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書籍と本の違いをわかりやすく解説!意味や使い分け方をチェック

れいか
こんなにたくさんの本を送るの?
そうだよ、この箱に詰めた本を、施設に寄付するため送るんだ!
たろう
れいか

難しそうな学術本から、雑誌までバラエティに富んでいるわね。

で、宅配便の伝票は書いたの?

大丈夫さ!

…と思ったら、品名を書いてなかったよ。

『書籍』がいいかな。

なんかかっこよさそうだし。

たろう
れいか
そうね、別に悪くはないけど、本当は間違いね。
え、どうして?
たろう

 

なぜ、本当は間違いになるのでしょうか?

それは、これから解説する

『書籍』と『本』の違い

を読めばわかりますよ。

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書籍と本の意味の違い

書店

書籍も本も同じものを指しそうですが、細かく見ていくと、実は違いがあります。

書籍の意味

書籍は、

文章や絵などを印刷した紙の束をとじ合わせたものです。

ただし、

『雑誌』とは区別されます。

ここが大きなポイント。

 

雑誌は、

定期的に発行され、たいてい広告がついている

ものになります。

でも、書籍はそういう性格を持った雑誌とは違うものとして扱われるんですよ。

また、書籍は

1つのテーマと1人の著者で書くこと

が前提です。

複数人で書く場合もありますが、それでも代表を1人は立てるようにしています。

本の意味

本は、もともとは

『ブック』としての意味はありませんでした。

本は、『木』という漢字の根元に、しるしを付けた象形文字(しょうけいもじ)です。

つまり、物事の『基本』が本来の意味なんです。

そして、その意味が広がり、

本は『手本』という意味も、あらわすようになりました。

昔の手本といえば、お経のような書物です。

そういう、お手本となる書物を『本』と呼ぶようになり、いまでは書物全般のことを指すようになりました。

ですから、雑誌のことを本というのは間違いではありません。

マンガだって、マンガ本という言い方もしますよね。

 

書籍は本に含まれる

本は、書物全般のことを指すということがわかりました。

一方、書籍は雑誌と区別されることからもわかるように、ある特定の種類の書物を指します。

つまり、

書籍は本の中に含まれる存在

ということですね。

 

冒頭で、たろうは箱に学術本と雑誌を詰めていました。

学術本は書籍ですが、雑誌は書籍ではありません。

なので、れいかの言う通り、宅配便の伝票に『書籍』と書くのは本当は間違いなんです。

この場合は『本』または『書物』と書くのが適切なんです。

 

電子書籍は本も含む?

電子書籍

書籍が本に含まれることは先ほど解説しました。

 

ただ、おもしろいことに

『電子書籍』となると、また話は変わってきます。

最近は、スマホやタブレット端末などを利用した電子書籍は珍しくありませんよね。

名前が電子『書籍』なので、書籍の定義にあてはめれば、雑誌は含まれないはずです。

でも、現実には

スマホなどで読む雑誌も『電子書籍』と呼んでいます。

電子雑誌という言い方はいまのところありません。

 

ただ、電子ブックという言い方はあるので、スマホで読む雑誌は、本来なら電子ブックの方が適切です。

しかし、もう電子書籍の方がだいぶ定着していますね。

もっとも、本だって、もともとはブックの意味はなく、歴史の中でブックの意味を持つようになりました。

このまま、スマホなどで読む本の全般を電子書籍という流れが続くと、そのうち書籍が紙の本全般を指す日もくるかもしれませんね。

 

書籍と本の使い分け方の違い

本はどのようなタイプの書物にでも使える言葉なので、特に使い分けを意識する必要はありません。

ただ、書籍はいくつか定義があるので、書籍と呼んでいい場合と、そうでない場合があります。

いくつかパターンを紹介します。

シリーズで刊行されている小説など

これは書籍と呼んでOKです。

シリーズによっては、例えば3か月おきなど定期的なペースで刊行しているものもあります。

その点では雑誌のような性格もありますね。

でも、1つのテーマで1人の著者ですし、広告も入りません。

結果として定期的に発行されたとしても、この場合は書籍です。

雑誌の連載をまとめて本にしたもの

もとは雑誌の掲載でも、まとめて発行した場合は書籍と呼んでもかまいません。

まとめたことで、1つのテーマに1人の著者になるし、広告も入りませんからね。

マンガ

週刊や月刊で発行しているマンガ雑誌は当然ですが書籍とは呼びません。

しかし、1つのマンガをまとめてコミックスとして発行した場合は書籍と呼べます。

もっとも、コミックスを書籍と呼ぶことに抵抗がある人もいるかもしれませんね。

ですが、書籍の意味は

『文章やなどを印刷した紙の束をとじ合わせたもの』

でした。

ですから、コミックスも書籍の仲間に入れられますね。

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まとめ

書籍

  • 文章や絵などを印刷した紙の束をとじ合わせたもの
  • 雑誌とは区別される
  • ただし雑誌の連載をまとめた本は書籍と呼んでもよい
  • 1つのテーマと1人の著者で書く

  • もともとは『基本』を意味する象形文字
  • もとの意味から『手本となる書物』などに使われ、やがて書物全般を指すようになった

ただし、電子書籍については、雑誌として発行しているものでも、電子書籍と呼びます。

 

以上となります。

家の本棚を見て、書籍かそうでないのかを考えてみるのも面白いかもしれませんね。

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