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課題と問題の違いをわかりやすく解説!意味や正しい使い分け方を紹介

意味を混同しやすい日本語に『課題』と『問題』があります。

一見、似た言葉に見えますが、実は意味が全く異なります。

その違いが分かりますか?

 

はなこ
この間、学校で『課題』を出されたの。

『問題』が難しくて、思うように進まないのよね。

それは大変だね。

どんな『課題』なの?

たろう
はなこ
似た言葉を探して、その違いについて調べるというものよ。
それなら、ちょうど今、いい言葉が見つかったじゃないか。

『課題』と『問題』なら、ちょうどいい題材じゃない?

たろう
はなこ
そうね。

じゃあ、2つの違いについて調べてみましょうか。

 

今回は、『課題』と『問題』の違いについて解説し、その意味や使い分け方を見てみましょう。

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『課題』と『問題』の意味

まずは、『課題』と『問題』それぞれの意味について見てみましょう。

 

『課題』とは?

  1. 与える(または与えられる)題目や主題
  2. 解決しなければならない問題や、そのための仕事

『課題』には、2つの意味があります。

1の意味として使われる例は、『学校の課題』や『課題図書』などが該当します。

2の意味は、『不良品の低減が喫緊の課題である』という使い方がありますね。

 

『問題』とは?

  1. 回答を求めるために、他人または自分が提示した問い
  2. 目標に対する現状の差
  3. 世間が関心を寄せているもの

『問題』には、3つの意味があります。

1の意味は、『数学の問題を解く』という使われ方をしますね。

2の意味として使われる例は、『あの国では、食糧問題が今でも深刻である』といった使い方です。

3の意味には、『彼が問題の議員だ』という例があります。

 

はなこ
意味を見ただけでは、どちらも似た言葉のように見えるわね。
じゃあ、次に2つの違いについて見ていこうか。
たろう

 

『課題』と『問題』の違い

○✕問題

○✕問題

『課題』と『問題』の違いはいったい何でしょうか?

『課題』は、解決することを前提とした『問題』であり、そのために行う仕事のことを表します。

それに対して、

『問題』は、目標に対する現状の差そのものを表します。

 

つまり、

『問題』は、個人なり企業が抱えている目標とのギャップであり、それを解決するための題目や行動が『課題』

というわけですね。

 

学校で出される『課題』はたいてい、提示される『問題』を解くという内容のものですね。

『問題』は、目標となる回答があります。

それを解くことが『課題』になるわけです。

 

また、例えば会社で『不良品が多い』というのは『問題』にあたります。

それを解決するためには『不良品を低減する』という『課題』があり、そのために『装置の改善』や『作業員の教育』などを行う行為は『対策』になるわけです。

 

はなこ
まず『問題』があって、それを解決するための題目が『課題』ということね。
そうだね。

『問題』は、そのままの状態ではいつまでも改善しないけど、それを『課題』とすることで、よりよい状態にできるわけだね。

たろう

 

『課題』と『問題』の正しい使い分け方

『課題』と『問題』の正しい使い分け方を、例を使って見ていきましょう。

 

不良品が多い

A社の製造装置は、不良品の発生率が5%と高く、損失が月あたり5,000万円あった。

しかし、製造装置のアライメント機能の精度を向上させることで不良率の発生率を1%まで低減させ、月あたり4,000万円分のロスが低減できた。

 

この場合の『問題』は、『製造装置の不良品発生率が5%と高い』ということですね。

『問題』となっている間は、不良品発生率が下がることは決してなく、損失も変わることはありません。

この『問題』を『製造装置の不良品発生率を低減する』という『課題』として取り上げ、製造装置のアライメント機能の精度を向上するという『対策』をとることにより、『問題』を解決したわけです。

 

学校の課題

学校の授業で、先生から数学の『問題』を4つ解くようにと宿題が出された。

 

先生から出された4つの『問題』は、まさに解くために他人が提示した問いにあたりますね。

これらを解くという仕事を与えられたわけですから、この4つの『問題』を解くことは『課題』となります。

 

地球規模の問題

地球温暖化により、世界の各国で異常気象が報告されている。

この『問題』を解決するため、各国が協力していくことが大切になるだろう。

 

地球温暖化による異常気象は『問題』にあたります。

異常気象は、目標となる正常な状態からかけ離れていることから、これは明らかですね。

この『問題』を解決するために、各国が協力して進めることは『課題』となります。

 

はなこ
使い分けについてもある程度は分かったわ。

放置したままなら『問題』だけど、『対策』を考えることで『課題』に変わるわけね。

『問題』だと思うだけでなく、『課題』として取り上げることが重要だということだね。
たろう

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まとめ

今回の違いのポイントを、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『課題』には、次の意味がある。
  1. 与える(または与えられる)題目や主題
  2. 解決しなければならない問題や、そのための仕事
  • 『問題』には次の意味がある。
  1. 回答を求めるために他人または自分が提示した問い
  2. 目標に対する現状の差
  3. 世間が関心を寄せているもの
  • 『問題』は、個人なり企業が抱えている目標との差そのものであり、それを解決するための題目や行動が『課題』である。

『問題』としたままでは、いつまでも解決することはありません。

それを『課題』として取り上げ、解決するための方法を考えることが大切ですね。

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