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食用の重曹と食べられない掃除用の重曹の違いをわかりやすく解説!

ケーキや、焼き菓子作りに欠かせない材料の『重曹』。

食用の他に、掃除用の重曹も売られていますよね。

洗剤として利用する他に、消臭や除菌の効果もあるので、脱臭剤や除菌剤として使うこともできます。

ただ、掃除用の『重曹』は、食用として売られているわけではないので食べることはできません。

では、『食用の重曹』と食べられない『掃除用の重曹』の間には、どんな違いがあるのでしょうか?

 

はなこ
『重曹』って、食用と掃除用があるじゃない。

この間、『食用の重曹』を切らしてしまって、『掃除用の重曹』が利用できないかなと思ったんだけど、ダメなのかな?

食用として売られているわけじゃないんだから、それはまずいんじゃないの?
たろう
はなこ
でも、どちらも同じ『重曹』でしょ?

いったい、何が違うんだろう?

 

今回は、『食用の重曹』と『掃除用の重曹』の違いを解説します。

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『食用の重曹』と『掃除用の重曹』の違い

まずは、『重曹』について、おさらいしておきましょう。

『重曹』とは、『炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)』のことです。

 

『重曹』は、酸性の液体に加えたり、加熱すると二酸化炭素を発生します。

この二酸化炭素を発生する仕組みによって、生地をふくらませる効果があり、ケーキや焼き菓子などに用いられます。

また、研磨効果や乳化する性質などから、洗剤や、その補助剤としても使われます。

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『食用の重曹』も、『掃除用の重曹』も、その中身は純度99%以上の『炭酸水素ナトリウム』です。

これだけ見ると、特に違いはないように思えますよね。

では、2つの違いは何なのでしょうか?

 

『食用の重曹』と『掃除用の重曹』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『食用の重曹』と『掃除用の重曹』の違い

  • 『食用の重曹』は食品添加物であり、『掃除用の重曹』は工業用である。
  • 『食用の重曹』は食品衛生法が適用されるが、『掃除用の重曹』には規定がない
  • 『食用の重曹』は食べられない不純物がないことが保証されているが、『掃除用の重曹』は保証されていない
  • 『食用の重曹』はキメが細かくサラサラしているが、『掃除用の重曹』は『食用の重曹』に比べるとキメが粗い

 

種類の違い

『食用の重曹』は、食品添加物に属しています。

食用なのですから、これは当然ですね。

それに対して、

『掃除用の重曹』は工業用です。

食品添加物ではないので、"食用ではない" わけですね。

 

規格の違い

『食用の重曹』は、食品衛生法が適用されています。

食品衛生法が適用されているので、

口に入れても問題ないことを保証するため様々な基準をクリア

しなければなりません。

しかし、

『掃除用の重曹』には、そういった規定がありません。

食用になるための基準が満たされているかどうかは分からないわけですね。

 

不純物の違い

『食用の重曹』も『掃除用の重曹』も、純度99%以上の『炭酸水素ナトリウム』です。

しかし、不純物に違いがあります。

『食用の重曹』の場合、口に入れても大丈夫なように、食べられない成分は含まれていないことが保証されています。

食品衛生法が適用されているわけですから、これは当然ですね。

 

しかし、

『掃除用の重曹』は、それが保証されていません。

ですから、口に入れても安全であるとは限らないわけですね。

 

粒の大きさの違い

『食用の重曹』は、粒径が小さくサラサラです。

それに対して、

『掃除用の重曹』は、粒径が大きくザラザラしています。

これは、不純物や管理の違いによって生じるものです。

 

はなこ
そうすると、『掃除用の重曹』は食用にはできないということね。
何が混ざっているか分からないということだからね。

料理には、口に入れても大丈夫であることが保証されている『食用の重曹』を使わなければならないわけだね。

たろう

 

『掃除用の重曹』は食べられない?

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『食用の重曹』と『掃除用の重曹』の違いについて紹介しました。

この結果から明らかなように、

『掃除用の重曹』は食べられません。

『掃除用の重曹』の場合、洗浄効果を高めるために界面活性剤などが入っている場合もあります。

もし、口に入れてしまっても、すぐに人体に影響を及ぼすことはありませんが、食用に使うのは止めましょう。

 

逆に、『食用の重曹』を掃除用に使うことはできるのでしょうか?

『食用の重曹』は、掃除用に使うことができます。

『食用の重曹』も『掃除用の重曹』も、成分としては99%『炭酸水素ナトリウム』ですから、これは当然ですね。

『食用の重曹』は、基準が厳しいために『掃除用の重曹』に比べると割高です。

しかし、食用と掃除用のどちらにも利用することができるので、常備するなら『食用の重曹』のほうがいいでしょう。

なお、『食用の重曹』に似た製品に『ベーキングパウダー』があります。

『ベーキングパウダー』を掃除用に使うことはできないので注意しましょう。

『ベーキングパウダー』には、『炭酸水素ナトリウム』の他に助剤や分散剤が含まれています。

そのため、水に入れるだけで膨張するという性質があります。

ですから、『ベーキングパウダー』は、掃除用には使わないようにしましょう。

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まとめ

今回の違いのポイントを、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『重曹』とは、『炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)』のことである。
  • 『食用の重曹』は、食品添加物であり、『掃除用の重曹』は工業用である。
  • 『食用の重曹』は、食品衛生法が適用されるが、『掃除用の重曹』には規定がない
  • 『食用の重曹』は、食べられない不純物がないことが保証されているが、『掃除用の重曹』は保証されていない
  • 『食用の重曹』は、キメが細かくサラサラしているが、『掃除用の重曹』は『食用の重曹』に比べるとキメが粗い

『食用の重曹』と『掃除用の重曹』では、用途によって基準が異なることを紹介しました。

このことを理解して、正しく使い分けるようにしてくださいね。

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