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トビハゼとムツゴロウの違いをわかりやすく解説!見分け方は?

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夏に、干潟などで飛び跳ねているトビハゼやムツゴロウを見たことはありますか?

かつて食用とされていた地域もありますので、食べたこともあるかもしれませんね。

 

トビハゼとムツゴロウは、どちらも大きな目が特徴的な、とてもよく似た見た目をしています。

そのため、見つけたそれがトビハゼかムツゴロウかを見分けることは簡単ではありません。

でも、これから紹介する、トビハゼとムツゴロウのそれぞれの違いを知ると、意外と簡単に見分けられるようになりますよ。

今回は、

トビハゼとムツゴロウの違い

について解説していきます。

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トビハゼとムツゴロウの名前と見た目の違い

トビハゼとムツゴロウは、どちらも

スズキ目ハゼ科

の魚類です。

属している科や目が同じで、見た目もよく似ています。

まずは、その名前と見た目に注目して、それぞれの違いを確認…

 

と、その前に、

「実際にトビハゼやムツゴロウを見たことがない・・・」

という人もいるでしょうから、写真で確認してみましょう。

トビハゼの見た目

トビハゼ

トビハゼ

ムツゴロウの見た目

ムツゴロウ

ムツゴロウ

トビハゼとムツゴロウの名前の違い

トビハゼという和名は、

潮が満ちてくると水上を飛び跳ねて陸地まで逃げてくるその姿

に由来しています。

英名では、

『Mudskipper(マッドスキッパー)』

と名付けられています。

これは

『泥を跳ねるもの』

という意味ですから、和名と同じく、その見た目を表している名前が付けられていることがわかりますね。

 

続いてムツゴロウです。

この『ムツゴロウ』という和名は、

脂っこいという意味の『むつっこい』という方言と、ハゼの別名である『ゴリ』

を組み合わせてできた名前です。

英名では

『Great blue spotted mudskipper(グレート ブルー スポォトゥ マッドスキッパー)』

となっています。

トビハゼの英名である"mudskipper"が使われていますね。

そしてその前に"Great blue spotted"という言葉が加えられています。

トビハゼとムツゴロウの模様の違い

ムツゴロウの英名にある"Great blue spotted"は

『青い斑点がある〇〇』

という意味の言葉です。

青い斑点があるほうがムツゴロウ

ということがわかりますね。

 

対するトビハゼの見た目は、

小さな白点と大きな黒点のまだら模様

となっています。

また、背びれの棘は、ムツゴロウのほうが長くなっています。

姿かたちがそっくりでも、模様などをよく観察することで見分けることが可能です。

トビハゼとムツゴロウの大きさの違い

細かな模様の違い以外にも、見分け方があります。

ここでは、それぞれの大きさに注目してみましょう。

 

トビハゼは、

成長すると約10㎝ほどの大きさ

になり、これは手のひらに乗せると、すっぽり収まるサイズです。

 

一方でムツゴロウは、

15~20㎝と、トビハゼの倍ほどの大きさ

になります。

この大きさでは、手のひらに乗せると、はみ出してしまいそうですね。

仔魚のころに見分けることは難しいですが、成長後のトビハゼとムツゴロウであれば、見分けることが可能です。

この大きさの違いを、見分ける目安としてよいでしょう。

 

トビハゼとムツゴロウの生息地の違い

続いて、それぞれの生息地について見ていきましょう。

どちらも内海や汽水域の、泥の多い干潟などに生息しています。

ただ実は、その地域に違いがあります。

 

トビハゼは、日本では

東京から沖縄の間

と広い範囲に生息しています。

 

しかしムツゴロウは、日本では

九州の有明海と八代海の一部だけ

を生息地としているのです。

つまり、九州以外の地域で見かけたら、大きさや模様を見るまでもなく、ムツゴロウではないことがわかるのです。

ちなみに

海外では、トビハゼもムツゴロウも台湾、朝鮮、中国と、アジア圏で広く生息しています。

 

トビハゼとムツゴロウの生態系の違い

ここからは、生活スタイルに注目してみましょう。

トビハゼとムツゴロウの生活には、どのような違いがあるのでしょうか。

産卵期・巣穴の違い

トビハゼは、

6月~8月に産卵期

を迎えます。

この時期には、雄のトビハゼは泥のなかに、

ほぼ垂直の巣穴

を作り、その巣穴に雌を呼び込むために、干潟で飛んだり跳ねたりしています。

一般的に目にするトビハゼの行動は、実は求愛行動だったわけです。

 

一方でムツゴロウは、トビハゼよりも少し早い、

5月~7月に産卵期

を迎えます。

トビハゼと同じく、泥のなかに巣穴を作ります。

しかし、ムツゴロウの場合は、

斜めに掘り進めて巣穴をつくる

のです。

また、その巣穴の中は、場所によって横穴があったりなかったりと違いがあります。

まるで巣穴を作るムツゴロウの個性が表れているようですね。

食生活の違い

続いて、食生活の違いを見てみましょう。

トビハゼは、泥の上を動き回り

カニなどの甲殻類や多毛類

を捕らえて食べています。

意外と肉食系なんです。

 

一方でムツゴロウは、

干潟表面にある珪藻などの底生藻類

を主食としているため、こちらは草食系と言えるでしょう。

見た目ではわからない部分ですが、その食生活には大きな違いがあります。

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おわりに

トビハゼとムツゴロウは、どちらも

環境省のレッドリスト(絶滅の危険度を評価したもの)

に掲載されています。

そのなかで、トビハゼが分類されている

準絶滅危惧(NT)

は、『生息条件の変化によっては"絶滅危惧”に移行する可能性のある種』とされています。

また、ムツゴロウの分類は、

絶滅危惧IB類(EN)

で『近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの』です。

トビハゼやムツゴロウを見かけたときは、決して傷つけないよう大切に扱うことを心がけてくださいね。

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