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【英語】toとforの違いをわかりやすく解説!意味や使い分け方を紹介

言葉って、ちょっとした単語の違いで、ニュアンスが違ってしまうことがありますよね。

英語にも、

『似たような意味なのに、どっちを使うかでニュアンスが変わる』

という単語がたくさんあります。

 

その例の1つが

『to』と『for』

2つとも、基本的な単語ですよね。

どちらも『~へ』という意味になることも多いのですが、

「どっちを使えばいいの!?」

と迷ってしまうことも多いでしょう。

 

そこで、この記事では

『to』と『for』の意味の違いや使い分け方について、お話しします。

それぞれの意味が分かってしまえば難しくないので、ぜひ読んでくださいね!

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『to』と『for』の意味の違いとは?

意味はどう違うんだろう?

『to』と『for』の意味はどう違う?

『to』も『for』も、

『目的(地)に向かう』という意味であることは同じです。

メモ

向かう先は、場所であることも、目標など場所以外のことを指すこともあります。

 

でも、同じ『目的(地)に向かう』であっても、ニュアンスには

to

⇒『~に到達する』という意味を含む、もしくは『到達する意志が強い』

for

⇒『目的(地)に向かっているが、まだ到達(達成)していない・到達するかどうかわからない』

という違いがあります。

 

図にすると、こんなイメージです。

toとforのニュアンスの違い

toとforのニュアンスの違い

 

では次に、toとforのそれぞれの意味について、もう少し詳しくお話しましょう。

『to』の意味は?

『to』には、『~へ』『~に到達する』という意味があります。

といっても、場所だけではなく、いろいろな使われ方をします。

 

具体的に例文を見てみましょう。

I go to Osaka.

僕は大阪に行く。

(『~へ』など、目的地を示す『to』)

 

I give it to you.

これ、あなたにあげるよ。

(『~に』など、対象となる人に向いていることを表す『to』)

 

I bought some books and the bill in total came to 3,000 yen.

何冊か本を買ったら、合計3,000円になった。

(『~に(なる)』など、到達した状態を表す『to』)

 

I prefer cats to dogs.

私は犬より猫の方が好き。

(~に比べてという、比較対象を表すための『to』)

 

というようにです。

 

そして『to』は、

  • 目的地が確定していて、そこに行くことが決まっている行動
  • 人を目的語にする場合は、『本を渡す』など、直接何かしらの影響を与える行動
  • 相手がいることで成り立つ行動

というような時に使われます。

『for』の意味は?

『for』は、よく『~のために』という意味で使われますよね。

 

その他にも

『目的(地)に向かっている(が、まだ達成・到達していない)』

といったニュアンスを表す時にも使われます。

 

これも、例文を見てみましょう。

This train is bound for Yokohama.

この列車は横浜方面行です。

(方面・方向を表す)

 

Thank you for your help.

助けてくれたことに感謝します。

(理由や『~のために』を表す)

 

I play for a peaceful world.

私は平和な世界になることを祈っている。

(目標や願っている状態を表す)

 

He is searching for a good car.

彼はいい車を探している。

(『良い車を見つける』という目的に向かっていることを表す)

 

このように、『for』の場合は、『~のために』という意味に加え、

  • 目的や目標に向かっているが、結果が出ていない、結果が出るかどうかわからない
  • 『だれそれのために』という時は、その相手がいなくてもできる行動である

という時に使われます。

 

その他にも

  • take A for B (AをBとみなす)
  • make up for ~ (~の埋め合わせをする)
  • I stayed there for 2 hours. (期間を表す)

といった使われ方もします。

似たような文で比べてみると…

では、『to』と『for』を使った、似たような文章で違いを比べてみましょう

 

ある場所へ行く場合の違い

まず、『どこどこへ行く』と言う時の『to』と『for』を比べてみましょう。

 

He goes to Kyoto.(彼は京都へ行く。)

This train is bound for Kyoto.(この列車は京都方面行きです。)

 

似ていますね。

でも

  • 『go to』の場合は、到着することも含めたニュアンス
  • 『bound for』は『京都の方へ向かうが、京都に到着するとは限らない』

という違いがあります。

 

『私にとって』などの場合

次に『それは私にとって重要なんだよ』という文で比べてみます。

It’s important to me.

