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5人制手打ち野球(ベースボール5)のルールを解説!野球との違いとは?

2022年にダカールでおこなわれるユース五輪に、

5人制手打ち野球とも言われる、『ベースボール5』が採用されました!

野球をパリ五輪以降も残したい…という思惑から、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が作った新競技です。

と言っても、競技用にルールを整備されただけの話です。

要するに、ただの手打ち野球。

では、正式な競技としておこなわれる5人制手打ち野球(ベースボール5)は、どんなルールなのでしょうか?

当記事では、2022年のユース五輪に採用が決まった5人制手打ち野球(ベースボール5)について、ルールや野球との違いを解説します。

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5人制手打ち野球(ベースボール5)のルール

5人制手打ち野球(ベースボール5)は、正式なスポーツとしては、

2017年に誕生したばかり

の新しいスポーツです。

欧州では、ほとんど広まっていない野球を普及させるため、ネックになっている

場所や道具の整備の必要性を極力抑えた内容

となっています。

 

従来の野球・ソフトボールの簡易版。

野球・ソフトボールのルールを残し、スピード感あふれるダイナミックな形で行う、ストリートおよび都市型バージョン

とのことですが…

 

具体的に、5人制手打ち野球(ベースボール5)は、どんなルールなのか見ていきましょう。

フィールド

5人制手打ち野球(ベースボール5)のフィールドは、

18メートル四方の正方形がフェアゾーン

なので、これだけのスペースが確保できれば、試合をすることが可能。

塁間は13メートルと短く、バッターボックスはフェアゾーンの外に配置されています。

チーム人数

5人制と名前がついているだけあって、当たり前ですが、

スタメンは5人

です。

基本ルール

基本的な試合の流れは、まず、5人制手打ち野球(ベースボール5)は、

5イニング

という、かなり短めの試合時間になっています。

攻撃・守備側に分かれて試合をおこない、1イニングが3アウトで交代なのは野球と変わりません。

攻撃側

もっとも特徴的なのは、

攻撃側はバットを使わず、手のひら、もしくは拳でボールを打つ

ということ。

しかも驚くべきことに、

  • 守備側にピッチャーがいないため、自分でトスをしてボールを打つ
  • 打球は必ずフェアゾーンでワンバウンドさせる必要がある
  • ファウルゾーンに打球が行くと即アウト
  • ホームランは存在せず、ノーバウンドでフェンスを越えるとアウトになってしまう

といった独特のルールが存在。

本当に、野球に比べると単純さが目立つルールですね。

 

守備側

一方の守備側は、攻撃側のところでも触れたように、ピッチャーはいません。

  • ファースト
  • セカンド
  • ショート
  • サード
  • ミッドフィルダー

の5人です。

 

ミッドフィルダーという野球では聞き慣れないポジションがありますが…

これは、セカンドとショートの間、要するに本当にセカンドベース上を守っているポジションということになります。

まぁ、守備シフトによって位置を変えられるので、常にセカンドベース上を守っているわけではないですが…

守備のルールに関しては、捕球して塁に送球したり走者にタッチする、フライはアウトなどの基本ルールは野球と変わりません。

 

ルールを見る限り、カジュアルな野球という印象を受けますね。

しかし、逆に言えばホームランもなければピッチャーもいない…

こんなにつまらない野球もないですよね。

そんなものを野球と呼んでいいのか、筆者としては野球と呼びたくないですし、つまらない野球のパチモノというイメージしか抱きませんでした。

 

遊びとしてはいいかもしれません。

しかし、これがスポーツ…とくに野球という名前がつくのは、個人的に納得ができないところです。

 

5人制手打ち野球(ベースボール5)と野球の違いは?

5人制手打ち野球(ベースボール5)と野球は、どちらも野球という名がついているものの、大きな違いがいくつもあります。

両者の違いを比較してみましょう!

ベースボール5と野球の違い1 道具

5人制手打ち野球(ベースボール5)と野球の最大の違いにして、WBSCがベースボール型スポーツの普及のために考え出したセールスポイントが、

使う道具の違い

です。

野球と言えば、ボールにバット、グラブが必要ですし、多額の費用もかかります。

一方で、5人制手打ち野球(ベースボール5)の場合、

ゴムボール1個と18メートル四方の場所があればOK

なので、簡単にプレーができます。

野球が普及するうえで、障害となっていた道具や費用といった面をクリアできることが、ベースボール5の魅力と言えるでしょう。

ベースボール5と野球の違い2 人数

野球はスタメンが9人のスポーツですが、

ベースボール5はスタメンが5人

と少なく、いわゆるバスケットボールにおける3on3のような感覚で、人数が少なくてもできるメリットがあります。

これもWBSCがベースボール型スポーツの普及を目指して取り入れた形式であり、その狙いは、先の道具とあわせて、

どこでも手軽にできること

にあります。

ベースボール5と野球の違い3 ルール

ベースボール5と野球は、ルールもいくつか異なります。

ベースボール5のルール解説で触れましたが、

野球が9イニングなのに対し、ベースボール5は5イニング

なので、野球をオリンピック種目にするうえでの障害となっていた要素の1つである、試合時間の長さをクリアすることができます。

 

5人しかいないこともあって、

守備のポジション

も、野球とベースボール5では大きく違います。

何と言っても、

野球には外野と投手がいるが、ベースボール5にはいない

この点は一番大きいでしょう。

投手のいない野球を野球と言えるのかは謎ですし、駆け引きもへったくれもないので、やはり面白くなさそうです…

 

さらに、野球と違ってベースボール5は、

男女混合のチームで試合をすることも可能です。

男女混合チームで試合をする場合はルールが定められていて、

守備側は必ず2名ずつ男女を入れなければならない

というルールがあります。

守備を男4人、女1人という構成のメンバーにはできないわけです。

 

さらに細かいルールだと、

野球の魅力の1つであるホームランが、ベースボール5にはそもそも存在しない

野球はファウルゾーンの打球はバウンド前に捕球されなければアウトにならない(バント以外)のに対し、ベースボール5はファウルゾーンに打球が落ちた時点でアウト

野球はランエンドヒットや盗塁が可能なのに対し、ベースボール5はバッターがボールを打つ前にランナーが塁を離れてはいけない

といった違いもあります。

とくに、ホームランがなかったり、盗塁がないのは、野球に慣れ親しんだ身からすると斬新すぎますね。

カジュアルになった分、戦術性が減って深みがなくなってしまったようにも感じます。

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まとめ

今回は、2022年にダカールで開催されるユース五輪で競技に追加された、5人制手打ち野球について、ルールや野球との違いを紹介しました。

 

正直なところ、これを野球と言っていいのか微妙なところです。

野球に慣れ親しんだファンからすると、

投手もホームランもない野球なんて面白くない

と感じるのではないでしょうか。

 

実際、野球好きな筆者は、この5人制手打ち野球は、とてもつまらなさそうに思えます。

これが本当にスポーツとして、普及していくのでしょうか?

ベースボール型スポーツを普及させて、何とかオリンピック競技にしたい

とWBSCは考えているのでしょうが…

手打ち野球だけに、こんな形式のスポーツで手打ちにしてしまっていいのだろうか?と疑問を覚えた次第です。

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