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たらこ/明太子/辛子明太子の違いを解説!作り方と見分け方をチェック

ご飯が止まらなくなる食材の代表的なものと言えば

『たらこ』や『明太子』『辛子明太子』。

白いご飯はもちろん、お茶漬けによし、おにぎりによし。

さらにパスタにうどんに、茹でたジャガイモにと、大活躍の食材です。

 

ところで、

  • たらこ
  • 明太子
  • 辛子明太子

って、何がどう違うのか、じっくり考えて見たことはありますか?

『たらこ』と『辛子明太子』は、明らかに違いますよね。

でもこの2つの間に『明太子』が入ると、ちょっとややこしくなるのです。

 

ということで、『たらこ』『明太子』『辛子明太子』の違いや見分け方について、調べてみました。

たらこや明太子、辛子明太子が好きなあなた、ぜひ最後まで読んでくださいね。

作り方も紹介していますよ!

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『たらこ』『明太子』『辛子明太子』の違いとは?

辛子明太子があると、ご飯が止まらなくなる!

『たらこ』『明太子』『辛子明太子』の違い

ではさっそく、『たらこ』『明太子』『辛子明太子』の違いを見てみましょう。

 

この3つの違いは

たらこ

⇒スケトウダラの卵巣を塩漬けにしたもの

明太子

⇒スケトウダラの卵巣を塩漬けにしたもの、もしくは唐辛子入りの調味液で辛く味付けしたもの

辛子明太子

⇒スケトウダラの卵巣を、唐辛子入りの調味液で辛く味付けしたもの

 

『たらこ』と『辛子明太子』については、納得がいく人が多いでしょう。

でも、『明太子』に関しては

「えっ、結局どっちなの?」

と思った人もいるかもしれませんね。

 

これはどういうことかというと、

『たらこ』を『明太子』と呼んでいる人も、『辛子明太子』を『明太子』と呼んでいる人も、両方いる

ということなのです。

 

ちょっとややこしいので、この理由も含め、1つずつ見ていきましょう。

『たらこ』とは

『たらこ』とは、スケトウダラの卵巣を塩漬けにしたもののことです。

 

『たらこ』はタラの卵巣だと思っている人もいるかもしれませんね。

でも、マダラの卵巣は大きくて硬く、塩漬けに向いていないのです。

そのため、

タラと言ってもマダラではなく、スケトウダラの卵巣

を使っています。

スケトウダラの卵巣は、『スケコ』と呼ばれることもあります。

 

なお、『たらこ』はたいてい、焼いていない状態のものを言います。

焼いたものは『焼きたらこ』と言いますよね。

でも最近は、コンビニのたらこ入りおにぎりで過熱した『たらこ』を使っているため、『たらこ=焼きたらこ』と認識している人もいるようです。

『明太子』とは

次に、問題の『明太子』について。

 

『明太子』というのは、元は福岡の方言で『たらこ』のこと。

実は韓国でも、スケトウダラのことを『明太(ミョンテ)』と呼んでいて、その卵巣を『明太子』と言っています。

おそらくは、それが福岡に入って来た、ということなのでしょう。

 

ですから、

元々は『明太子』も、辛くない『たらこ』のこと

なのです。

今でも福岡から関西圏にかけては、『たらこ』のことを『明太子』と言うこともあります。

 

同時に、関東圏などでは、スケトウダラの卵巣を辛く味付けしたものを『明太子』と言うこともあります。

正式名称の『辛子明太子』を省略して『明太子』と言うのです。

 

これが、最初に

『明太子は、スケトウダラの卵巣を塩漬けにしたもの、もしくはそれを唐辛子で辛く味付けしたもの』

と書いた理由です。

 

ちなみに、スケトウダラは

  • 韓国語…ミョンテ(明太)
  • 中国語…ミンタイ(明太)
  • ロシア語…ミンタイ

というように呼ばれています。

国が違っても、ほぼ同じような名前なんですね。

『辛子明太子』とは

最後に、『辛子明太子』について。

これは先に書いたように、

スケトウダラの卵巣を、唐辛子を入れた調味液で辛く味付けしたもの。

 

この『辛子明太子』という名称を使えるのは、

『原材料としてスケトウダラの卵巣を使っているものに限る』

と決められています。

ですから、他の魚で作ったら、味や食感が同じでも『辛子明太子』とは呼べないのです。

 

そして先ほども書いたように、

この『辛子明太子』を略して『明太子』と言っている人もたくさんいます。

 

