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『そうめん』と『うどん』の違いをわかりやすく解説!原材料をチェック!

『和食の麺類』

と言われたら、まず何を思い浮かべますか?

おそらく『うどん』『そば』あたりが多いのではないでしょうか。

夏なら、『そうめん』が頭に浮かぶ人も、たくさんいそうですよね。

 

そばは、そば粉を使って作ります。

でも、そうめんとうどんは、どちらも小麦粉。

 

となると、『そうめん』と『うどん』って、

原材料が同じで、違うのは太さだけ

のような気がしますよね。

でも、そうめんとうどんの違いって、本当に太さだけなのでしょうか?

 

ということで、この記事では、

『そうめんとうどんの違いについて』

お話しします。

ぜひ読んでくださいね!

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そもそも『そうめん』『うどん』とは?原材料は?

そもそも『そうめん』とは?『うどん』とは?

まず、そうめんとうどんについて、原材料と規格をチェックしてみましょう。

実は、『どういうものがそうめんで、どういうものがうどんなのか』、カッチリ決められているんですよ!

そうめんの原材料と規格

そうめんの原材料は

  • 小麦粉
  • 植物油、もしくはでんぷん

 

中心となる原材料は、もちろん小麦粉と塩、水。

他に植物油が入っていますが、これは、

そうめんを細く伸ばしても切れにくくするため

に使われています。

 

そうめんの規格は

  • 機械製麺のものは、麺の直径が1.3mm未満
  • 手延べ麺のものは、麺の直径が1.7mm未満

 

さらに、手延べのそうめんについては

  • 食塩水の配合割合が、小麦粉に対して45%
  • 麺の引き延ばしなどの工程を手作業で行っている
  • それぞれの工程の間に、決められた時間の熟成期間がある

というように決められています。

これは、『日本農林規格(JAS)』が決めた規格です。

うどんの原材料と規格

うどんは、

  • 小麦粉

で作られています。

原材料としては、かなりシンプルですね。

 

そうめんに入っていた、植物油やうどんは入っていませんが、大丈夫なのです。

うどんは、そうめんのように、『麺を引っ張って伸ばす』ことがないからです。

 

そして、うどんの規格は、

『麺の直径が1.7mm以上』

とされています。

これも、JASによって決められています。

ついでに『ひやむぎ』『きしめん』もチェック!

小麦粉と塩、水をメインの材料で作る麺と言えば『ひやむぎ』や『きしめん』もありますよね。

特に『ひやむぎ』は、そうめんとそっくりです。

せっかくですから、この2つの規格も、簡単にチェックしておきましょう。

 

JASの規格では

  • 冷や麦は、麺の直径が1.3~1.7mmのもの
  • きしめんは、幅4.5mm以上、厚さ2.0mm未満のもの

と決められています。

 

冷や麦は、そうめんより少し太いです。

ただ、手延べの場合は、そうめんとひやむぎの太さの規格は同じです。

きしめんは、平べったい麺が特徴ですよね。

ですから、幅と厚さで決められているのです。

どうして規格が決まったのか?

『そうめんは細くて、うどんは太い』

これは昔から変わりません。

でも、なぜ、そうめんとうどんを『1.7mm』で分けることになったのでしょうか?

実はこれは、『そうめんとひやむぎ』の関係が発端なのです。

 

元々ひやむぎは、『そうめんより少し太い麺』ということで売り出されました。

でも、そうめんとひやむぎの見分けが難しいことから、混乱が起きたのです。

太さなどの決まりもないまま、売り手がそれぞれ自由に『そうめん』『ひやむぎ』と名前を付けて売るようになってしまいました。

 

こうなると、区別が付かなくなってしまいますよね。

そこで、日本農林規格(JAS)が、そうめんとひやむぎの太さの規格を決めたのです。

 

ただ、規格が決まったら、今度は『半田そうめん』などの有名がそうめんが『規格ではひやむぎになってしまう』という問題が発生。

また、手延べそうめんは、太さも安定しないため、規格に当てはめるのが難しいこともあります。

そのことから、『手延べそうめんは直径1.7mm未満』ということになったのです。

そして、うどんが、それより太い『直径1.7mm以上』とされました。

 

これが、うどんやそうめん、ひやむぎなどの規格が決まったいきさつです。

 

『そうめん』と『うどん』の違い

そうめんとうどんは何がどう違う?

『そうめん』と『うどん』の違いを表でチェック!

ここからは、そうめんとうどんの違いを比べていきます。

もちろん、『太さ』は一番大きな違いですが、それだけではないんですよ!

