違いを解説君

あるゆる物事の"違い"をわかりやすく解説する情報マガジン

Raspberry Pi

ITの違い

Raspbian通常版とRaspbianLiteの違いをわかりやすく解説!

主に教育目的で開発された『Raspberry Pi』。

非常に小型ながら、今では教育だけでなく、趣味の電子工作や、試作品開発などの業務にも利用されるようになりました。

『Raspberry Pi』には、OSとして『Raspbian通常版』と『Raspbian Lite』が利用できます。

あなたは、この2つの違いを知っていますか?

 

はなこ
『Raspberry Pi』を購入したの。

専用のキットを使うと、いろんなものが工作できるみたいね。

そうだね。

でも、まずはOSをインストールしておかなくちゃいけないね。

たろう
はなこ
OSにはどんなものがあるの?
『Raspbian』と『Raspbian Lite』があるよ。
たろう
はなこ
『Raspbian』と『Raspbian Lite』では、いったい何が違うの?

 

今回は、『Raspberry Pi』用のOSである『Raspbian』と『Raspbian Lite』の違いについて解説します。

スポンサーリンク

『Raspbian』と『Raspbian Lite』の違い

『Raspberry Pi』には、SDカードから起動できるOSのイメージが公開されています。

このOSは『Raspbian』『Raspbian Lite』と呼ばれ、Debian Linuxを元に作成されています。

この中には、開発に必要なアプリケーションはもちろんのこと、他にも有用なアプリケーションが搭載されています。

そのため、『Raspberry Pi』を超小型コンピューターとして利用することも可能です。

 

『Raspbian』と『Raspbian Lite』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『Raspbian』と『Raspbian Lite』の違い

  • 『Raspbian』には搭載されているデスクトップ環境が『Raspbian Lite』にはない。
  • 搭載されているアプリケーションは、『Raspbian』に比べて『Raspbian Lite』のほうが少ない。
  • OSとアプリケーションを含めた全体のサイズは、『Raspbian Lite』より『Raspbian』のほうが大きい。

 

それでは、順番に詳しく見ていきましょう。

デスクトップ環境

『Raspbian』には、デスクトップ環境があり、様々な設定やアプリケーションの操作をGUIで行うことができます。

超小型ながら、普通のパソコンと同じように使えるというのは驚きですね。

それに対して、

『Raspbian Lite』はデスクトップ環境はインストールされていません。

設定は、基本的にCUIで行うことになります。

 

普段、GUIでの操作に慣れている人にとっては、『Raspbian Lite』はCUIということで挫折することもあるでしょう。

しかし、操作が全てCUIベースなので、

処理が非常に速い

という特徴があり、慣れている人にとっては、CUIがメリットになる場合もあります。

それに、サーバ用途で『Raspberry Pi』を使うのなら、デスクトップ環境は不要ですから、『Raspbian Lite』でも十分ですね。

もちろん、『Raspbian』でもGUIを利用せずにCUIベースで設定を行うことは可能です。

 

アプリケーションの種類

インストールされているアプリケーションは、『Raspbian』のほうが『Raspbian Lite』よりも多いです。

実際にインストールされているアプリケーションを順番に見てみましょう。

『Raspbian』『Raspbian Lite』のアプリケーション

カテゴリーアプリケーションRaspbianRaspbian Lite
プログラミングBlueJ Java IDE
Geany
Greenfoot Java IDE
Mathematica
Node-RED
Python 3
Scratch
Scratch2
Sense HAT Emulator
Sonic Pi
Thonny Python IDE
Wolfram
教育・教養SmartSim
オフィスLibre Office
インターネットChromiumウェブ・ブラウザ
Claws Mail
VNC Viewer
サウンドとビデオVLCメディアプレイヤー
グラフィックスイメージビューワ
ゲームMinecraft Pi
Python Game
システムツールFcitx
アクセサリCalculator
LXTerminal
PDF Viewer
SD Card Copier
Text Editor
Xarchiver
タスクマネージャ
ファイルマネージャ
ヘルプDebianリファレンス
Get Started
Help
Project
The MagPi

『Raspbian Lite』に入っているプログラミング用のアプリケーションは、テキストエディタの『Geany』と、スクリプト言語の『Python 3』のみと、かなり少ないですね。

また、教育・教養アプリケーションの『SmartSim』、オフィス製品の『Libre Office』、メール・クライアントの『Claws Mail』、リモート・デスクトップ用ビューワの『VNC Viewer』、ゲームや、インプットメソッドフレームワーク『Fcitx』も入っていません。

『Raspbian』がデスクトップ環境の利用を想定しているのに対し、『Raspbian Lite』はサーバ用途を想定している

ため、デスクトップ環境で利用するアプリケーションが省略されていることが分かります。

 

サイズ

アプリケーションの数に差があることから分かるように、『Raspbian』は『Raspbian Lite』に比べてサイズが大きくなります。

『Raspbian Lite』が1GB程度なのに対し、『Raspbian』は3.5GB。

4GBのSDカードに『Raspbian』も入れることができます。

通常のLinuxディストリビューションに比べると、非常に小さいですね。

 

『Raspbian』と『Raspbian Lite』使うならどっち?

Raspbian

Raspbian

『Raspbian』と『Raspbian Lite』では、どちらを使うのがいいのでしょうか?

もし、『Raspberry Pi』を初めて使うのであれば、最初から環境が整っている『Raspbian』をおすすめします。

また、『Raspberry Pi』を超小型コンピューターとして利用する場合も、『Raspbian』がいいですね。

もし、『Raspberry Pi』を何台も立ち上げていて、サーバ用途に利用しようとしているのであれば、『Raspbian Lite』でも十分でしょう。

不要なアプリケーションがなく、容量の節約にもなりますから、リソースを小さくすることもできます。

 

はなこ
私は、初めて『Raspberry Pi』を使うから、『Raspbian』の方をインストールしたほうがよさそうね。
そうだね。

後で、必要なソフトウェアをインストールする手間も省けるだろうから、最初から全て揃っていたほうがいいだろうね。

たろう

スポンサーリンク

まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『Raspbian』には搭載されているデスクトップ環境が『Raspbian Lite』にはない。
  • 搭載されているアプリケーションは、『Raspbian』に比べて『Raspbian Lite』のほうが少ない。
  • OSとアプリケーションを含めた全体のサイズは、『Raspbian Lite』より『Raspbian』のほうが大きい。

『Raspberry Pi』を使った電子工作の例は、いろいろと公開されています。

あなたは、どんな使い方を思い浮かべますか?

関連記事

-ITの違い

Copyright © 違いを解説君 , All Rights Reserved.