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Unix(ユニックス)とLinux(リナックス)のOSの違いをわかりやすく解説

『Unix』と『Linux』の違いは、明確にわかりますか?

 

はなこ
『Unix』と『Linux』ってあるでしょ?

あれって、一体何が違うのかな?

どちらも、Windowsみたいな画面上でいろんなコマンドを使って操作できるよね。

似たような画面だったと思うけど、違いはよくわからないな。

たろう
はなこ
最近は『Unix』って言葉もあまり使わないわよね。

『Linux』の方が増えてきているということかな?

 

今回は、『Unix』と『Linux』の違いについて解説します。

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『Unix』と『Linux』2つのOSの違い

『Unix』も『Linux』も、オペレーティング・システム(OS)と呼ばれる、コンピューターを動かすための土台となるソフトウェアです。

この2つのOSは、それぞれ生い立ちが異なります。

まずは、その生い立ちについて、見てみましょう。

『Unix』の生い立ち

1960年代、マサチューセッツ工科大学(MIT)、AT&Tのベル研究所、General Electric(GE)が共同で、GEのメインフレームGE-645用に『Multics』というOSを開発していました。

『Multics』は、非常に革新的なOSではありましたが、様々な機能を詰め込みすぎたために、複雑で巨大なものとなってしまいます。

そのため、『Multics』を参考に、もっとシンプルなOSをベル研究所のケン・トンプソンやデニス・リッチーらが、1969年から開発し始めました。

当初は、アセンブラのみで開発されていましたが、この頃に登場したC言語で書き直し、誕生したOSが『Unix』です。

『Linux』の生い立ち

『Unix』は、ベル研究所で開発されたため、

利用するためにはライセンス料

を支払う必要がありました。

この頃、『Unix』をお手本にしたOSも作られていましたが、ライセンス関係により、自由に公開ができない問題もありました。

そんな中、1991年に、当時フィンランドのヘルシンキ大学生であったリーナス・トーバルズが、教育目的で作成されたOSである、MINIXをお手本として新たなOSの開発を始めます。

こうして、

ライセンスに縛られない自由な『Unix』互換OSとして『Linux』が誕生しました。

『Unix』と『Linux』の違い

生い立ちに違いがあるものの、『Linux』は『Unix』を参考にしている箇所が多いため、2つは非常に似ています。

では、『Unix』と『Linux』では何が異なるのでしょうか?

『Unix』と『Linux』の主な違いは次のようになります。

『Unix』と『Linux』の違い

  • 『Unix』が『プロプライエタリ』なのに対し、『Linux』は『GPL』下で自由に改変することができる。
  • 『Unix』はソースコード非公開なのに対し、『Linux』はソースコードが公開されている。
  • 『Linux』には、様々なディストリビューションが存在する。

 

まず、大きく異なるのがライセンス形態です。

『Unix』は『プロプライエタリ』な製品です。

『プロプライエタリ』とは、簡単に言えば

ソフトウェアの著作権・特許を作成者が保有して、その利用に一定の制限をかけること

を意味します。

『Unix』の利用にはライセンス料の支払いが必要になり、プログラムの中を解析したり改変することは原則として禁止されています。

 

それに対して、

『Linux』のライセンスは『GPL(GNU General Public License)』を採用しています。

『GPL』下では、ユーザーはソースコードを入手して自由に改変することができます。

つまり、『Linux』を使って中身を書き換え、新たなOSとして公開することも可能なのです。

しかし、その場合は、ソースコードもいっしょに公開しなければなりません。

プロプライエタリな製品として、公開することはできないわけです。

この思想により、

『Linux』は全世界の開発者によって様々な改変が行われ、発展してきました。

今では、『Unix』よりも『Linux』の方がシェアは圧倒的に高くなっています。

また、

『Linux』には様々なディストリビューションが存在します。

ディストリビューションとは配布形態のことで、核となる『カーネル』と呼ばれる部分は基本的に共通ですが、様々なアプリケーションなどの違いで特徴を出しています。

 

はなこ
『Unix』と『Linux』では、生い立ちから違っているのね。
それに、『Linux』の場合はソースコードを自由に見ることができるから、なにか問題があってもすぐに修正されるなどいろいろなメリットもあるみたいだよ。
たろう

 

『Linux』のディストリビューション

ubuntu

ubuntu

『Linux』のディストリビューションにはどのようなものがあるでしょうか?

ここでは、いくつかのディストリビューションを紹介します。

『Fedora』

レッドハット社が支援するコミュニティー『Fedora Project』によって、開発されているディストリビューションです。

レッドハット社は、かつて『Red Hat Linux』というディストリビューションを開発し、その中で先進的な機能を『Fedora』に搭載していました。

現在は、『Red Hat Enterprise Linux』が企業向けに販売されており、無償で提供されている『Linux』が『Fedora』になります。

パッケージを管理するシステムに『rpm』というソフトウェアを使っていることが特徴です。

『Debian』

『100%フリーなソフトウェアのみで構築されていること』

を目標に掲げたコミュニティーによるディストリビューションです。

古くからあるディストリビューションであり、

パッケージ管理システムには『apt』が利用されているのが特徴です。

『Ubuntu』

『Debian』をベースとして作られたディストリビューションであり、現在非常にシェアを伸ばしています。

『誰にでも使いやすい最新かつ安定したOS』を提供する

ことを開発理念としており、インストールから操作まで、初心者でも非常に簡単に扱うことができるのが特徴です。

 

はなこ
いろいろなディストリビューションがあるのね。
他にも、SUSEやKNOPPIX、Oracle Linuxというのもあるね。
たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『Unix』とは、ベル研究所のケン・トンプソンや、デニス・リッチーらが開発したOSのことである。
  • 『Linux』とは、フィンランドのヘルシンキ大学生であったリーナス・トーバルズが開発した『Unix』互換のOSのことである。
  • 『Unix』は、プロプライエタリなのに対し、『Linux』は『GPL』のため、自由に改変することができた。
  • 『Linux』には、様々なディストリビューションが存在する。

『Linux』は、現在あらゆる分野で使われるようになりました。

もし触れる機会があれば、操作方法を覚えることで、いろいろと役に立つでしょう。

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