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カヌーとカヤックの違いをわかりやすく解説!簡単な見分け方を紹介

川や海を颯爽と進んでいくカヌーやカヤック、カッコいいですよね。

渓谷や川辺、海辺を歩くのも良いですが、川や海の中から自然を味わうのも、とても気持ちよさそうです。

 

ところで、

『カヌー』と『カヤック』って、どう違うかわかりますか?

どちらも一見似たような、手漕ぎの小舟ですよね。

でも実は、いろいろな違いがあるのです。

 

ということで今回の記事では

  • カヌーとカヤックの違い
  • カヌーとカヤックの見分け方

についてお話します。

 

これを読めば、川などで見かけた時にも、カヌーかカヤックか見分けられるようになりますよ。

ぜひ最後まで読んでくださいね!

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カヌーとカヤックの違いとは?

カヌーとカヤックって何がどう違うの?

『カヌー』と『カヤック』の関係

違いの話をする前に、まず『カヌー』と『カヤック』の関係をお話しておきましょう。

 

『カヌー』とは、『手に持ったパドルで漕ぐ舟』の総称のことです。

ですから、『カヤック』は『カヌー』の一種です。

 

その『カヌー』を大きく分けると

  • カナディアンカヌー
  • カヤック

の2つに分かれます。

 

そしてウォータースポーツとして『カヌー』と『カヤック』を区別する場合は、

『カナディアンカヌー』のことを『カヌー』と呼んでいます。

 

なお、この記事で『カヌー』と書いてある時は、『カナディアンカヌー』と思ってください。

『カヌー』と『カヤック』って何が違う?

ではまず、『カヌー』と『カヤック』の違いを、ざっと見てみましょう。

 

カヌー(カナディアンカヌー) カヤック
パドル(櫂) シングルブレードパドル ダブルブレードパドル
漕ぎ方 片側にブレードの付いたパドルで漕ぐ パドルの両端についたブレード(水かき)で持ち替えずに漕ぐ
船体 オープンデッキ クローズドデッキ

 

このように、カヌーとカヤックでは、

  • 漕ぐ時に使うパドル
  • 漕ぎ方
  • 船体

が違うのです。

カヌーとカヤックの違いを詳しく

では次に、それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。

 

漕ぐ時に使うパドルの違い

カヌーとカヤックの違いで、最もわかりやすいのは、

漕ぐ時に使うパドル(櫂)の違い

です。

 

カヌーの場合は、棒の片側にだけブレード(水かき)が付いた、『シングルブレードパドル』を使います。

一方で、カヤックで使うのは、棒の両側にブレードのある、『ダブルブレードパドル』です。

 

イラストで見てみましょう。

このイラストではカヌーの船体がカヤックっぽいですが、ここではパドルに注目してくださいね。

左がカヌー、右がカヤック

左がカヌー、右がカヤック

 

左のパドルは、片側にしかブレードが付いていないですよね。

これが『シングルブレードパドル』。

カヌーで使うものです。

 

そして右の、両側にブレードが付いているのが、カヤックで使う『ダブルブレードパドル』です。

 

漕ぎ方の違い

パドルが違うということは、当然漕ぎ方も違いますよね。

これは動画で見てみましょう。

 

まずカヌーの漕ぎ方です。

 

 

このように、カヌーでは片側だけで漕いだり、船体の右に左にとパドルを動かしたりして漕ぎます。

 

ではカヤックではどうかというと、このように漕ぎます。

 

カヤックのパドルは両側にブレードが付いていますよね。

ですから、カヌーのようにパドルを大きく移動させなくても、船体の右も左も漕げるのです。

 

船体の違い

カヌーとカヤックでは、船体も違います。

 

先ほどのカヌーの動画に出ていた舟は、デッキが大きく開いていましたよね。

これを『オープンデッキ』といい、カヌーの船体はこのオープンデッキになっています。

 

一方でカヤックは、船体から上半身が見えますが、座席以外の部分は覆われていましたね。

これが『クローズドデッキ』という、カヤックの船体の特徴の1つです。

 

『オープンデッキ』と『クローズドデッキ』を比べてみましょう。

左がオープンデッキ(カヌー)、右がクローズドデッキ(カヤック)

左がオープンデッキ(カヌー)、右がクローズドデッキ(カヤック)

 

カヌーの方は、開いている部分が大きく、荷物を置いたりできますよね。

でもカヤックは、座った人の体が出る分は開いていますが、その他の部分は覆われています。

これがオープンデッキとクローズドデッキの違いです。

 

そして、

カヤックの船体は全体的にほっそりとしている

のも特徴です。

 

船体の形が違えば、当然舟としての性能や性質も違いますよね。

 

カヌーの特徴

  • 安定性がある
  • オープンデッキなので、荷物を載せやすい
  • 舟の竜骨部が鋭くて水の抵抗が少ない
  • 水の抵抗が少ないので、進むときの音も小さい

カヤックの特徴

  • ほっそりしているので、スピードが出やすい
  • 座席以外の部分が閉じていて気密性が良い
  • 転覆しても中に浸水しにくい
  • ひっくり返っても、『エスキモー・ロール』というテクニックで起き上がることができる

以上の特徴があります。

 

起源の違い

せっかくですから、カヌーとカヤックの起源も見てみましょう。

 

元々カヌーは、主に北米大陸の先住民が、沼や湖での移動や運搬に使っていたものでした。

ヨーロッパからアメリカ大陸に人々が移住した後、今のような形になったとのことです。

素材は、動物の皮や骨を使っていました。

 

