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【音楽】AACとMP3の違いをわかりやすく解説!音質が良いのはどっち?

パソコンやスマホで再生される音楽用ファイル・フォーマットには様々な形式があります。

『MP3』をはじめとして、『AAC』『WMA』『WAV』『FLAC』『Vorbis』『Opus』などなど。

特に、『AAC』と『MP3』は、よく利用されるファイル・フォーマットですね。

あなたは、『AAC』と『MP3』の違いを知っていますか?

 

はなこ
音楽をパソコンやスマホで聞く時って、ファイル・フォーマットは何にしてるの?
僕はほとんどが『MP3』だよ。
たろう
はなこ
『AAC』っていうフォーマットがあるでしょ?

あれと『MP3』って、どっちの方がいいと思う?

それは僕にもわからないよ。

でも、『AAC』の方が新しいから、フォーマットとしては優れているんじゃないのかな?

たろう
はなこ
じゃあ、『AAC』と『MP3』の違いについて調べてみましょうか。

 

今回は、『AAC』と『MP3』の違いについて解説し、音質が良いのはどちらなのか見てみましょう。

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『AAC』と『MP3』の違い

まずは、『AAC』と『MP3』がどんなものなのか見てみましょう。

『AAC』とは?

『Advanced Audio Coding』の略で、1997年に誕生した非可逆圧縮方式の音声ファイル・フォーマット

のことです。

誕生後も様々な改良が加えられ、現在は2006年に公開された『AAC-HE V2』が利用されています。

非可逆圧縮とは、

元の音源が完全には再現できない圧縮法

のことです。

可逆圧縮の場合、圧縮されたデータを復元すると、元の音源に完全に戻すことができます。

しかし、非可逆圧縮ではデータを間引くなどの処理が行われるため、復元しても元の音源には戻りません。

不要な部分をカットすることで、大幅な圧縮を実現しているということになりますね。

 

『MP3』とは?

正式名称は『MPEG-1/2 Audio Layer-3』で、1993年に誕生した非可逆圧縮方式の音声ファイル・フォーマット

のことです。

誕生したときの名称は『MPEG-1 Audio Layer-3』ですが、その後改良が加えられ、1995年に『MPEG-2 Audio Layer-3』がリリースされています。

そのため、両方を合わせて『MPEG-1/2 Audio Layer-3』と呼ばれます。

『MP3』も、『AAC』と同様に非可逆圧縮方式のファイル・フォーマットになります。

 

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『AAC』と『MP3』の違い

『AAC』と『MP3』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『AAC』と『MP3』の違い

  • リリースされた時期が異なる。
  • 符号化のためのアルゴリズムが異なる。

 

リリース時期

リリース時期が異なるのは、前に書いたとおりですね。

『MP3』が誕生したのは、ちょうどインターネットが世界的に広まった時期でもありました。

オンライン上から音楽データをダウンロードして聞くことができるという、新たな音楽の楽しみ方として爆発的に普及し、30年近く経った現在でもなお、一般的なファイル・フォーマットとして利用されています。

『AAC』は、『MP3』から遅れること4年後にリリースされています。

『MP3』の後継フォーマットとして誕生したのですが、残念ながら『MP3』ほど普及するには至りませんでした。

それでも、Apple社など積極的に利用しているメーカーもあり、様々なデジタル・オーディオ・プレイヤーやゲーム機、携帯電話などの標準フォーマットとしても利用されています。

 

アルゴリズム

実は、

『AAC』と『MP3』は、どちらも『修正離散コサイン変換(MDCT)』という変換方法を使っています。

『MDCT』を簡単に説明すると、音のデータを周波数成分に分解する方法のことです。

人間の耳は、聞くことのできる周波数領域が決まっていて、20kHz以上の高周波成分は聞き取れないという特徴があります。

なので、周波数成分に分解して20kHz以上の高周波成分をカットしても、人間が聞いた場合は違いがわからないことになります。

そのようにして、『AAC』と『MP3』は高い圧縮率を獲得しているわけです。

『AAC』と『MP3』では、この変換部分に差があります。

『AAC』は、純粋に『MDCT』だけを使って変換をしています。

それに対して、

『MP3』は『MDCT』の他に『高速フーリエ変換(FFT)』も利用しています。

この違いによって、『AAC』は『MP3』よりも高い圧縮率を誇っています。

 

はなこ
アルゴリズムが違っていることは分かったわ。
でも、肝心なのは音質がどうかという点だよね。

音の方は、どちらの方がいいんだろう?

たろう

 

『AAC』と『MP3』音質が良いのはどっち?

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『AAC』と『MP3』で、音質が良いのは果たしてどちらでしょうか?

結論から言うと、

ビットレートが同じなら、両者にほとんど違いはありません。

ビットレートとは、

1秒間のデータのサイズが、この値以内に収まるように圧縮する

という意味のパラメーターです。

ビットレートが低いほど、圧縮率は高くなりますが、音の劣化は大きくなります。

通常は128kbpsや192kbpsというビットレートが使われ、劣化をできるだけ抑えたい場合は、320kbps程度の場合もあります。

同じビットレートでは、

『AAC』のほうが圧縮率が高い分、音の劣化は少ない傾向

にあります。

しかし、その差は耳で判断できるほどのものではありません。

音の劣化を抑えたいのであれば、『MP3』『AAC』の違いよりも、ビットレートを大きくしたほうが効果があります。

 

はなこ
結局、どちらを選択してもそんなに差はないみたいね。
重要なのはビットレートの方だということか。
たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『AAC』とは、『Advanced Audio Coding』の略で、1997年に誕生した非可逆圧縮方式の音声ファイル・フォーマットのことである。
  • 『MP3』とは、正式名称は『MPEG-1/2 Audio Layer-3』で、1993年に誕生した非可逆圧縮方式の音声ファイル・フォーマットのことである。
  • 『AAC』は『MDCT』だけを使っているのに対し、『MP3』は『MDCT』と『FFT』の2つを利用している。
  • 音の劣化を抑えたいのであれば、『MP3』『AAC』の違いよりも、ビットレートを大きくするほうが効果がある

『AAC』よりも『MP3』のほうが、対応しているプレイヤーは多い傾向があります。

どちらを使っても差異は、ほんの少しだけなので、できるだけ多くのアプリケーションに対応したいなら『MP3』をおすすめします。

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