パソコンに搭載されるCPU、Intelの他に、AMDのRyzenも人気があります。
あなたは、『Ryzen5 2600X』と『Ryzen5 2600』の違いを知っていますか?

『Ryzen5』なんか、手頃な値段で人気があるようだよ。


この2つの違いって、何なのかな?
今回は、『Ryzen5 2600X』と『Ryzen5 2600』の性能やスペックを調べ、その違いについて解説します。
『Ryzen5 2600X』と『Ryzen5 2600』の性能やスペック
まずは、『Ryzen5 2600X』と『Ryzen5 2600』の性能やスペックについて比較してみましょう。
『Ryzen5 2600X』と『Ryzen5 2600』のスペック
プロセスルールとは簡単に言えば、
どれだけ微細化が進んだか
の目安になります。
値が小さいほど微細化が進み、パフォーマンスは向上します。
これは、『Ryzen5 2600X』と『Ryzen5 2600』で違いはありませんね。
コア/スレッドは同時に動作できる処理数を表し、この値が高いほど性能は高くなります。
これも、両者に差はありません。
『Ryzen5 2600X』と『Ryzen5 2600』の大きな違いのひとつがクロック数です。
クロック数は処理速度の速さを表す指標になります。
これは、通常の値と最大値のどちらも『Ryzen5 2600X』が上ですね。
XFR(Extended Frequency Range)とは、
冷却機能を高めることで、最大クロックを越えて動作させることができる
というユニークな機能で、IntelのCPUには、このような機能はありません。
このXFRは『Ryzen5 2600X』だけが持っている機能です。
TDP(Thermal Design Power)は、簡単に言えば消費電力のことです。
消費電力は、『Ryzen5 2600』が低いですね。
また、
価格も『Ryzen5 2600』が安く設定されています。

価格も『Ryzen5 2600X』の方が高いから、当然だけどね。

『Ryzen5 2600X』と『Ryzen5 2600』の違い

マザーボード
『Ryzen5 2600X』と『Ryzen5 2600』の主な違いは次のとおりです。
『Ryzen5 2600X』と『Ryzen5 2600』の違い
- 『Ryzen5 2600X』のほうが、『Ryzen5 2600』よりも動作クロック・最大クロックがともに高い。
- 『Ryzen5 2600X』にはXFRが搭載されている。
- 『Ryzen5 2600』のほうが、『Ryzen5 2600X』よりもTDPは低い。
- 『Ryzen5 2600』のほうが、『Ryzen5 2600X』よりも安い。
動作クロック・最大クロックについては、『Ryzen5 2600X』が高いため、
処理能力も高い
ということになります。
さらに、『Ryzen5 2600X』にはXFRが搭載されています。
自作パソコンなどの場合は、自分で様々な部品を選ぶことができるため、CPUに対して、しっかりとした冷却機能を付けることも可能です。
そうすることで、CPUの熱を下げることができるので、XFRが働いて最大クロックよりも高いクロック数で動作させることも可能でしょう。
自作したり、検証した上で販売しているメーカーのパソコンを購入するようにすれば、XFRの性能を発揮させることができます。
逆に、特に冷却機能について考慮していないパソコンを購入した場合は、その効果はあまり感じられないでしょう。
『Ryzen5 2600X』と『Ryzen5 2600』のクロック数の差は0.2GHz~0.3GHz程度です。
コア数やスレッド数は変わらないため、普通に使う限りは、あまり速度の違いは感じることができないでしょう。
極限まで処理能力を追求するつもりがないのであれば、TDPが低く、価格の安い『Ryzen5 2600』の方が手頃かもしれませんね。


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まとめ
今回のポイントについて、まとめていきましょう。
ポイント
- 『Ryzen5 2600X』のほうが、『Ryzen5 2600』よりも動作クロック・最大クロックがともに高い。
- 『Ryzen5 2600X』にはXFRが搭載されている。
- 『Ryzen5 2600』のほうが、『Ryzen5 2600X』よりもTDPは低い。
- 『Ryzen5 2600』のほうが、『Ryzen5 2600X』よりも安い。
現在の『Ryzen5』の最新版は『Ryzen5 3600X』と『Ryzen5 3600』です。
『Ryzen5 2600X』と『Ryzen5 2600』は、だいぶ値下がりしているので、買いどきかもしれませんね。