt』『apt-get』とは何でしょうか?

『Linux』には、様々な『ディストリビューション(配布形態)』が存在します。

その中で、DebianUbuntuなどのディストリビューションが採用しているパッケージ管理ソフトのコマンドが『apt』や『apt-get』になります。

 

その昔、Linuxにソフトウェアをインストールするためには、

ソースコードをダウンロードしてコンパイルし、必要な場所に実行ファイルをコピーする

という方法が一般的でした。

この作業は、非常に手間がかかる上に、共通で使うライブラリのバージョンなどを気にする必要もあって、初心者には敷居の高い作業になります。

そのため、初心者でも手軽にインストールやアップデートができるように開発されたのが『apt』や『apt-get』なのです。

ちなみに、『apt』とは

Advanced Package Tool』

の略語になります。

 

では、『apt』と『apt-get』の違いは何でしょうか?

どちらもパッケージ管理ソフトのことであり、違いはないように見えますね。

その違いは、リリース時期にあります。

 

『apt-get』は1998年、Debian2.0のリリース時に登場しました。

パッケージ管理システムを『APT』と呼び、その機能を使うためのコマンドとして『apt-get』と『apt-cache』がリリースされています。

 

『apt』が登場したのは2014年です。

つまり、

『apt-get』よりも『apt』のほうが新しい

ということになりますね。

 

『apt』がリリースされたことで、『apt-get』と『apt-cache』は一つに統合された形となりました。

パッケージの検索には

apt-cache search

と書いていたのが、『apt』が登場したことで

apt search

でできるようになりました。また、パッケージの詳細を見るには

apt-cache show [パッケージ名]

から

apt show [パッケージ名]

へと変化しています。

 

『apt』は、設計から見直されて作成されています。

そのため、『apt-get』のソースコードは一切含まれていません。

開発者いわく、『apt-get』には設計上の問題があったそうです。

そのため、中身も完全に刷新されたわけですね。

 

『apt』と『apt-get』2つのコマンドの使い分け方

『apt』と『apt-get』は、どのように使い分ければいいのでしょうか?

実は、

『apt-get』で、できることは全て『apt』でもできます。

そもそも、

『apt』は『apt-get』の後継

として開発されたコマンドです。

ですから、『apt-get』と同じことが『apt』でもできるのは当然ですね。

今後は、『apt-get』ではなく『apt』を利用することを推奨します。

 

よく使う操作は、パッケージの更新作業でしょう。

まずは、パッケージリストを更新します。

sudo apt update

『sudo』とは、スーパーユーザー(システム管理者)でコマンドを実行するために必要で、この後ユーザのパスワードを入力しなければなりません。

aptコマンドは、通常のユーザーでは実行できないので、『sudo』コマンドが必要になります。

このコマンドでパッケージリストが更新されますが、パッケージそのものは更新されていません。

 

パッケージを更新するためには次のコマンドを使います。

sudo apt upgrade

これで、バージョンアップされたパッケージは自動的に更新されます。

 

パッケージをインストールしたい場合は、次のコマンドを使います。

sudo apt install [パッケージ名]

このとき、指定したパッケージを動かすために必要な他のパッケージを自動的に検出して、いっしょにインストールしてくれます。

必要なパッケージが何なのか、あらかじめ調べておく必要はないわけですね。

 

不要なパッケージを消去したい場合は、次のコマンドを使います。

sudo apt autoremove

古いカーネル(Linuxの本体部分)などは、このコマンドで消去することができます。

 

これだけのコマンドを知っていれば、パッケージを管理するための、ほとんどの作業ができます。

 

はなこ
『apt-get』は、もう古いから、これからは『apt』だけを使えばいいのね。

でも、それならどうして『apt-get』を削除しないのかしら?

昔から利用しているユーザーには馴染みがあるし、スクリプト(プログラム)の中で使われていたら全部直さなきゃならないからね。

だから古いコマンドも残しておかなきゃならないんじゃないかな。

たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『apt』と『apt-get』の違いは、リリース時期であり、『apt』の方が『apt-get』よりも新しい。
  • 『apt-get』でできることは、『apt』でも実行可能である。
  • 今後は『apt』だけを利用することが推奨される。
  • 『apt』を使うときは、『sudo』を先頭に付けること。

『apt』によって、『Linux』のパッケージ管理は劇的に簡単になりました。

ぜひ、この機会にLinuxを試してみてください。

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