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自尊心とプライドの違いをわかりやすく解説!意味や使い分け方を紹介

『自尊心』や『プライド』という言葉、どちらもよく見かける言葉です。

「あの人は『自尊心』が強い。」

「彼に『プライド』を傷つけられた。」

という具合に使いますよね。

でも、この2つの言葉、意味が非常によく似ています。

あなたは、『自尊心』と『プライド』の違いが分かりますか?

 

はなこ
この間、試験で赤点を取ってしまったの。

『自尊心』が傷つけられたわ。

『プライド』を失ったということだね。
たろう
はなこ
そういえば、『自尊心』と『プライド』って、似た言葉ね。

いったい、何が違うのかしら?

 

今回は、『自尊心』と『プライド』の違いを解説し、その意味や使い分け方を紹介します。

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『自尊心』と『プライド』の意味

『自尊心』と『プライド』を辞書で見てみましょう。

『自尊心』とは?

自分の人格を大切にする気持ち。

また、自分の思想や言動などに自信をもち、他からの干渉を排除する態度。

とあります。

 

『自尊心』という言葉は、"自分を尊ぶ心" と書きますね。

尊ぶには『大切にする』という意味があります。

ですから、

本来は『自分を大切にする心』という意味になるわけですね。

 

『プライド』とは?

誇り

という言葉一つで表されています。

 

『プライド』はフランス語が語源です。

それがイギリスに持ち込まれ、英語になったと言われています。

 

フランス人が自分たちを示すときに、『誇り』という意味で使っていたのですが、イギリス人から見るとそれは『思い上がり』や『高慢』な態度に見えました。

そのため、英語の『pride』には、『思い上がり』『高慢』『自慢』といった意味も含まれています。

 

日本では、『プライドが高い』と使われますね。

これは『誇り高い』という意味になります。

『誇り』とは、みずからそれを『名誉』とする感情を意味します。

そして、

『名誉』とは、人の才能や努力の結果などに関する輝かしい評価のことを意味します。

 

人には負けないと自信のある特技や能力を持っていると、それを自分で名誉なことだと思う気持ちが強くなるものです。

そういった特技や能力によって、人より優れていると感じるわけですね。

そんな人を『プライドが高い』というわけです。

 

『自尊心』と『プライド』の違い

鏡の中の自分

鏡の中の自分

実は、『自尊心』と『プライド』を辞書で調べると、

『自尊心』のことを『プライド』

『プライド』のことを『自尊心』

と一言で言い表している場合が多いです。

つまり、『自尊心』と『プライド』を、ほとんど同じ意味だとしているわけですね。

 

しかし、細かい部分では違いがあります。

『自尊心』と『プライド』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『自尊心』と『プライド』の違い

  • 『自尊心』は、自分の考えや言動などを大切に思う気持ちを表し、『プライド』は自分の才能や能力などを高く評価する気持ちを表す。
  • 『自尊心』は純粋な日本語であり、『プライド』は外来語である。

 

非常に微妙な差になりますが、

『自尊心』は自分を大切にする気持ち

であり、

『プライド』は自分を高く評価する気持ち

です。

 

自分の思想や言動、才能や努力などを大切に思う人は、それらに対して高く評価しますよね。

ですから、『自尊心』と『プライド』は同じ意味のように扱われるわけです。

『プライド』は、『自負心』という言葉に置き換えることもできます。

『自負心』は、自分の才能や努力などに自信を持っている気持ちを表します。

自信を持っているということは、高く評価しているということにもつながりますから、確かに同じ意味と捉えることができますね。

 

『自尊心』と『プライド』の使い分け方

『自尊心』と『プライド』の使い分け方はどのようにすればいいのでしょうか?

いくつかの例文を挙げてみましょう。

彼は『自尊心』が高い。

彼は『プライド』が高い。

私は『自尊心』を傷つけられた。

私は『プライド』を傷つけられた。

その言葉に、私は『自尊心』をなくした。

私は『プライド』を捨てて、彼に挑んだ。

『自尊心が高い』というのは、自分を大切に思う気持ちが強いということになりますから、

信念を曲げない人

に対して使われることが多いですね。

 

それに対して、『プライドが高い』というのは、自分を高く評価しているという意味になりますが、どちらかというと、

うぬぼれた人

といった意味で使われます。

『プライド』に『思い上がり』や『高慢』の意味があるため、あまりいい意味で使われないことが多いですね。

 

『自尊心を傷つけられた』とは、自分を大切に思う気持ちが傷つけられたわけですから、

自分が持っていた思想などが揺らいだ

場合に使われます。

『プライドを傷つけられた』とは、

自分を評価していた土台が崩された

という意味になり、例えばライバルに負けた場合などに使われますね。

 

『自尊心をなくす』とは、

自分を大切に思う気持ちを失う

ことになり、これは非常によくない状態ですね。

人は、誰でも程度の差はあれ『自尊心』を持っています。

人は、『自尊心』をなくしたまま生きていくことはできないと言ってもいいでしょう。

 

それに対して『プライドをなくす』ことはできます。

よく『プライドを捨てて』という言葉を使いますよね。

自分は優れているから、人には負けないという気持ちがあった時、突然、自分より優れている人が現れると、『プライドを捨てて』挑むことがあります。

この場合は、自分を高く評価することをやめるわけですから、ある意味うぬぼれを捨てるという意味になりますね。

 

はなこ
『自尊心』も『プライド』も似た意味を持つけど、『プライド』は若干否定的な意味も持っているのかな。
そんな感じだね。

『プライドが高い』と言われるより、『自尊心が高い』と言われたほうがうれしい気もするな。

たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『自尊心』とは、自分の人格・思想・言動などを大切にする気持ちのことである。
  • 『プライド』とは、自分の人格・思想・言動などを高く評価する気持ちのことである。
  • 自分のことを大切に思う人は、自分のことを高く評価するため、『自尊心』と『プライド』は同じ意味のように使われることが多い。
  • 『自尊心』は純粋な日本語であり、『プライド』は外来語である。
  • 『プライド』は、『自尊心』よりも否定的な意味で使われる場合が多い。

『自尊心』や『プライド』は、あまり高すぎるのも、また低すぎるのも問題です。

どちらも適度に持つように心がけましょう。

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