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元素

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元素と原子の違いをわかりやすく解説!意味や定義をチェック!

化学を勉強していると、

  • 元素
  • 原子

という2つの言葉を、よく目にします。

学校の理科の授業でも出てくるので、聞き馴染みのある人も多いはずです。

しかし、この2つの言葉に、どんな違いがあるのか、知っていますか?

はなこ
昨日の小テストで、原子って答えるべきところを元素って間違えて答えちゃったんだ
言葉の響きが似ているけど、使われている漢字が違うよね
ひろし
はなこ
同じ単元で出てくるし、混同しちゃってたよ
確かにどう違うのかって聞かれると説明できないかも…
ひろし

 

この記事では、そんな元素と原子の違いについて解説します。

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『元素』と『原子』の意味

元素と原子は、使用される場面や言葉の響きこそ似ていますが、それぞれ異なる意味を持っています。

2つの言葉は、一体どこが違うのでしょうか?

また、共通点はあるのでしょうか?

『元素』と『原子』の違いは?

元素とは、一言で言い表せば、

原子の種類を表すもの

となります。

膨大な数の原子が存在する中で、性質が同じもので分類したものが元素です。

つまり、

元素というラベルで、原子をジャンル分け

しているのです。

粒子に着目する場合は原子

という呼び方、

種類に着目する場合は元素

という呼び方をされる傾向があります。

はなこ
原子が本のタイトルだとしたら、元素はミステリーや恋愛小説みたいなジャンルの名前ってことかな?
なるほど!そう言われると分かりやすい気がするよ
ひろし

『元素』と『原子』の共通点

元素と原子は、違う言葉ですが、全く異なる性質を持ったものではありません。

どちらも、

物質を構成するもの

という点では同じです。

例えば、

水は複数の原子によって構成されている

水は複数の元素によって構成されている

という2つの説明は、どちらも正しいです。

 

ただ、掘り下げていくと、それぞれが持つニュアンスに違いがあることが分かります。

まず、『原子によって構成されている』と説明する場合は、その粒子に着目するため、

水は水素原子と酸素原子という2種類の原子によって構成されている

という説明の仕方となります。

 

一方で、『元素によって構成されている』と説明する場合は、その種類に着目するため、

水素と酸素という2つの元素によって構成されている

という説明となります。

元素』について

元素

原子を分類するジャンルの役割を持つ元素ですが、具体的には、どういうものなのでしょうか。

具体例を交えて見ていきましょう。

『元素』の定義

元素(element)

とは、原子の種類を表すもののことで、膨大な数の原子を分類する役割を果たしています。

現在では、100種類以上の元素が発見されています。

さらに、新たな元素が見つかる可能性は、ゼロではありません。

 

元素を表すには、

元素記号

というアルファベットを使用した記号が使用されます。

それぞれの元素の性質や、特徴を考慮して作成された表は

周期表

と呼ばれ、理科の授業でもお馴染みです。

この元素記号と、それぞれの原子が持つ原子番号は対応し、周期表の中で確認することができます。

『元素』の例

元素は通常、

H(水素)

Fe(鉄)

Na(ナトリウム)

というように、アルファベットを使用した元素記号で表されます。

また、2種類以上の元素が化学反応を起こすことで、

H2O(水)

NaCl(塩化ナトリウム)

といった化合物が生成されます。

『原子』について

原子

数が多いため、元素によって分類されることの多い原子ですが、具体的にはどういうものなのでしょうか。

原子という言葉の意味を詳しく見ていきましょう。

『原子』の定義

原子(atom)とは、

物質を構成する最小粒子

のことです。

物質を分解していくと、最終的に、これ以上わけることができない小さな粒子になります。

あらゆる物質は、原子が組み合わさることで構成されているのです。

『あらゆるモノは、原子からできている』

と言えます。

100種類ほどの発見がある元素と比べ、原子の数は多く、

数千種類存在している

と言われています。

『原子』の例

原子は、中心となる原子核と、その周りの電子から構成されています。

それぞれの原子は、元素の種類と対応している原子番号というものを持っています。

2(H・ ヘリウム)

6(C・炭素)

30(Zn・亜鉛)

この原子番号は、原子に含まれる陽子と呼ばれる粒の数によって決められています。

どの原子番号が、どの元素と対応しているのかは、周期表で確認することができます。

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まとめ

物質を構成する最小の粒子である原子。

原子を分類し、その種類を表す元素

それぞれが、本のタイトルとそのジャンルのような役割を果たしています。

2つの言葉は異なるものではありますが、どちらも

物質を構成するもの

という点では同じです。

  • 粒子自体に着目する場合は原子
  • 種類に着目する場合は元素

という呼び方が使われる傾向があります。

似ている部分もあり、違いを明確に説明するのが難しい元素と原子です。

それぞれの性質をよく理解して、使い方を間違えないようにしたいですね。

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