ちなみに、辛子明太子は、元々は朝鮮半島の伝統食品でした。

でも、日本人にとっては辛すぎたのです。

 

そこで、昭和24年、博多の『ふくや』の創業者が、独自の加工方法で日本人に合う味にして生産し、売り出しました。

これが日本の辛子明太子の発祥です。

そして、昭和40年代に新幹線が開通したことで、全国に広まって行ったと言われています。

『たらこ』『明太子』『辛子明太子』の呼び分け方まとめ

『たらこ』は良いとして、『明太子』『辛子明太子』は、ちょっとややこしいですね。

ここで呼び分け方をまとめてみましょう。

 

たらこ 明太子 辛子明太子
関東 スケトウダラの卵巣の塩漬け スケトウダラの卵巣を、唐辛子入りの調味液で辛く味付けしたもの
福岡~関西 スケトウダラの卵巣の塩漬け スケトウダラの卵巣を、唐辛子入りの調味液で辛く味付けしたもの

 

地域によって食べ物の呼び名が変わるのは、よくあることです。

(たとえば、『おしるこ』と『ぜんざい』も、地方によって呼び方や分け方が違います。)

なので、関東の人が関西や福岡へ、関西や福岡の人が関東へ行った時は、ちょっと気を付けた方が良いでしょう。

もし『明太子』とだけ書いてあり、辛いほうか辛くないほうか確証が持てない場合には、

「これは辛子明太子ですか?それとも辛くないやつですか?」

と確認してみてくださいね。

参考記事
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たらこ・明太子・辛子明太子の見分け方と違い

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次に、タラコと明太子、辛子明太子の見分け方や違いについてお話ししましょう。

 

ただし、『明太子』が入ると話がややこしくなるので、ここから先は、

  • 辛くないほうを『たらこ』
  • 辛いほうを『辛子明太子』

として、この2つで呼び分けていきます。

たらこと辛子明太子の見分け方

スーパーなどで売っている辛子明太子なら、『辛子明太子』とはっきり書いてあるはずです。

 

でも、万が一『明太子』とだけ書いてあったりする場合は、

  • 原材料名に『唐辛子』が入っていたら辛子明太子、入っていなかったらたらこ
  • 表面に唐辛子の赤いツブツブが付いていたら辛子明太子、付いていなければたらこ

というところで判断できます。

 

写真で見比べてみましょう。

左がたらこ、右が辛子明太子

左がたらこ、右が辛子明太子

こんな風に、ほとんどの辛子明太子は、唐辛子の赤いツブツブが付いているのが見えるはずです。

 

あまりないとは思いますが、

見た目ではよくわからず、表示もないという場合は、お店の人などに確認してくださいね。

たらこと辛子明太子の違い

たらこと明太子の一番の違いは、

『辛くないか、辛いか』

ですよね。

 

でも、その他にもカロリーや塩分も違うのです。

100g当たりのカロリーと塩分を比べてみると、このようになります。

せっかくですから、焼きたらこも入れて比べてみましょう。

 

たらこ 辛子明太子
焼きたらこ
カロリー 140kcal 170kcal 126kcal
塩分 4.6g 5.3g 5.6g

 

カロリーが一番高いのは、焼きたらこ。

辛子明太子は、たらこよりもカロリーが低いです。

 

一方で塩分は、やはり辛子明太子が一番多いですね。

 

食品全体の中では、どうかというと、100g当たりのカロリーや塩分で考えると、高いほうになります。

 

となると、体に悪いようなイメージを持つ人もいるかもしれません。

でも、たらこには

  • ビタミンB12
  • ナイアシン
  • ビタミンE
  • ビタミンC

といった栄養も、豊富に含まれています。

ですから、『カロリーや塩分が多い=体に悪い』というわけでもないのです。

 

一食で食べる量は、たらこでも辛子明太子でも、だいたい25gくらい。

食べ過ぎなければ大丈夫ですよ。

注意ポイント

ただし、

  • 血圧が高い人
  • 体質や病気などで、塩分やカロリーの制限がある人

は、気を付けてください。

たらこや明太子、辛子明太子の作り方

自作の辛子明太子でおにぎり!