カヤックは、アリューシャン諸島やベーリング海沿岸の先住民が、アザラシなどの狩猟に使っていた舟が起源です。

北の寒い海での狩りとなると、水濡れや寒さ対策は命に関わることですよね。

そのため、下半身をすっぽりと覆うタイプの、防水性と気密性のある船体が作られたのです。

こちらも、アザラシやトナカイなど、動物の皮を使っていました。

 

ちなみに『手漕ぎの舟』という意味でのカヌーは、かなり古くから使われていました。

今現在一番古いとされているカヌーは、なんと約6000年前のシュメール人の墓から出土したものだとか。

昔の人も、

「川や湖を自由に行き来できたら便利だな」

と考えたのでしょうね。

カヌーとカヤックの種類

カヌーにもカヤックにも、それぞれいろいろな種類があります。

簡単に紹介しましょう

 

カヌーの種類

カヌーには、普通のカヌーの他に『アウトリガーカヌー』というものがあります。

本体の横に浮子が付いているカヌー

のことです。

アウトリガーカヌー

アウトリガーカヌー

この浮子が付いているだけで船体の揺れが少なくなり、安定性がぐんと増すのです。

 

アウトリガーカヌーには

  • 浮子が片側にだけある『シングル・アウトリガーカヌー』
  • 左右両方に浮子がある『ダブル・アウトリガーカヌー』

があります。

 

カヤックの種類

カヤックには、それぞれの場に適したものがあり、

シーカヤック

⇒海用で、スピードが出しやすい

リバーカヤック

⇒川用で、船体が丈夫で運動性能が高い

ファンカヤック

⇒湖に適していて、初心者向け

フィッシングカヤック

⇒釣りがしやすい

などの種類があります。

 

さらに、

レクリエーショナル

⇒安定性重視で、海、川、湖のどこでも使える

インフレータブル

⇒空気で膨らますことができる

フォールディング

⇒組み立て式のカヤック

というように、組み立て方や使い方でも、いろいろな種類があるのです。

 

選ぶ時は、どんな場所で乗るかだけでなく、自分のレベルに合っているかや扱いやすさも考えると良いですよ。

ちなみに『ボート』との違いは?

『手漕ぎのボート』も『カヌー』と似ていますよね。

でも、ボートは

  • 漕ぐ時に、船尾に付けた櫓(ろ)、もしくは舟のふちに支点を固定したオールを使う
  • 競技の場合は、進行方向に対して後ろ向きに座って漕ぐ

という特徴があります。

 

カヌーは

  • 手に持ったパドルで漕ぎ、支点は固定していない
  • 進行方向に対して前を向いて漕ぐ

というもの。

 

これがボートとカヌーの違いです。

 

カヌーとカヤックの見分け方

カヌーとカヤック、どっちだろう?

では最後に、カヌーとカヤックを見分ける方法をお伝えしましょう。

ここまででカヌーとカヤックの違いがわかったあなたなら、簡単に見分けられますよ!

船体で見分ける方法

まず、船体の見た目で見分ける方法です。

 

カヌー

  • オープンデッキで、船体の上が覆われていない
  • 舟に荷物が積んであったりするのが見える

カヤック

  • 船体の上が開いていない『クローズドデッキ』
  • 船体から上半身だけがにょきっと生えているように見える
  • 船体が細くてシャープな形

 

このような箇所で見分けることができます。

パドルで見分ける方法

カヌーとカヤックのパドルの違いは

  • 片側にしかブレード(水かき)が付いていないのが、カヌー用
  • 両側にブレードが付いているのが、カヤック用

でしたよね。

 

これがわかっていれば、船体が見えるところになくても、持っているパドルを見るだけで

『この人はカヌーをやっているんだな』

『この人はカヤックに乗るんだな』

と見分けることができますよ。

漕ぎ方で見分ける方法

船体やパドルを間近で見ることができなくても、見分ける方法があります。

それは『漕ぎ方』。

 

  • 舟の片側だけでパドルを使っているのは、カヌー
  • パドルを右に持ったり左に持ったりして漕いでたら、カヌー
  • パドルの両端を交互に水面に入れて漕いでいたら、カヤック

と、言葉で説明するとわかりにくいですが…。

イメージしにくい場合は、もう一度このリンク先の動画を見てみてくださいね。

 

舟の片側だけで漕ぐ場合(カヌー)

パドルを右に持ったり左に持ったりして漕ぐ場合(カヌー)

パドルの両端を使って漕ぐ場合(カヤック)

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まとめ

カヌーもカヤックも、『手にパドルを持って漕ぐ舟』で、カヤックはカヌーの一種です。

 

でも、

  • パドルの片側にだけブレードが付いているか、両端にブレードが付いているか
  • 漕ぐ時のパドルの使い方
  • 船体がオープンデッキか、クローズドデッキか

という所が違います。

 

特徴も

  • カヌーは荷物を載せやすい
  • カヤックは気密性が高く、浸水しにくい

など、それぞれです。

 

川や海で遊ぶ時に、動力のあるボートなどで移動するのも楽しいでしょう。

でも、自分の力で漕いで移動するのは、また一味違った楽しさがありますよね。

また、

「カヤックに乗ると目の高さが変わって、普段とはまた違った景色を楽しめる。」

と言う人もいます。

 

カヌーやカヤックは、舟や道具も必要なので、自分で始めるには敷居が高く感じるかもしれません。

でも今は、初心者に体験させてくれるところも、たくさんあります。

機会があったら、ぜひ乗ってみてください!

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