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モルタル/コンクリート/セメント/アスファルトの違いを解説!

道路や建築物などで広く使われる

  • モルタル
  • コンクリート
  • セメント
  • アスファルト

の4種類。

あなたは、それぞれの違いを知っていますか?

 

はなこ
『コンクリート』と『セメント』って同じものよね。
どうなんだろう?

名前が違うから中身も違うんじゃないかな?

たろう
はなこ
『モルタル』も『セメント』によく似ているわね。
そういえば、『アスファルト』も『コンクリート』みたいに地面に流し込んで使うよね。

あれは色が違うから別物だとは思うけど。

たろう
はなこ
じゃあ、全部の違いについて調べてみようか。

 

今回は、『モルタル』『コンクリート』『セメント』『アスファルト』の違いについて解説します。

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『モルタル』『コンクリート』『セメント』『アスファルト』の中身は何?

まずは、『モルタル』『コンクリート』『セメント』『アスファルト』の中身がいったい何なのか、ひとつずつ見ていきましょう。

まずは、『セメント』からです。

『セメント』とは?

石灰石や粘土などを焼成し、粉砕した灰白色の粉末(ポルトランドセメント)

のことです。

『セメント』は広い意味では、

水などの液体を混ぜると硬化する粉末

を指す言葉です。

 

例えば、『アスファルト』や『にかわ』なども『セメント』の仲間になります。

しかし、一般的には『ポルトランドセメント』という、

石灰石や粘土、珪石、鉄鋼などを混ぜ合わせた粉末

のことを指します。

『ポルトランドセメント』は、他のものと混ぜて使うことが多く、接着剤の役割を持ちます。

 

『コンクリート』とは?

『(ポルトランド)セメント』に、砂や砂利、水を混ぜ合わせて固めたもの

のことです。

『セメント』は、『コンクリート』の材料になる

ということですね。

『外圧に強く、耐久性に優れている』

という特徴があり、建築物の基礎などでよく使われます。

引っ張り強度には弱いため、中に鉄筋を入れて補強する方法があり、『鉄筋コンクリート』として広く知られています。

 

『モルタル』とは?

『セメント』や石灰に砂を混ぜ、水で練ったもの

のことです。

ここでも、『セメント』が材料として出てきました。

強度重視の『コンクリート』とは異なり、

仕上がりの美しさを重視

した建築資材です。

そのため、壁に塗ったり、『コンクリート』の表面仕上げに使ったりします。

 

『アスファルト』とは?

炭化水素を主成分とする固体または半個体の物質

です。

天然の『アスファルト』もありますが、大半は石油から得られます。

最も多く使われるのが道路の舗装ですね。

 

道路上の黒い物体は『アスファルト』です。

『コンクリート』よりも安価ですが、

熱に弱く、強度もあまりない

ことから、すぐにデコボコになってしまうので、その都度、修繕する必要があります。

よく道路の舗装工事が定期的に行われますよね。

 

はなこ
だいぶ分かってきたわ。

『セメント』は『コンクリート』や『モルタル』の材料なのね。

『アスファルト』だけ別物だけど、広い意味では『セメント』の仲間だなんて、初耳だな。
たろう

 

『モルタル』『コンクリート』『セメント』『アスファルト』の違い

ひび割れたコンクリート

ひび割れたコンクリート

『モルタル』『コンクリート』『セメント』『アスファルト』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『モルタル』『コンクリート』『セメント』『アスファルト』の違い

  • 『セメント』は、『モルタル』や『コンクリート』の材料である。
  • 『モルタル』と『コンクリート』では、『セメント』に混ぜる材料が異なる。
  • 『セメント』『モルタル』『コンクリート』は二酸化ケイ素・酸化カルシウム・酸化アルミニウム・酸化鉄が主成分であるが、『アスファルト』は炭化水素が主成分である。

先ほど説明したように、

『セメント』は『モルタル』や『コンクリート』の材料でしたね。

そして、

混ぜる材料によって『モルタル』と『コンクリート』は異なる性質を持つようになります。

混ぜる材料の違いといっても、

『モルタル』と『コンクリート』の違いは砂利が含まれているかどうか

だけです。

しかし、それだけの違いで強度や仕上がりの美しさが変わるわけです。

 

『アスファルト』だけは全く別のもので、石油から得られる化合物です。

なので、『モルタル』『コンクリート』『セメント』は灰白色なのに対して、『アスファルト』は黒色の物質です。

 

『モルタル』『コンクリート』『セメント』は、二酸化ケイ素(SiO2)や酸化カルシウム(CaO)、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化鉄(Fe2O3)が主な成分です。

それに対して『アスファルト』は、高分子炭化水素が主成分です。

このことからも、『モルタル』『コンクリート』『セメント』と『アスファルト』は、全く別の物質であることがわかります。

 

『モルタル』『コンクリート』『セメント』『アスファルト』で強度を比較すると、

『アスファルト』<『セメント』<『モルタル』<『コンクリート』

となります。

『アスファルト』は最も強度が弱く、コンクリートが最も強度が強いということですね。

そうすると、道路の舗装も『コンクリート』のほうがよさそうですが、価格を見ると

『アスファルト』<『コンクリート』<『モルタル』<『セメント』

となります。

コストの面から見て『アスファルト』のほうが安く済むわけですね。

注意ポイント

『セメント』は、砂や砂利より高価です。

なので同じ量で比べると砂や砂利を含んだ『コンクリート』や『モルタル』より高くなります。

また、『コンクリート』は硬化するのに時間がかかるため、工数も長くなります。

さらに、石油の精製によって『アスファルト』は必ず生まれる物質ですから、その有効利用という意味もあるのでしょう。

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まとめ

今回の違いのポイントを、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『セメント』は一般的には、石灰石や粘土などを焼成し、粉砕した灰白色の粉末(ポルトランドセメント)のことを指す。
  • 『コンクリート』は、『(ポルトランド)セメント』に、砂や砂利、水を混ぜ合わせて固めたものである。
  • 『モルタル』は、『(ポルトランド)セメント』や石灰に砂を混ぜ、水で練ったものである。
  • 『アスファルト』は、炭化水素を主成分とする固体または半個体の物質で、石油から生成される。
  • 『セメント』『モルタル』『コンクリート』は二酸化ケイ素・酸化カルシウム・酸化アルミニウム・酸化鉄が主成分であるが、『アスファルト』は炭化水素が主成分である。
  • 強度は『アスファルト』<『セメント』<『モルタル』<『コンクリート』の順で『コンクリート』が最も高い
  • コストは『アスファルト』<『コンクリート』<『モルタル』<『セメント』の順で『アスファルト』が最も安い

道路や建材として活躍する『モルタル』『コンクリート』『セメント』『アスファルト』。

あまり意識して、これらを見ることはないですよね。

どんな場所で使われているのか、身近なところで調べてみると面白いかもしれませんよ。

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