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縄文土器と弥生土器の違いを解説!デザインや作り方をチェック

『縄文時代』に作られた『縄文土器』と、『弥生時代』に作られた『弥生土器』、この2つの違いについて知っていますか?

 

はなこ
社会の歴史で『縄文土器』と『弥生土器』について習うでしょ。

あの2つの違いって、いまいちよく分からないんだけど。

土器の形や作り方など、いろいろと違うみたいだよ。
たろう
はなこ
もう少し詳しく、2つの違いについて調べてみたいわね。

 

今回は、『縄文土器』と『弥生土器』の違いを調べ、デザインや作り方について解説します。

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『縄文土器』と『弥生土器』の違い

そもそも、『縄文土器』と『弥生土器』の違いは何でしょうか?

 

『縄文土器』が作られた『縄文時代』は、約1万6000年前~約3000年前の約1万3000年間の時代を指します。

それに対して、『弥生土器』が作られた『弥生時代』は紀元前300年頃~紀元後300年頃の約600年の時代のことです。

つまり、『縄文土器』のほうが、時代としては古かったということですね。

 

『土を練って焼くことで器になること』

を最初に発見したのは『縄文人』でした。

しかし、その頃はまだ高温で焼く技術がなかったため、

土器は厚くて黒褐色であり、強度もあまりありませんでした。

当時は、料理や貯蔵などの実用面だけではなく、祭事などで使う呪術的な要素も持っていました。

そのため、複雑な模様の物が多く、あまり実用的であるとも言えませんでした。

 

それが『弥生時代』になると、農耕が発達したため、貯蔵用などの実用的な土器が作られるようになりました。

高温で焼く技術が発達したため、薄手で明るい褐色色の物が多く、強度も『縄文土器』よりも増しました。

 

『縄文土器』と『弥生土器』の主な違いは、次のようになります。

『縄文土器』と『弥生土器』の違い

  • デザインの違い
  • 作り方の違い
  • 使用目的の違い

 

これらの違いについて順番に見ていきましょう。

 

『縄文土器』と『弥生土器』のデザインの違い

弥生土器

弥生土器

『縄文土器』は、呪術的な要素も持っていました。

そのため、複雑な模様の付いた、あまり実用的ではない土器が多くあります。

おそらく、当時信仰していた神様をモチーフにして作られたのでしょう。

口が広くて、底が深い『深鉢型』と呼ばれるデザイン

のものが多くあります。

また、

『縄文』という名前の由来となった、縄を押し付けてつくる文様が多い

のも特徴です。

『弥生土器』になると、実用的な土器が多くなります。

いわゆるツボやカメ、また高杯と呼ばれる、器の部分が高くなるように台を付けたもの(ワイングラスなどを想像すると分かりやすいでしょう)などが作られました。

模様は丸や三角形、直線、波などシンプルなものが多く、実用重視であることがわかります。

『縄文土器』と『弥生土器』の作り方の違い

『縄文土器』は、

土器の形にした土を地面に並べ、草木をくべて焼く

という、いわゆる野焼きによって作られます。

そうすると、

あまり高い温度で焼くことはできませんし、焼きムラなどが生じ、黒いシミが土器に残ってしまいます。

そのため、厚手にしておかないとすぐに土器は割れてしまうわけですね。

 

『弥生土器』も基本的には野焼きです。

しかし、『縄文土器』と違うところは、

土を土器の上にかぶせる

という工程が追加されている点です。

こうすることで、土がかまの役目を果たし、高温で均一に熱が伝わるようになります。

なので、

薄手にしても丈夫な土器を作ることができるようになったわけです。

 

『縄文土器』と『弥生土器』の使用目的

『縄文土器』は、

『呪術などの目的に使われる』

ということを前にも書きました。

それは、土器に付いている複雑な文様や飾りなどから想像することができます。

その反面、

土器を使って煮炊きをした跡も見つかっているため、調理目的で土器を使用していたことも分かっています。

『縄文時代』は狩猟や採集が主な食料確保の方法でした。

採取した木の実などは、そのままでは食べることができないモノもあったでしょう。

そういったものを調理することが、『縄文時代』ではすでに行われていたということですね。

 

『弥生時代』になると、

『土器の形状によって使い分けていた』

と考えられています。

ツボの形をした土器は、主に穀物や液体を貯蔵しておくため

に使われていました。

カメの形をしたものは、『縄文時代』と同様に、食料の煮炊きなどに使われていた

と考えられています。

そして、

高杯は、食べ物を盛り付けるための器

として使われていました。

『魏志倭人伝』という、『弥生時代』の風習を記した書物の中で、

『高杯に盛った食べ物を手で食べる』

という記述があります。

はなこ
こうしてみると、『縄文時代』から『弥生時代』になって土器も大きく進化したのね。
でも、土が器になるなんて、すごい発見だったんじゃないかな。

今でも、陶器や磁器などが一般に使われているわけだからね。

たろう

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まとめ

今回のポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『縄文土器』は、『縄文時代』に作られた土器であり、『弥生土器』は『弥生時代』に作られた土器である。
  • 『縄文土器』のデザインは、深鉢型であり、縄目を使った文様があるのが特徴である。
  • 『弥生時代』のデザインは、ツボ、カメ、高杯といった実用的なものが多いのが特徴である。
  • 『縄文土器』は、野焼きによって作られたため、低温で焼きムラが多く、もろかった。
  • 『弥生土器』は、上に土をかぶせることによって、高温で均一に焼けるようになり、丈夫な土器が作られていた。
  • 『縄文土器』は、調理の他、祭事などにも使われていた。
  • 『弥生土器』は、貯蔵・調理・食べ物の盛り付けに使われていた。

『縄文土器』や『弥生土器』は、日本全国で出土されていて、博物館などで見ることができます。

これを機会に、一度じっくりと鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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