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【規格】NTSCとPALの違いをわかりやすく解説!DVDや画質への影響は?

最近は、ネット通販も一般的になって、特に海外のDVDソフトを購入することも簡単になりました。

DVDソフトには、大きく分けて『NTSC』方式と『PAL』方式の2種類があります。

あなたは、『NTSC』と『PAL』の違いについて知っていますか?

 

はなこ
この間、中国にいる友人から生活の様子を撮影したDVDを送ってもらったの。

早速、再生しようと思ったんだけど、なぜか映らないのよね。

録画方式が違うからだよ。

日本は『NTSC』だけど、中国は『PAL』なんだ。

たろう
はなこ
それって、いったい何が違うの?
違いについては僕もよく知らないな。
たろう
はなこ
『NTSC』と『PAL』の違いについて、詳しく知りたいわね。

 

今回は、『NTSC』と『PAL』の違いについて解説し、画質への影響について見てみましょう。

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【規格】『NTSC』と『PAL』の違い

まずは、『NTSC』と『PAL』がどのようなものか、見てみましょう。

『NTSC』とは?

National Television System Committeeの略で、アナログ放送の送受信方法を決めた規格

のことです。

National Television System Committee(全米テレビジョンシステム委員会)とは、

アメリカにある団体名

のことですが、規格にも同じ名前が使われています。

アナログ放送の送受信方法を定めた規格のことであり、アメリカの他に、日本や中南米でも利用されています。

 

『PAL』とは?

Phase Alternating Line(位相反転線)の略で、アナログ放送信号の規格

のことです。

『NTSC』と同じく、アナログ放送の送受信方法を定めた規格です。

ただ、こちらは

主にヨーロッパ諸国や中国、アフリカ諸国

などで採用されています。

 

実は、『NTSC』も『PAL』も、DVDに対する規格ではなく、アナログ放送の規格だったんですね。

 

『NTSC』と『PAL』の違い

『NTSC』と『PAL』の違いは主に次のようになります。

『NTSC』と『PAL』の違い

  • 1秒間に表示されるフレーム数が違う。
  • 走査線数が違う。
  • 採用されている地域が違う。

 

フレーム数

まず、最も大きな違いが、1秒間に表示されるフレーム数です。

フレームとは、動画のコマのことです。

コマ送りすると、画像が1枚ずつ表示されますよね。

あの画像1枚ずつをフレームといいます。

フレーム数は、『NTSC』の場合は毎秒30枚、『PAL』の場合は毎秒25枚です。

 

走査線数

走査線とは、画像を画面に表示するための光の帯のことです。

画面に出力される画像は、一度に描画されるのではなく、走査線と呼ばれる横方向の線を上から下まで順番に描画しています。

そのスピードが非常に早いので、人間の目にはひとつの絵として見えるわけですね。

この走査線の数は、『NTSC』の場合525本、『PAL』の場合625本になります。

『PAL』のほうが、100本多いわけですね。

 

地域の差

前にも書いたように、

『NTSC』と『PAL』を採用している国は、バラバラです。

そして、『NTSC』と『PAL』の間に互換性はありません。

例えば、『PAL』を採用しているヨーロッパや、中国などの放送を日本で、そのまま見ることはできません。

 

『NTSC』は、テレビがまだ白黒しかない頃(信じられないかも知れませんが、昔は色のないテレビ放送があったのです)から定められた非常に古い歴史を持つ規格です。

それに対して『PAL』は、カラーテレビが普及した後に定められた規格です。

『PAL』は、

『NTSC』よりも色の表現に秀でている

という特徴があります。

また、『PAL』では

信号の一部を反転させる

という特徴があります。

この特性を利用して、誤差をある程度まで修復することが可能になっています。

 

現在、日本ではデジタル放送に切り替わったため、アナログ放送はすでに使われなくなりましたね。

アナログ放送用の信号である『NTSC』も、日本での利用は終了しています。

しかし、

DVDには、未だにこの規格が生きています。

なので、地域によって再生できないDVDがあったりするわけですね。

 

『NTSC』と『PAL』で画質がいいのはどっち?

DVD

DVD

『NTSC』と『PAL』で、画質が良いのは、どちらでしょうか?

『NTSC』は、『PAL』よりも1秒間に表示されるフレーム数が多いです。

そのため、

動画の滑らかさは『NTSC』のほうが優れています。

しかし、走査線数は『PAL』のほうが上です。

また、『PAL』は

『NTSC』に比べて発色がいい

という利点もあります。

なので、

コマの画質については『PAL』のほうが上ですね。

 

どちらの方が画質が優れているのか、単純に比較することは難しいのですが、

動画として見るなら『NTSC』

静止画を見るなら『PAL』

のほうが、画質は良いということになります。

しかし、静止画を見ることはあまりないでしょう。

普通に動画を見るのなら、『NTSC』のほうが動きが滑らかに感じるはずです。

 

最近のDVDプレイヤーや、ビデオカメラなどは、

『NTSC』と『PAL』を切り替えできる機能があるもの

も増えてきました。

↓↓↓

古い機種を使っている場合、日本ではたいてい『NTSC』方式しか見ることはできません。

DVDソフトを購入するときは、どの国の製品なのか気をつけるようにしましょう。

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まとめ

今回の違いのポイントを、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『NTSC』とは、National Television System Committeeの略で、アナログ放送の送受信方法を決めた規格のことである。
  • 『PAL』とは、Phase Alternating Line(位相反転線)の略で、アナログ放送信号の規格のことである。
  • 『NTSC』のフレーム数は、毎秒30枚、『PAL』のフレーム数は毎秒25枚である。
  • 『NTSC』の走査線数は525本、『PAL』の走査線数は625本である。
  • 『NTSC』と『PAL』は、それぞれ採用している地域が違う。

海外でしか売られていないDVDソフト、特に音楽関係で多いですよね。

しかし、せっかく購入したのに、再生できないと、非常に悲しい想いをします。

購入するときには、注意するようにしましょう。

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