違いを解説君

あるゆる物事の"違い"をわかりやすく解説する情報マガジン

訂正

その他の違い

改竄(改ざん)/書き換え/訂正/捏造の違いをわかりやすく解説!使い分け方をチェック

国会でよく議題に挙げられる『改竄(かいざん)』問題。

大学の論文に対しては『捏造』問題というものも、ありましたね。

これらは、文書を『書き換え』することが問題にされているわけですが、似た言葉に『訂正』というものもあります。

あなたは、『改竄』『書き換え』『訂正』『捏造』の違いを知っていますか?

 

はなこ
『改竄』も『捏造』も、文書を『書き換え』することよね。
そうだね。

似た言葉に『訂正』もあるね。

たろう
はなこ
これらの言葉って、どうやって使い分ければいいのかな?

 

今回は、『改竄』『書き換え』『訂正』『捏造』の違いを解説し、その使い分け方をチェックしましょう。

スポンサーリンク

『改竄(かいざん)』『書き換え』『訂正』『捏造』の違い

まずは、それぞれの言葉の意味について順番に見ていきましょう。

『改竄(かいざん)』とは?

文書や記録などの全部もしくは一部が、本来なされるべきでない時期に、本来なされるべきでない形式や内容などに変更される、またはすること

を指します。

『本来なされるべきではない』

ということが重要で、

してはいけないのに変更が行われた場合は『改竄』

という言葉を使います。

変更は、故意に行った場合も過失の場合も両方含みます。

ですから、悪意があったどうかは関係なく『改竄』ということができます。

 

『書き換え』とは?

  1. 書き改めること
  2. 返済期限となった借財が返済できない時に、借用証書を書き改めて新規の借財とすること
  3. 証書の期限が切れて効力を失った時、それに代えて同じ効力をもつ証書を作成すること

の3つの意味がありますが、下の2つは法律用語になります。

一般には、文書や記録などを書き改めることを指します。

また、失効した証書に代わり、新たに同じ効力を持つ証書を作成する場合にも『書き換え』という言葉が使われます。

"免許証の『書き換え』" という具合に使うことができますね。

 

『訂正』とは?

誤りを正しく直すこと

を意味します。

文書や記録に誤りがあった時、それを正しい状態にするのが『訂正』です。

 

『捏造』とは?

本当はない事を、あるかのように偽って作り上げること

を意味します。

例えば、データがない状態で、適当なデータをでっち上げて論文を作成すれば、これは『捏造』になります。

 

『改竄』『書き換え』『訂正』『捏造』の違い

『改竄』『書き換え』『訂正』『捏造』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『改竄』『書き換え』『訂正』『捏造』の違い

  • 『改竄』と『訂正』は『書き換え』によって行われる
  • 『改竄』は意図して行ったのかどうかには依存しないが、『訂正』と『捏造』は意図して行われる
  • 『改竄』と『捏造』は正しくない状態になるのに対し、『訂正』は正しい状態になる
  • 『書き換え』は、証書を再度作成する場合にも使われる。
  • 『改竄』は、してはいけないのに『書き換え』することで、『捏造』は偽った状態にすること。

『書き換え』は、文書や記録を書き改めることです。

なので、

『改竄』も『訂正』も、『書き換え』という行為によって行われます。

また、

『書き換え』は、証書をもう一度作成する行為も意味します。

 

『改竄』は、それを行った人が意図的にしたのかどうかは問われません。

しかし、

『訂正』や『捏造』は意図的に行われます。

 

『改竄』も『捏造』も、文書や記録は正しくない状態になります。

しかし、

『訂正』の場合は正しい状態になります。

 

『改竄』と『捏造』の違いが最もわかりにくいですね。

『改竄』は、文書や記録が、してはいけないのに『書き換え』られますが、それが偽りであるかどうかは問われません

『捏造』の場合、文書や記録は偽りの内容であり、しかも意図的に行われるという点が『改竄』と異なります。

 

はなこ
それぞれの意味は分かったわ。
あとは使い分け方だね。
たろう

 

『改竄』『書き換え』『訂正』『捏造』の使い分け方

訂正

訂正

『改竄』『書き換え』『訂正』『捏造』の使い分け方を見てみましょう。

この文書は〇〇されているから、鵜呑みにすることはできない。

この場合、鵜呑みにすることができないということは正しくないか偽りであるかのどちらかですから、『改竄』か『捏造』のいずれかが入りますね。

 

この文書には誤りがあったから、〇〇しておいたよ。

この場合、誤りを正しくしたと読み取れるので、『訂正』が正しいですね。

 

意図せず、データが〇〇されてしまった。

もう一度、実験をやり直さなければならない。

『意図せず』という言葉があるので、わざとデータを変更したわけではないことが分かります。

この場合は『捏造』という言葉は使えないので、『改竄』が正しい言葉になります。

 

昨日、免許証の〇〇に行ってきた。

証書を新たに作成し直すことを意味しますから、『書き換え』が正しいですね。

 

はなこ
『捏造』は、偽っているということと、意図的だということが含まれているのがポイントね。
『改竄』には『書き換え』の意味が含まれている点も違うね。
たろう

スポンサーリンク

まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『改竄(かいざん)』とは、文書や記録などの全部もしくは一部が、本来なされるべきでない時期に、本来なされるべきでない形式や内容などに変更される、またはすることである。
  • 『書き換え』には次の意味がある。
  1. 書き改めること
  2. 返済期限となった借財が返済できない時に、借用証書を書き改めて新規の借財とすること
  3. 証書の期限が切れて効力を失った時、それに代えて同じ効力をもつ証書を作成すること
  • 『訂正』とは、誤りを正しく直すことである。
  • 『捏造』とは、本当はない事を、あるかのように偽って作り上げることである。
  • 『改竄』と『訂正』は『書き換え』によって行われる
  • 『改竄』は意図して行ったのかどうかには依存しないが、『訂正』と『捏造』は意図して行われる
  • 『改竄』と『捏造』は正しくない状態になるのに対し、『訂正』は正しい状態になる。
  • 『書き換え』は、証書を再度作成する場合にも使われる。
  • 『改竄』は、してはいけないのに『書き換え』することで、『捏造』は偽った状態にすること。

『改竄』や『捏造』は、本来なら、してはいけない行為です。

決して、『改竄』や『捏造』はしないようにしてくださいね。

関連記事

-その他の違い

Copyright © 違いを解説君 , All Rights Reserved.