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【仏教の宗派】浄土宗と浄土真宗の違いをわかりやすく解説!

日本は、神道と仏教を信仰している人が非常に多いですよね。

仏教にも様々な宗派があります。

その中で、名前のよく似た2つの宗派『浄土宗』と『浄土真宗』。

この2つの宗派の違いを知っていますか?

 

はなこ
仏教って、宗派っていうのがあるじゃない。

『浄土宗』とか、『浄土真宗』とか、違いがよくわからないのよね。

僕の家は『浄土真宗』だよ。

『浄土宗』と何が違うのか、よくは知らないけどね。

たろう
はなこ
じゃあ、2つの違いについて、ちょっと調べてみましょうか。

 

今回は、仏教の宗派である『浄土宗』と『浄土真宗』の違いについて解説します。

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【仏教の宗派】『浄土宗』と『浄土真宗』について

まずは、『浄土宗』と『浄土真宗』について詳しく見てみましょう。

 

『浄土宗』とは?

平安時代末期の1175年に、法然上人が開宗した仏教の宗派

のことです。

本尊は阿弥陀如来であり、『南無阿弥陀佛』と念仏を唱えることで極楽往生すると説いています。

『南無』とは『帰依する』という意味で、『南無阿弥陀佛』とは阿弥陀仏に帰依する、つまり

阿弥陀仏にすがる

ということになります。

 

『浄土真宗』とは?

『浄土宗』から分かれ、親鸞が開宗した仏教の宗派

のことです。

『浄土宗』が急速に広まると、その力を恐れた権力者による弾圧を受け、教団はバラバラになってしまいます。

その中でいくつかの宗派が誕生し、『浄土真宗』はその中の一つになります。

特徴は、『南無阿弥陀佛』の名号を本尊としている点です。

人が求めなくても阿弥陀仏により救われる

という考えは、当時の庶民に受け入れられ、数多くの信者を獲得しました。

 

『浄土宗』と『浄土真宗』の違い

『浄土宗』と『浄土真宗』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『浄土宗』と『浄土真宗』の違い

  • 『浄土宗』の開祖は法然で、『浄土真宗』の開祖は親鸞である。
  • 『浄土宗』の本尊は『阿弥陀如来』であり、『浄土真宗』の本尊は『南無阿弥陀佛』の名号である。
  • 『浄土宗』には出家や戒律があるが、『浄土真宗』にはそれらがない
  • 『浄土宗』は臨終行儀を行うが、『浄土真宗』は臨終行儀を行わない

 

開祖の違い

『浄土宗』は、法然が開宗した宗派です。

それに対して

『浄土真宗』は、親鸞が開宗した宗派です。

もともと、親鸞は法然の下で『浄土宗』を信仰していた僧でした。

その後、『浄土宗』の教団が弾圧によりバラバラになり、新たに『浄土真宗』を開いたわけですね。

本尊の違い

前にも書いた通り、

『浄土宗』の本尊は『阿弥陀如来』であり、『浄土真宗』の本尊は『南無阿弥陀佛』の名号です。

そのため、『浄土宗』では阿弥陀如来の木像や絵像が祀られていますが、『浄土真宗』では名号、すなわち仏の名前を祀ることになっています。

しかし、現在では『浄土真宗』でも阿弥陀如来の木像や絵像を祀っている場合が多いですね。

 

出家や戒律の有無

『浄土宗』には出家や戒律があります。

出家とは、簡単に言えば家を出て僧になることです。

出家した人は、戒律を守り、日々修行を行うことになります。

戒律とは、『肉食妻帯』の禁止のことを指します。

動物の肉を口にせず、妻を持つこともできません。

 

『浄土真宗』は、出家も戒律もありません。

開祖の親鸞聖人は、肉を食べ、妻もいた

と伝えられています。

 

臨終行儀の有無

臨終行儀とは、

臨終の際に行われる儀式や作法

のことです。

『浄土宗』には、臨終行儀があり、臨終の際にはその作法に従って儀式を行う必要があります。

しかし、

『浄土真宗』には臨終行儀がありません。

 

『浄土宗』も『浄土真宗』も、阿弥陀仏に救いを求めるという点は同じです。

もともと仏教では、

『厳しい修行をしてきた人でなければ救われない』

と説いていました。

しかし、『浄土宗』や『浄土真宗』は、

『阿弥陀如来の力があれば誰もが救われる』

としています。

そのためには、『南無阿弥陀佛』の念仏を唱えればいいわけです。

これが、たくさんの信者を得ることができた理由のひとつなのでしょう。

 

はなこ
『浄土真宗』は、元をたどれば『浄土宗』から分かれたのね。
真の『浄土宗』だという意味を込めて『浄土真宗』と呼ばれたそうだよ。
たろう

 

『浄土宗』『浄土真宗』の主要な寺院

『浄土宗』と『浄土真宗』の主要な寺院を見てみましょう。

 

知恩院

正式名称は『華頂山知恩教院大谷寺』で、京都府京都市東山区にある『浄土宗』の総本山です。

本尊は法然上人像と阿弥陀如来で、創立者は法然です。

法然上人が後半生をこの地で過ごし、没したゆかりの地であり、江戸時代になって大規模な伽藍(がらん)が建立されました。

知恩院

知恩院

増上寺

正式名称は『三縁山広度院増上寺』で、東京都港区芝公園にあります。

室町時代の1393年に、浄土宗第八祖の酉誉聖聡(ゆうよしょうそう)により開かれた寺です。

増上寺

増上寺

西本願寺

京都市下京区にある寺院で、浄土真宗本願寺派の本山です。

正式名称は『龍谷山 本願寺』で、1272年に創建されましたが、その後も場所を転々とし、現在の場所に移ったのは1591年のことです。

西本願寺

西本願寺

東本願寺

正式名称は『真宗本廟(しんしゅうほんびょう)』で、京都府京都市下京区烏丸七条にある真宗大谷派の本山です。

江戸時代、4度の火災に遭っており、『火出し本願寺』と言われたそうです。

東本願寺

東本願寺

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まとめ

今回の違いのポイントを、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『浄土宗』の開祖は法然で、『浄土真宗』の開祖は親鸞である。
  • 『浄土宗』の本尊は、『阿弥陀如来』であり、『浄土真宗』の本尊は『南無阿弥陀佛』の名号である。
  • 『浄土宗』には、出家や戒律があるが、『浄土真宗』にはそれらがない
  • 『浄土宗』は、臨終行儀を行うが、『浄土真宗』は臨終行儀を行わない

あなたの家は仏教でしょうか?

もしもの時に困らないよう、自分の宗派の作法を覚えておきましょうね。

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