It’s important for me.

 

同じように感じるかもしれませんね。

 

でもこの場合、

  • 『It’s important to me.』…『私自身にとって重要』というニュアンス
  • 『It’s important for me.』…『私自身にとって直接重要というわけじゃないけど、私の目標にとっては重要』というニュアンス

という違いがあるのです。

 

プレゼントをしたり、何かを人に買ってあげたりする場合

次は、プレゼントなどの場合です。

I give this ring to her. (私はこの指輪を彼女にあげる。)

I buy this ring for her. (私はこの指輪を彼女のために買う。)

 

『give to』の場合は、彼女に指輪を渡すところまで達成しないと、『あげる』という動作は成り立たないですよね。

ですから、『give to』の方は、『ぜひあげるんだ!』という強い意志も含んだニュアンスになります。

このように、

『to』は『達成する意志が強い』『達成するところまで含む』場合に使われます。

 

一方で『buy for』は、どうでしょうか?

彼女に指輪を渡せなくても、『買う』という行動は成り立ちますよね。

ですから、『彼女のために買ったけど、もらってくれるかどうかは分からない』というニュアンスになります。

これが

『for』は『目的に向かうが、目的を達成するかどうかは分からない時に使われる』ということです。

 

ここまでで、だいたい『to』と『for』の違いがつかめましたか?

 

『to』と『for』の使い分け方

to とfor、どっちを使えばいい?

『to』と『for』の使い分け方のポイント

『to』と『for』の使い分け方のポイントは、やはり

  • 目的地に到達する(目的を達成する)ところまで含む…『to』
  • 到達するかどうか(達成するかどうか)ははっきりしない…『for』

というところです。

 

最初に載せた図を、もう一度見てみましょう。

toとforのニュアンスの違い

toとforのニュアンスの違い

この

『to』は目的に届くところまでを含める・目的に届こうとする意志が強い

『for』は目的に向かうが、到達するとは限らない

ということをよく覚えておいてくださいね。

 

どのように使い分けるかというと

 

toを使う場合 forを使う場合
どこかへ『行く』 目的地に着くことがはっきりしている 目的地に向かうが、付くかどうかは曖昧
目的があることを示す場合 目的が達成されることが確実、もしくは強い意志がある 目的には向かうが、達成されるかどうかは曖昧
相手がいる動作の場合 相手がいないと成り立たない動作 相手がいなくても成り立つ動作

 

と、このように使い分けます。

 

もちろん実際の表現ではいろいろなバリエーションがあります。

ですから、この使い分けが当てはまらないこともありますが、基本的にはこのように使い分けると良いです。

『to』と『for』使い分け例

では次に、具体的な例をいくつか見ていきましょう。

 

『〇〇へ行く』という表現の場合

まず、移動を表現する場合。

  • 『〇〇へ行く』というように目的地に着くことがはっきりしている場合…『to』
  • 厳密には(アクシデントなどで)着かない可能性がゼロではないが、到着する意志が強い…『to』
  • 『〇〇方面へ行く』というように、場所が曖昧だったり、目的地に着くかどうかがはっきりしていない場合…『for』

 

先ほども出てきた例ですが、よくある表現なので、もう一度紹介します。

I go to Tokyo tomorrow. (私は明日東京へ行く。)

This train bound for Tokyo. (この電車は東京方面行です。)

 

このように使い分けます。

 

もう1つ、例を挙げると

The dog ran to the owner. (犬が飼い主に向かって走って行った。)

The dog ran for the owner. (犬が飼い主に向かって走った。)

 

日本語にすると、一見ほぼ同じような文ですよね。

でも

  • 犬が飼い主の所へ行くことが確実な時…『run to』
  • 犬が飼い主のいる方向に向かって走ったが、飼い主の所まで行くかどうか不確実な時…『run for』

というように使い分けます。

 

『飼い主めがけて走り出したものの、途中で何かを見つけて立ち止まった』

というような時には、『run for』を使います。

 

ちなみに、『お互いに歩み(駆け)寄る』と言うような時には、

Taro and Hanako ran toward each other. (太郎と花子は互いに駆け寄った。)

というように、『toward』を使います。

 

