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日本の刀と西洋の剣の違いをわかりやすく解説!よく切れるのはどちら?

日本に古くからあり、武士には必需品の武器といえば、『刀』ですね。

同様に、西洋の騎士たちは、『剣』を持って敵と戦います。

『日本の刀』と『西洋の剣』、何が違うのか知っていますか?

 

はなこ
『日本の刀』の展示会を見に行ったの。

『刀』のことはよく知らないけど、どれもすごく美しかったわ。

『日本の刀』といえば、美術品としても扱われるからね。

見ているだけで、気分が引き締まる感じがするよね。

たろう
はなこ
西洋にも『剣』があるじゃない。

『日本の刀』とは何が違うのかな?

うーん。

作り方に違いがあるのかな?

たろう
はなこ
違いについて、ちょっと調べてみましょうか。

 

今回は、『日本の刀』と『西洋の剣』の違いを解説し、よく切れるのはどちらなのか見てみましょう。

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『日本の刀』と『西洋の剣』の違い

まずは、『日本の刀』と『西洋の剣』の特徴について見てみましょう。

 

『日本の刀』の特徴

『日本の刀』というと、『正宗』や『村正』、『菊一文字則宗』などの名を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

『日本の刀』は、片刃で反りがある刀身が特徴の武器です。

反った刀身に付いた刃は切れ味が鋭く、主に相手を切って倒すことを主体とした武器になります。

 

『日本の刀』の素材には、『玉鋼(たまはがね)』という、『たたら製鉄』によって精錬された鋼を使います。

『たたら製鉄』とは、

砂鉄を原料とし、木炭を用いて炉の中で加熱して作る

という伝統的な手法です。

 

『玉鋼』を、炭素を多く含み、硬い鉄と、炭素量が少なく柔らかい鉄に分けます。

それぞれを叩いて伸ばし、折り曲げてまた叩くという鍛錬を行い、次に柔らかい鉄の周りに硬い鉄を巻きつけるように接着します。

 

硬い鉄は、

よく切れる代わりに折れやすい

という弱点があります。

また、柔らかい鉄は

切れ味がない代わりに折れにくい

という特徴を持ちます。

硬い鉄と柔らかい鉄を組み合わせることで、

よく切れるが折れにくい

という、2つの相反する性質を持たせることができるわけです。

こうしてできた鋼を引き伸ばし、刀の形に成形していきます。

その後、焼き入れという工程で、『日本の刀』独特の美しい刃紋や反りが生まれます。

『西洋の剣』の特徴

『西洋の剣』といえば、アーサー王伝説に登場する『エクスカリバー』や、指輪物語に登場する『つらぬき丸』などは知っている人も多いのではないでしょうか。

『西洋の剣』は、両刃のものが多く、真っ直ぐな刀身が特徴の武器です。

 

『日本の刀』は、製法が全て同じであるのに対して、『西洋の剣』にはたくさんの製法があります。

溶かした鉄を型に流し込んでつくる鋳造や、鋼を熱して叩き伸ばす鍛造、あるいはそれらを組み合わせた工法もあります。

鍛造は『日本の刀』の作り方と同じですが、『日本の刀』のように複雑な製法ではなく、単に刀の形に引き伸ばすだけの単純なものです。

『日本の刀』は、大きさに違いがあるものの種類は一つですが、『西洋の剣』には様々な種類があります。

例えば、細身の刀身を持ち刺突により攻撃する『レイピア』や、『日本の刀』のように反りを持ち、西洋の刀とも言われる『シタール』などがあります。

『日本の刀』と『西洋の剣』の違い

『日本の刀』と『西洋の剣』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『日本の刀』と『西洋の剣』の違い

  • 『日本の刀』は切り裂くのに特化した武器、『西洋の剣』は叩き切るのに特化した武器である。
  • 『日本の刀』は片刃で反りを持ち、『西洋の剣』の大半は両刃で真っ直ぐな刀身である。
  • 『日本の刀』の種類は一つのみだが、『西洋の剣』にはたくさんの種類がある。
  • 『日本の刀』は製法がただ一つしかないが、『西洋の剣』には様々な製法がある。

