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田中ビネーとWISCの違いをわかりやすく解説【知能検査とIQテスト】

あなたは、『IQテスト(知能検査)』を受けたことはありますか?

『IQテスト』にも、いろいろな方法があります。

 

はなこ
学校で、『IQテスト』を受けたことがあるけど、あれで何が分かるの?
受験者の知能を測定するためのテストだよ。

『田中ビネー』とか『WISC』とか、いろいろな種類があるよ。

たろう
はなこ
そんなテスト、聞いたことないわね。

そもそも、『田中ビネー』と『WISC』って、いったい何が違うの?

 

今回は、IQテストの種類である『田中ビネー』と『WISC』の違いについて解説します。

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【IQテスト】『田中ビネー』と『WISC』の違い

『IQテスト』は、受験者の

『知能指数』を測定するために開発されたテスト

のことです。

およそ100年ほどの歴史があります。

当初は、

知的障害児を見分けること

が主な目的でしたが、その後は、さまざまな分野で活用されるようになりました。

『田中ビネー』とは?

1947年に、心理学者の田中寛一によって出版されたビネー式IQテストの一種

のことです。

ビネー式知能検査は、1905年にフランスの心理学者アルフレッド・ビネーによって作成された、世界初のIQテストです。

『田中ビネー』は、

ビネー式知能検査を参考に改良を加えた日本のIQテスト

です。

 

『WISC』とは?

1949年に、アメリカの心理学者デビッド・ウェクスラーによって開発された児童向けのIQテスト

のことです。

6歳から16歳までの年齢を対象にしたIQテストであり、デビッド・ウェクスラーはこの他にも16歳以上を対象とした『WAIS』や6歳未満を対象とした『WPPSI』を開発しています。

 

『田中ビネー』と『WISC』の違い

『田中ビネー』と『WISC』の主な違いは次のようになります。

『田中ビネー』と『WISC』の違い

  • 『田中ビネー』は、日本での使用を目的として開発されたが、『WISC』は国際的に広く用いられるIQテストである。
  • 『田中ビネー』は、2歳から成人までと幅広い年齢に利用できるが、『WISC』は6歳から16歳までと適用年齢の幅が狭い。
  • 『田中ビネー』は、同世代の水準と比較した時の発達や、遅れの度合いをつかみやすい。
  • 『WISC』は、『言語性の知能指数(VIQ)』と『動作性の知能指数(PIQ)」の二つの知能を測定することができる。

『田中ビネー』は、日本で開発されたIQテストであり、利用も日本に限定されます。

一方の『WISC』は、世界中で広く利用されています。

 

また、

『田中ビネー』の場合、2歳から成人までと適用年齢が非常に幅広いのに対し、『WISC』の適用年齢は6歳から16歳となっています。

 

『田中ビネー』には、『年齢尺度』というものが導入されています。

『年齢尺度』とは、問題に対する年齢ごとの基準のことで、

同世代の水準に対して発達しているのか、または遅れているのかが分かる仕組み

になっています。

 

『WISC』の場合、『言語性の知能指数(VIQ)』と『動作性の知能指数(PIQ)』の二つの知能を測定することができます。

『言語性の知能指数(VIQ)』とは、主に耳から入った聴覚情報を処理する能力のことで、言語を理解する能力や音声処理能力を調べることができます。

また、『動作性の知能指数(PIQ)』とは、主に眼から入った視覚情報を処理する能力のことで、動作の能力や運動処理能力を調べることができます。

 

はなこ
『田中ビネー』と『WISC』の違いについてはなんとなく分かったわ。
じゃあ、同じ人がこの2つを受けると、同じ知能指数になるのかな?
たろう

 

『田中ビネー』と『WISC』で、知能指数は同じ結果になる?

知能指数

知能指数

『田中ビネー』も『WISC』も、

知能指数を測定する

という本来の目的に変わりはありません。

それでは、両方を同じ人が受けた場合、結果は同じになるのでしょうか?

 

『田中ビネー』で高い知能指数であった人は、『WISC』でも知能指数は高い傾向にあります。

また、逆に『田中ビネー』で低い知能指数であった人は、『WISC』でも知能指数が低くなります。

なので、どちらも知能指数の違いをきちんと表していることになりますね。

しかし、

知能指数の値は、『田中ビネー』のほうが『WISC』よりも高くなる

という実験結果があります。

なので、例えば『田中ビネー』を受験した人と『WISC』を受験した人を、一つにまとめて単純に比較することはできないわけですね。

両方をまとめて比較するためには、何らかの補正をどちらか一方に掛けてやる必要があります。

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『田中ビネー』とは、1947年に心理学者の田中寛一によって出版されたビネー式IQテストの一種である。
  • 『WISC』とは、1949年に、アメリカの心理学者デビッド・ウェクスラーによって開発された児童向けのIQテストのことである。
  • 『田中ビネー』は、日本での使用を目的として開発されたが、『WISC』は国際的に広く用いられるIQテストである。
  • 『田中ビネー』は、2歳から成人までと幅広い年齢に利用できるが、『WISC』は6歳から16歳までと適用年齢の幅が狭い。
  • 『田中ビネー』は、同世代の水準と比較した時の発達や遅れの度合いをつかみやすい。
  • 『WISC』は、『言語性の知能指数(VIQ)』と『動作性の知能指数(PIQ)」の二つの知能を測定することができる。
  • 知能指数の値は、『田中ビネー』のほうが『WISC』よりも高くなる。

『IQテスト』を無料で受けられるサイトがいくつかあります。

一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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