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しそ(紫蘇)と大葉の違いをわかりやすく解説!味や成分を比較!

日本の代表的なハーブに『しそ(紫蘇)』と『大葉』があります。

梅干しの材料や刺身のツマ、おにぎりに巻いたり、ふりかけやドレッシングに加工したりと、様々な使い方がありますね。

『しそ』と『大葉』は、色は違いますが、形や味はよく似ています。

では、いったい何が違うのでしょうか?

 

はなこ
この間、天ぷらを食べに行ったんだけど、『大葉』の天ぷらがすごく美味しかったの。
『大葉』は、そのままでも美味しいけどね。
たろう
はなこ
『しそ』と『大葉』って、元は同じなのよね。
いや、違うんじゃないのかな?

僕も詳しくは分からないけど。

たろう
はなこ
じゃあ、少し調べてみましょうか。

 

今回は、『しそ』と『大葉』の違いについて解説し、味や成分を比較してみましょう。

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『しそ』と『大葉』の違い

まずは、『しそ』と『大葉』がどんなものなのか、解説しておきましょう。

 

『しそ』も『大葉』も、

シソ科シソ属の植物

から採れます。

このシソ科シソ属には様々な品種があります。

チリメンジソ(縮緬紫蘇)

マダラジソ(斑紫蘇)

アカジソ(赤紫蘇)

アオジソ(青紫蘇)

カタメンジソ(片面紫蘇)

チリメンアオジソ(縮緬青紫蘇)

品種によって、葉の色が赤色のものと緑色のものがあり、『チリメンジソ』や『アカジソ』は赤色、『アオジソ』や『チリメンアオジソ』は緑色になります。

また、『マダラジソ』や『カタメンジソ』のように、表面が緑色で裏面が赤色の品種もあります。

 

『しそ』とは?

『アカジソ』の葉の部分

を指します。

 

『しそ』には、『シソニン』という色素成分があります。

梅干しを作る時に『しそ』を加えると、梅の成分であるクエン酸が『シソニン』と反応して、赤く発色することから、梅干しへの色付けによく利用されます。

『しそ』は漢字で『紫蘇』と書きます。

カニによる食中毒で危篤状態になった若者(一説では子供)に、『しそ』を与えたところ、回復した

という中国の伝説が、この名前の由来です。

 

『大葉』とは?

『アオジソ』の若葉

を指します。

主に、刺身やそばの薬味として用いたり、天ぷらにして食べられることが多いですね。

なお、葉の部分だけでなく、開きかけのつぼみも食用になり、『穂じそ』と呼ばれます。

 

『しそ』と『大葉』の違い

『しそ』と『大葉』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『しそ』と『大葉』の違い

  • 『しそ』は『アカジソ』から、『大葉』は『アオジソ』から採れる。
  • 『しそ』は赤色、『大葉』は緑色である。
  • 『しそ』は植物名でもあるが、『大葉』は食材の名前である。

 

『しそ』が『アカジソ』から、『大葉』が『アオジソ』から採れることは、前に書いたとおりですね。

また、『しそ』が赤色で『大葉』が緑色であることもすでに分かっています。

 

『しそ』は、植物の名前でもあります。

それに対して、

『大葉』は食材の名前を表し、植物の名前ではありません。

『大葉』という名前は、

1961年に静岡県の生産組合が、『アオジソ』を商品として大阪で販売する際に、花穂と葉を区別するために名付けられた

と言われています。

ですから、『大葉』は商品名になりますね。

 

『しそ』『大葉』の味と成分

梅干し

梅干し

『しそ』『大葉』の味や成分について見てみましょう。

 

『しそ』『大葉』の味

『しそ』や『大葉』の味といえば、

噛んだ時に口いっぱいに広がる独特の爽やかな香味

が特徴です。

 

『しそ』と『大葉』の主な違いは色だけです。

味や香りに大きな差はありません。

強いて挙げれば、ジュースにした時に『大葉』のほうが、若干の青臭さを感じる程度でしょう。

色が鮮やかな紫色になることもあって、ジュースとして飲まれているのは『しそ』が多いですね。

 

爽やかな風味は、特に肉との相性が抜群です。

牛肉や豚肉は、脂っぽいのが苦手という人も多いと思います。

牛肉や豚肉に大葉を巻いて調理すると、非常に上品な味わいに変化します。

肉の脂が苦手という人でも、ぜひ試してみてください。

『しそ』『大葉』の成分

『しそ』『大葉』のいずれにも、次に示す成分が含まれています。

ビタミンA・C・E

βカロテン

ポリフェノール

鉄・カルシウム

ペリルアルデヒド

 

ビタミン類

『ビタミンA・C・E』は、合わせて『ビタミンACE』とも呼ばれ、

抗酸化力に優れています。

『ビタミンA』と『ビタミンE』は細胞膜、『ビタミンC』は体液中で抗酸化作用を発揮し、活性酸素や紫外線への耐性を付けてくれます。

 

βカロテン

『βカロテン』は、ニンジンに多く含まれる成分として有名ですね。

それ自体に抗酸化作用がありますが、体内で『ビタミンA』に変換されるため、『プロビタミンA』とも呼ばれます。

 

ポリフェノール

『しそ』や『大葉』に含まれるポリフェノール類は、『ルテオリン』と『ロズマリン酸』です。

『ルテオリン』は、肝臓内で解毒作用を促進させる働きがあります。

『ロズマリン酸』は、糖質の分解を抑制して吸収を穏やかにする働きがあり、またアレルギー症状を緩和することでも知られています。

 

ミネラル

『しそ』や『大葉』には、『鉄』や『カルシウム』といったミネラルも多く含まれています。

『鉄』は貧血の改善に役立ち、『カルシウム』は骨の材料として使われる他に、ストレスやうつなど、精神的な症状を改善する働きもあります。

 

ペリルアルデヒド

『しそ』や『大葉』の香り成分は『ペリルアルデヒド』です。

強力な防腐抗菌作用があり、食べ物が傷むのを防ぐ作用がある他、免疫力の低下にもよいとされています。

また、胃液や消化液の分泌を促進してくれるため、食欲低下にも効果があります。

 

『しそ』の成分(シソニン)

『しそ』の赤い色は、『シソニン』と呼ばれるアントシアニン色素によるもので、抗酸化作用があります。

『しそ』には、『ロズマリン酸』や『ペリルアルデヒド』が『大葉』よりも多く含まれることもあって、

防腐抗菌作用やアレルギー症状の軽減など、薬効として利用される

ことが多いです。

 

『大葉』の成分

『大葉』は、『βカロテン』が豊富に含まれているのが特徴です。

抗酸化作用の他、『ビタミンA』に変換されることから、栄養面での効果が強く期待できます。

 

はなこ
『しそ』と『大葉』では、成分が若干違うみたいね。
『しそ』は薬効として、『大葉』は栄養面で効果が期待できるんだね。

ひとつ勉強になったな。

たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『しそ』は『アカジソ』から、『大葉』は『アオジソ』から採れる。
  • 『しそ』は赤色、『大葉』は緑色である。
  • 『しそ』は植物名でもあるが、『大葉』は食材の名前である。
  • 『しそ』と『大葉』の主な成分は次の通り。

ビタミンA・C・E

βカロテン

ポリフェノール

鉄・カルシウム

ペリルアルデヒド

  • 『しそ』には『シソニン』が含まれ、抗酸化作用が期待できる。

古来から重宝されてきた『しそ』と『大葉』。

あなたも、積極的に摂るようにしてはいかがでしょうか。

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