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重複(じゅうふく)と重複(ちょうふく)の違いをわかりやすく解説!

『重複』という言葉を『じゅうふく』と読みますか?

それとも、『ちょうふく』と読みますか?

 

はなこ
この間、『重複』という文字を『じゅうふく』って呼んだら、間違いだって言われたの。
そうだね。

正しくは『ちょうふく』って読むんだよ。

たろう
はなこ
でも、『じゅうふく』って別の意味で使われるんじゃないの?

 

今回は、『重複』という文字の『じゅうふく』と『ちょうふく』という2つの読み方について、違いを解説します。

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『重複』の『じゅうふく』と『ちょうふく』の2つの読み方の違い

そもそも、『重複』とはどんな意味なのでしょうか?

『重複』とは?

2つ以上の同じものやことが重なること

を意味します。

例えば、

「『頭痛が痛い』は痛いという意味が『重複』しているから誤りだ。」

「『重複』したデータを全部削除して下さい。」

というような使い方をします。

 

それでは、『じゅうふく』と『ちょうふく』で、この意味が変わったりするのでしょうか?

 

『重複』の『じゅうふく』と『ちょうふく』の違い

『重複』は、正しくは『ちょうふく』と読みます。

『じゅうふく』という読み方は厳密には誤っています。

しかし、『重複』を『じゅうふく』と読む人は結構多いようですね。

あるアンケート調査では、4割の人が『重複』を『じゅうふく』と読んでいます。

 

なぜ、これほど多くの人が誤った使い方をしているのでしょうか?

 

重複の『重』という文字の意味

『重』という文字を使った熟語はたくさんあります。

『体重』『重量』『荷重』など、これらの熟語では『重』は『じゅう』と読みますね。

そのため、『重複』を『じゅうふく』と読む人が多いと考えられます。

 

『重』には、『重い』や『重さ』という意味があります。

『体重』は身体の重さ、『重量』は量った重さ、『荷重』は荷物の重さを表しますね。

また、

程度がはなはだしいという意味にも『重』は使われます。

例えば、『重症』は、

程度のはなはだしい症状

という意味になります。

そして、

重ねるという字にも『重』の字が使われますね。

『重複』とは、複数が重なるという意味を持つわけです。

 

『じゅう』と『ちょう』の使い分け方

『じゅう』と『ちょう』はどのように使い分ければいいのでしょうか。

『重』を『じゅう』と読む熟語は次のようなものがあります。

『じゅう』と読む熟語

  • 体重
  • 重量
  • 荷重
  • 重要
  • 厳重
  • 比重
  • 重圧
  • 重心
  • 重症
  • 重傷
  • 重病
  • 重体
  • 重厚
  • 重点
  • 重大
  • 重用

『重用』は、古くからの読み方は『じゅうよう』ですが、『ちょうよう』と読んでも誤りではありません。

これは、『重要』と読みが同じになることから、

混乱を避けるために『ちょうよう』と読まれるようになった

という説があります。

 

『重』を『ちょう』と読む熟語は次のようなものがあります。

『じゅう』と読む熟語

  • 重複
  • 貴重
  • 慎重
  • 軽重
  • 荘重
  • 尊重
  • 珍重
  • 丁重
  • 偏重
  • 重宝

『軽重』は、『けいちょう』とも『けいじゅう』とも読まれるようですね。

 

さて、『じゅう』と読む場合と『ちょう』と読む場合で、言葉に違いは見つかるでしょうか?

よく、『重い』という意味の場合は『じゅう』で、『重ねる』という意味の場合は『ちょう』であるという説を見かけます。

確かに、『じゅう』と読む場合の熟語は全て、『重い』や『重さ』という意味が含まれています。

しかし、『貴重』は尊び重んじるという意味なので、『重ねる』という意味は含まれないですよね。

必ずしも、『重い』という意味だから『じゅう』になるとは限らないようです。

こうしてみると、

ひとつずつ覚えていくより他はないようですね。

 

『慣用読み』いろいろ

受験勉強

受験勉強

先ほど、『重複』を『じゅうふく』と読む人が多くなってきたという話をしました。

そのため、現在では『ちょうふく』でも『じゅうふく』でも問題はないとされています。

このような読みのことを『慣用読み』といいます。

 

例えば、『早急』という熟語がありますね。

あなたは、『早急』という字をどうやって読みますか?

『そうきゅう』と読む人が結構いるのではないでしょうか?

正しくは、『さっきゅう』と読みます。

ですが、『そうきゅう』と読む人が増えたため、最近では『そうきゅう』でも誤りではないということになっています。

 

意外な読み方に、『輸入』という熟語があります。

あなたは、『輸入』という字をどうやって読みますか?

おそらく、学校で習った読み方は『ゆにゅう』ではないでしょうか?

実は、もともとの正しい読み方は『しゅにゅう』なのです。

ですが、『ゆにゅう』という読み方が定着し、現在では『しゅにゅう』と読む人はほとんどいませんね。

他にも、『見参(げんざん→けんざん)』や『惨敗(さんぱい→ざんぱい)』『独壇場(どくせんじょう→どくだんじょう)』など、『慣用読み』は結構たくさんあります。

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まとめ

今回のポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『重複』は、正しくは『ちょうふく』と読み、『じゅうふく』は誤り。
  • 最近では『重複』を『じゅうふく』と読む人が増えたため、『じゅうふく』でも誤りではないとされている。
  • 『重』を『じゅう』と『ちょう』のどちらで読むかは、熟語をひとつひとつ覚えるしか方法はない。
  • 『重複』を『じゅうふく』と読むようなことを『慣用読み』という。

言葉の読みにも、様々な歴史があるのですね。

その歴史について調べてみるのも、おもしろいですよ。

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