たらこや明太子、辛子明太子は、お店で買って食べることが多いでしょう。

でも実は、家で作ることもできます。

 

ということで、作り方を紹介しましょう。

 

なお、ここでも

  • 辛くないほうを『たらこ』
  • 辛いほうを『辛子明太子』

として書いています。

たらこ・明太子の作り方

たらこの材料は

  • 生たらこ(味の付いていないもの)
  • 粗塩

これだけで作ることができます。

 

手順は

  1. 生たらこを、水を入れたボウルに入れて、筋や血管などを取り除く
  2. きれいにした生たらこに粗塩をまぶす(粗塩の量は、生たらこが見えるか見えないかぐらい)
  3. そのまま3~4時間寝かせる。この時に水分が出るので、ざるなどに入れて水が切れるようにする
  4. まぶした粗塩を水でさっと流す
  5. 2%くらいの塩水に1時間くらい浸ける
  6. キッチンペーパーなどで水気を切る

これで完成です。

案外簡単ですね。

辛子明太子の作り方

次に、辛子明太子の作り方を紹介します。

 

材料はこのようなものです。

 

(分量はだいたいの目安です。)

生たらこ(味付けしていないもの) 約150g(2はらくらい)

下漬け用の液

  • 日本酒 170cc
  • 塩 30g

本漬け用の調味液

  • 焼酎もしくは日本酒 190cc
  • 昆布 5㎝×5㎝くらいのものを1枚
  • 鰹節 5~6g
  • 砂糖 小さじ1/2~大さじ1
  • 醤油 小さじ1~大さじ1/2
  • 粉の唐辛子 辛さの好みによって調節
  • 好みで柚子などの調味料

唐辛子は、辛さの好みによって量を加減してください。

ちなみに

筆者が参考にしたレシピでは、

大さじ1~1+1/2

とありました。

また、他の調味料も、好みに合わせて調節してみてくださいね。

 

では、作り方です。

  1. 生たらこに塩を振りかけ、冷蔵庫で1時間くらいおく
  2. キッチンペーパーなどで出てきた水分を拭き取り、下漬け用の日本酒に生たらこを入れ、酒で洗っておく
  3. 生たらこを洗ったお酒をザル(目の細かいもの)で漉し、鍋に入れて沸騰させる
  4. 酒が沸騰したら塩を入れて弱火にし、5分くらいアルコールを飛ばす
  5. アルコールを飛ばしたら鍋を火からおろして、ボウルに氷水を入れて鍋ごと浸し、冷やす
  6. 下漬け用のお酒が冷えたら、タッパーやジッパー付き保存袋に入れて、冷蔵庫で7~12時間くらい寝かせる
  7. ざるに入れてラップをし、冷蔵庫で10時間くらい水(酒)切りをする
  8. 本漬け用の焼酎に、昆布を入れて30分ほどおく
  9. 8を鍋に入れて火にかけ、4と同じようにしてアルコールを飛ばす
  10. 9に鰹節を入れて弱火で2~3分ほど煮てだしを取り、漉す
  11. しょうゆ、砂糖、粉唐辛子を入れて良く混ぜる。柚子を入れても良い。
  12. 5と同じように、氷水を入れたボウルに11の鍋を入れて冷やす
  13. 十分冷えたら、タッパーやジッパー付き保存袋に11と生たらこを入れて、1週間から1か月くらい漬ける(時々上下を返すこと)。
  14. 漬けあがったらざるに入れて、調味液を切る

これで完成です。

 

辛子明太子はやはり時間がかかります。

でも、出来上がりを待つのも楽しみになりそうですね。

ぜひ、トライしてみてください。

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まとめ

『たらこ』『明太子』『辛子明太子』はどう違うかというと、

たらこ

⇒スケトウダラの卵巣の塩漬け

明太子

⇒もともとは『たらこ』のこと。たらこを『明太子』という人も、辛子明太子を『明太子』という人もいる

辛子明太子

⇒スケトウダラの卵巣を、唐辛子の入った調味液につけて辛く味付けしたもの

つまり、『明太子』は辛くない方を指す時と、辛い方を指す時と、両方あるのです。

「明太子食べたいな」

と言われた時は、辛い方か辛くない方か、確認した方がよさそうですね。

 

そして見分け方は、

たらこ(辛くない明太子)

⇒唐辛子の粒が付いていない

辛子明太子(辛い明太子)

⇒唐辛子の粒が付いている

というところで、だいたい見分けることができます。

また、お店で売っているものなら、辛子明太子には『辛子明太子』と書いてあり、原材料にも『唐辛子』と書いてあるはずです。

たらこも明太子も辛子明太子も、本当にご飯が進むんですよね。

食べ過ぎには気を付けつつ、美味しい時間を過ごしてくださいね!

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