 

攻撃スタイル

『日本の刀』は、

相手を切り裂くのに特化

した武器です。

反りがあり、鋭い刃は切れ味が凄まじく、その威力は、固くてしなやかな竹を一振りで切ってしまうほどのものです。

 

『西洋の剣』は、どちらかというと

叩き切る

といったほうがいいでしょう。

重い刀身を相手に叩きつけ、押し切るようにして攻撃します。

西洋では、鉄製の鎧が発達していました。

そのため、『日本の刀』タイプの武器では、刃が通らずダメージを与えることができません。

鎧の上からでも、重い剣で叩けばある程度のダメージを与えることができます。

 

刀身の形

『日本の刀』は、片刃で反りを持った刀身であるのが特徴です。

それに対して

『西洋の剣』は、両刃で真っ直ぐの刀身のものが多いです。

しかし『西洋の剣』は種類も多く、『日本の刀』のように片刃のものや、反りを持った武器もあります。

 

種類の数

『日本の刀』には、『太刀』『刀』『脇差』といった、大小による区別はありますが、製法や形はどれもほぼ同じです。

しかし、

『西洋の剣』には、前にも書いた通り、様々な種類があります。

戦いの場面に応じて、様々な種類の『剣』を使い分けたりしていたわけですね。

 

製法の数

『日本の刀』の作り方はただ一つです。

もちろん、鍛錬の時に折り曲げる回数や、焼き入れの際に使う材料など、多少の違いはありますが、基本的な工程に違いはありません。

しかし、

『西洋の剣』には様々な製法があります。

もちろん、その製法によって、『剣』の性質もいろいろと変わります。

 

はなこ
『日本の刀』の製法は一つしかないのね。
古くから受け継がれてきた製法があるわけだね。

もちろん、その間に進化した部分もあるだろうけどね。

たろう

 

『日本の刀』と『西洋の剣』切れ味がいいのはどちら?

剣

『日本の刀』と『西洋の剣』で、切れ味はどちらの方が上なのでしょうか?

『西洋の剣』には、たくさんの種類があるので、一概には言えない部分もありますが、全体的に見れば『日本の刀』のほうが、切れ味は上ですね。

 

前にも書いた通り、『日本の刀』は切ることに特化した武器です。

相手を切り裂くことに特化したため、切れ味がよくなる工夫がされています。

刀身が反っているのも、その一つですね。

 

しかし、『日本の刀』にも弱点はあります。

あまりに多くの相手を切ると、脂が刀身に付いて切れ味が鈍るという点です。

また、

刀身が細く、切れ味が鈍るとそれだけで攻撃力は半減してしまいます。

『西洋の剣』の場合、叩き切ることに特化しているので刀身が重いという特徴があります。

ですから、

多少切れ味が鈍っても、攻撃力はある程度温存することができます。

 

はなこ
『日本の刀』は技で、『西洋の剣』は力で勝負するといった感じかしらね。
『日本の刀』の切れ味は世界的にも有名で、刃に拳銃の銃弾を打ち込んでも銃弾のほうが切れてしまうほどらしいよ。
たろう

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まとめ

今回の違いのポイントを、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『日本の刀』は、切り裂くのに特化した武器、『西洋の剣』は叩き切るのに特化した武器である。
  • 『日本の刀』は、片刃で反りを持ち、『西洋の剣』の大半は、両刃で真っ直ぐな刀身である。
  • 『日本の刀』の種類は一つのみだが、『西洋の剣』には、たくさんの種類がある。
  • 『日本の刀』は、製法がただ一つしかないが、『西洋の剣』には様々な製法がある。

世界的にも有名な『日本の刀』ですが、最近は『刀』を鑑賞するのが好きな人も増えてきました。

あなたもこれを機会に、全国にある『日本の刀』を鑑賞しに出かけてみてはいかがでしょうか。

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