 

まずは、表でざっと見てみましょう。

 

そうめん
うどん
JAS(日本農林規格)による規格 麺の直径は

  • 機械製麺…1.3mm未満
  • 手延べそうめん…1.7mm

 

麺の直径が1.7mm以上
主な材料
  • 小麦粉
  • 植物油もしくはでんぷん
    • 小麦粉
栄養成分
  • 炭水化物
  • 脂質
  • たんぱく質
  • 食物繊維
  • ミネラル(セレン、モリブデン)
カロリー
  • 乾麺100g…356kcal
  • 茹で麺100g…127kcal
  • 乾麺100g…348kcal
  • 茹で麺100g…約105kcal
手延べ・手打ちの場合の、麺の作り方 練った生地を、よりをかけながら細くしていき、それを引き延ばす 練った生地を麺棒で伸ばし、包丁で切る
色付き麺 入っているものもある 入っていない

 

「あれ?『そうめんは夏の食べ物、うどんは年間を通しての食べ物』っていう違いもあるんじゃない?」

と思った人もいるかもしれませんね。

でも、『温そうめん』と呼ばれる、温かいそうめんもあります。

ですから、どちらも年間を通して楽しめる食べ物なのです。

あつあつのそうめんを冬に食べるのも、なかなかおいしいですよ。

そうめんとうどんの違いを詳しく

ではここからは、そうめんとうどんの違いを詳しく見ていきましょう。

 

太さの違い

そうめんとうどんの一番の違いは、やはり『太さ』ですよね。

 

先にもお話ししましたが、

  • そうめんの太さは、機械製麺で1.3mm、手延べで1.7mm未満
  • うどんの太さは、1.7mm以上

 

なので、たとえば『2.0mmの超極太そうめん』とか『1.2mmの超極細うどん』なんていうのは、ありません。

 

ちなみに、規格はあくまでも売られる商品に対して決められたものです。

ですから、自分で食べるために『極太そうめん』や『極細うどん』を作ってみるのは、問題ないですよ。

 

原材料の違い

原材料は、そうめんもうどんも、

  • 小麦粉

は共通しています。

(入っている割合は違います。)

 

そうめんの場合はこの材料に、植物油、もしくはでんぷんが加わります。

これは先にも書いたように、麺を細く長く引き伸ばす時に切れにくくするために、入れるのです。

 

栄養成分とカロリーの違い

そうめんもうどんも、材料はほぼ同じでしたよね。

ですから、入っている栄養成分の種類は、ほとんど変わりありません。

  • 炭水化物
  • 脂質
  • たんぱく質
  • 食物繊維
  • ミネラル(セレン、モリブデン)

といった成分が入っています。

 

しかし、成分は同じでも、カロリーは違います。

先ほどの表でも紹介しましたが、もう少し詳しく比べてみると

そうめん うどん
乾麺100gのカロリー 356kcal 348kcal
乾麺100gを茹でたもののカロリー 343kcal

(茹で上がり270g)

252~304kcal

(茹で上がり240~290g)

茹で上がった麺100g分のカロリー 127kcal 105kcal

 

と、このようになります。

 

『そうめん』ってあっさりした印象ですし、『うどん』よりカロリーが少なそうなイメージを持つ人も多いかもしれませんね。

筆者もそう思っていました。

でもこうして比べてみると、うどんのほうがカロリーが低いんですね。

 

手延べ・手打ちの場合の工程の違い

手作りでの、そうめんとうどんの麺を作る工程は、だいぶ違います。

それぞれの工程を、大まかに紹介しましょう。

 

そうめんは

  1. 小麦粉に塩水を加えて生地を練る
  2. 練った生地を、編み合わせては1本にする、ということを繰り返す
  3. 1本にした麺を、よりをかけながら細くする
  4. 細くした麺を棒にかけ、干しながら、引き伸ばしては休ませることを繰り返す
  5. 干し上がった麺を束ね、切る

と、このような工程を経てでき上がります。

これらの工程の間で、寝かせて熟成させる段階もあります。

 

一方でうどんは、

  • うどんに塩水を加えて練る(足で踏む工程が加わることもある)
  • 生地を寝かせて熟成させる
  • 熟成した生地を麺棒で薄く広く伸ばす
  • 伸ばした生地を折りたたんで切る

 

うどんは、そうめんに比べて工程がシンプルですね。

一般家庭でも作れるので、興味があったらぜひ、詳しいレシピを見ながら挑戦してみてくださいね。

筆者もやったことがありますが、けっこう楽しいですよ。

 

色付き麺が入っているか入っていないか

『そうめんには色付き麺が入っているものもあるが、うどんには入っていない』

というのも、そうめんとうどんの違いかも知れませんね。

 

色付き麺は、元々は、

そうめんとひやむぎを区別するため

に入れられたそうです。

でもその後、そうめんとひやむぎの太さの規格が決められ、色付き麺で区別する必要がなくなりました。

そのため現在では、色付き麺はもっぱら見た目の彩りのために入れられるようになります。

そして、色付き麺入りのそうめんも出回るようになったのです。

 

でも、うどんは『そうめんやひやむぎと区別が付かない』なんてことはありませんよね。

明らかに太さが違いますから。

だからうどんには、色付き麺がないのです。

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まとめ

そうめんとうどんの違いは、やはり『太さ』です。

細い麺がそうめん、太い麺がうどん。

明らかに太さが違うので、見分けがつかないことはありません。

 

さらに、太さは

機械製麺のそうめん

⇒1.3mm未満

手延べそうめん

⇒1.7mm未満

うどん

⇒1.7mm以上

と、きちんと規格が決められています。

 

その他にも、製法やカロリーなどの違いがあります。

 

そうめんもうどんも、おなじみの『和食の麺』ですよね。

どちらも春夏秋冬を問わず楽しめて、シンプルな食べ方はもちろん、工夫次第でいくらでもバリエーションを広げられます。

和洋折衷のそうめんやうどんも、おいしいかもしれません。

ぜひ、お気に入りの食べ方を見つけてくださいね!

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