なぜかというと、歩み寄る(駆け寄る)時って、双方が同時に移動しているわけですよね。

となると、目的地が移動してしまうことになります。

このような時には、『to』は使えません。

『for』でも間違いではありませんが、『toward』が一番良いです。

 

目的が達成されるか、達成されないこともあるかで使い分ける

何かの目的を達成するというような意味で使う時には、

  • 『〇〇をする』という目的が達成されることが確実、もしくは強い意志がある…『to』
  • 『〇〇をする』という目的が達成されることがあいまいな場合…『for』

という使い分けをします。

 

たとえば

I give this book to her. (私は彼女にこの本をあげる。)

『あげる』という行動は、『相手に受け取ってもらう』という目的が達成されて成り立つものですよね。

相手が受け取らなければ、『あげる』ことはできないわけです。

ですからこの場合は、『to』を使います。

 

一方、

I’m searching for a good hotel. (私は良いホテルを探している。)

この『探す』という行動は、結果的に良いホテルが見つからなくても、成り立ちます。

 

これが、『目的が達成されることが確実か曖昧かで使い分ける』ということです。

 

相手がいて成り立つ行動か、いなくても成り立つ行動かで使い分ける

誰かを対象とする行動の場合は、

  • 相手がいなければ成り立たない行動…『to』
  • 相手がいなくても成り立つ行動…『for』

と使い分けます。

 

He teaches English to children. (彼は子ども達に英語を教える。)

『教える』って、『教えられる人』がいないとできないですよね。

誰もいない所で英語の授業をしていても、それは教えているとは言えません。

このように、相手がいることで成り立つ行動には『to』を使います。

 

『for』の例も見てみましょう。

 

I cook curry for my mother. (私は母のためにカレーを作ってあげる。)

「これは『母に』『あげる』と入っているので、相手が必要なのでは?」

と思った人もいるかもしれませんね。

でも、その場にお母さんがいなくても、また、作ったカレーをお母さんが食べなかったとしても、『母のためにカレーを作る』という行動はできますよね。

そういう時には、『for』になるのです。

 

もうひとつ。

「お父さんのために、お皿を買った。」

という文を書く場合、

すでにお父さんが、買ったお皿を受け取っている場合は

I bought a dish to my father.

と『to』で。

 

買ったお皿を、まだお父さんに渡していない場合は

I bought a dish for my father.

『for』で、となります。

 

この違いは、『お父さんのために』ということが達成されているか、まだ達成されていないかです。

『to』や『for』と相性の良い動詞は?

『to』にも『for』にも、どんな動詞と組み合わせになりやすいかが、だいたい決まっています。

 

『to』と組み合わせになりやすいのは

『to』と組み合わせになりやすい動詞

give(あげる、与える)

teach(教える)

explain(説明する)

sell(売る)

speak (話す)

send(送る)

lent(貸す)

pass(渡す)

show(見せる)

など。

『for』と組み合わせになりやすいのは

『for』と組み合わせになりやすい動詞

  • buy
  • cook
  • make
  • find
  • get
  • choose
  • leave

などです。

もちろん、このほかにもたくさんあります。

同じ動詞でも場面によって『to』を使ったり『for』を使ったりすることもあります。

 

使い分けで迷ったら基本の

  • 目的達成まで含むニュアンスなら『to』
  • 目的に向かっていても、必ずしも達成しなくてもいいのは『for』

ということを思い出してくださいね。

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まとめ

一見すると、意味が似ていそうな、『to』と『for』。

でも、意味やニュアンスとしては

to

⇒目的地に着く、目的を達成するというニュアンスが強い

for

⇒目的地や目標に向かうが、到達しない場合も含むニュアンスが強い

という違いがあります。

 

また、使い方としても、基本的には

  • 動作が成り立つことがほぼ確実な時や、相手がいて成り立つ動作には『to』
  • 動作が成り立たない可能性がある時や、相手がいなくても成り立つ動作には『for』

という使い分けをします。

 

このような、似た言葉の意味の違いや使い方を覚えるには、調べることも大切ですが、最も望ましいのは、

実際に使ってみて、経験で覚える

ことです。

 

外国語を身に付けようとする時に、間違えるのは当たり前ですし、お互いさま。

間違いを恐れずに、ぜひ楽しんで、どんどん使ってみてくださいね!

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