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標高と海抜の違いをわかりやすく解説!意味や定義をチェック!

山の高さは『標高』で表されますよね。

それに対して、海に近い場所などには『海抜』○○mという看板をよく見かけます。

あなたは、『標高』と『海抜』の違いを知っていますか?

 

はなこ
この間、登山に行ってきたの。

頂上に『標高』が書かれていたわ。

『標高』は、たいていの山には書いてあるよね。
たろう
はなこ
それでね、最近、街を歩いていたら、このあたりは『海抜』○○mっていう看板があったの。
それもよく見かけるね。
たろう
はなこ
いったい、『標高』と『海抜』って、何が違うんだろう?

 

今回は、『標高』と『海抜』の意味や定義をチェックして、その違いについて解説します。

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『標高』と『海抜』の意味や定義

まずは、『標高』と『海抜』の意味や定義を見てみましょう。

 

『標高』とは?

ジオイド(地球の平均海水面)を基準にして鉛直方向に測った高さ

のことです。

世界で最も高い『標高』を持つ場所は、エベレスト山の山頂です。

その高さは、8,850mにもなります。

 

日本の場合、ジオイドとして

東京湾の平均海面(T.P.

が使われています。

ですが、潮の満ち引きや、波の影響などもあって、きちんと平均海面を測定することは至難の業といえます。

そのため、実際には、

国会議事堂の前庭に設置された『日本水準原点』が、『標高』を測定する基準

となっています。

もちろん、『標高』の基準の決め方は、それぞれの国によって異なります。

 

『海抜』とは?

近くにある海面を基準にして鉛直方向に測った高さ

のことです。

『海抜』の場合、東京湾を基準とするのではなく、

測定地点に近い海面

を基準として高さを測定します。

しかし、同じ場所で『標高』と『海抜』の値が違っていると、混乱しますよね。

そのため、

実際には、東京湾の平均海面を基準に測定されることが多いです。

なので、『標高』も『海抜』も、ほとんどの場合は同じ値となります。

近隣の海面で測定した『海抜』は、看板に『O.P.○○m』だとか、『N.P.○○m』と書かれている場合があります。

ここでの『O.P.』は大阪湾を、『N.P.』は名古屋港を、それぞれ基準としていることを表しています。

 

『標高』と『海抜』の違い

港湾

港湾

『標高』と『海抜』の主な違いをまとめると、以下となります。

『標高』と『海抜』の違い

  • 『標高』は、ジオイドを基準とした高さであり、『海抜』は近隣の海面を基準とした高さである。
  • 『標高』は、地形を表すために用いられる値であり、『海抜』は災害の対策に用いられる値である。

 

基準面の違い

まず、『標高』と『海抜』は、基準として使う海面に違いがあります。

世界的に見れば、『標高』の基準面はジオイドになります。

そして、

日本の場合は、ジオイドとして、東京湾の平均海面(実際には『日本水準原点』)が使われています。

それに対して、

『海抜』の場合は、近隣の海面を基準とすることが前提となっています。

しかし、『標高』と『海抜』で値が異なると混乱するため、通常は『標高』と同じ東京湾を基準とする場合が多いです。

そうすると、本来の定義と異なることになるので、『海抜』とは別に『O.P.○○m(大阪湾基準)』や『N.P.○○m(名古屋港基準)』が追記されている場合があります。

 

用途の違い

そもそも、『標高』と『海抜』はその用途が異なります。

『標高』は、

地図などを作成する時の地形を表すため

に用いられます。

日本国内には、『水準点』と呼ばれる場所が、約2万点あります。

この『水準点』で『標高』を計測し、そのデータを元に地図が作成されるのです。

地図を作成するためには、『標高』はなくてはならない重要な値というわけですね。

 

それに対して、

『海抜』の主な用途は災害への対策です。

地震による津波や高潮のときの台風など、特に海に近い地域や『標高』の低い地域は、水害が発生しやすいですよね。

『自分のいる地域がどの程度の高さで、水害が発生する可能性がどれくらいあるのか』

あらかじめ理解しておくことは非常に重要となります。

『海抜』は、そういった水害の発生しやすい地域に、看板で表示されていることが多いですね。

海抜を目にして、日頃から防災意識を高めてもらうのが、『海抜』を利用する第一の目的になります。

 

はなこ
結局、日本では『標高』と『海抜』が同じ値になる場合が多いようね。
本当の違いは、測定方法よりも利用目的の方じゃないのかな。

『標高』は地形の把握に、『海抜』は防災意識を高めるために使われるということだよね。

たろう

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まとめ

今回の違いのポイントを、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『標高』とは、ジオイド(地球の平均海水面)を基準にして鉛直方向に測った高さのことである。
  • 『海抜』とは、近くにある海面を基準にして鉛直方向に測った高さのことである。
  • 日本では、『標高』の基準として、東京湾の平均海面(実際には『日本水準原点』)が使われる。
  • 『海抜』は本来、近隣の海面を基準にするが、混乱を避けるため『標高』と同じ基準が使われる場合が多い。
  • 『標高』は、地形を表すために用いられる値であり、『海抜』は災害の対策に用いられる値である。

あなたの住んでいる地域に『海抜』の看板はありませんか?

自分の住んでいる地域が、どれくらいの『海抜』なのか、確認しておくことをおすすめします。

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