違いを解説君

あるゆる物事の"違い"をわかりやすく解説する情報マガジン

ファッションの違い

手ぬぐいやハンドタオルとハンカチの違いをわかりやすく解説!

『手を拭くもの』って、ハンカチに限らないですよね。

昔から使われている『手ぬぐい』もありますし、最近は『ハンドタオル』を使う人も多いです。

この、手ぬぐいとハンドタオル、そしてハンカチって、もちろん見た目は違いますが、他にはどんな違いがあるのでしょうか?

 

というわけで、この記事では

  • 手ぬぐい
  • ハンドタオル
  • ハンカチ

の違いについて、お伝えします。

スポンサーリンク

手ぬぐいとハンドタオルとハンカチの違いとは?

手ぬぐいとハンドタオルとハンカチって何が違うの?

手ぬぐいとハンドタオルとハンカチの違いとは

まず、『手ぬぐい』『ハンドタオル』『ハンカチ』の違いをざっとつかんでおきましょう。

 

手ぬぐい

ハンドタオル

ハンカチ

サイズ90㎝×35㎝くらい34㎝×36㎝くらい45㎝~50㎝くらい
長方形長方形(タオルハンカチだと正方形)正方形
素材木綿
  • 木綿
  • マイクロファイバー
  • 木綿
  • シルク
  • ウール
  • ポリエステル
  • ナイロン

など

生地の厚さや特徴薄い厚い薄い
特徴
  • 生地が薄く、小さく折りたためる
  • 乾きやすい
  • 吸水性が良い
  • 生地がふんわりしていて、肌触りが良い
  • 素材や風合いの種類が豊富
  • 生地が薄く、小さく折りたためる

 

なお、ここで紹介しているサイズや素材などは、標準的なものです。

製品によっては、大きさや素材が違うこともあります。

手ぬぐい、ハンドタオル、ハンカチはどう違う?

では、それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。

 

サイズと形の違い

サイズは、標準的なもので

手ぬぐい

⇒90㎝×35㎝くらいの長方形

ハンドタオル

⇒34㎝×36㎝くらいの長方形

ハンカチ

⇒一辺が45㎝~50㎝くらいの正方形

 

形としては、手ぬぐいとハンドタオルは長方形ですが、ハンカチは正方形です。

ただし、『タオルハンカチ』という名称で売っているものには、正方形のものがあります。

 

なお、手ぬぐいの生地には

『文』と『岡』

という種類があり、わずかながら違いがあります。

 

33~34㎝34~35㎝
糸の太さ20番手(太目)30番手(細目)

 

そして、『文』と『岡』の違いは、幅や糸の太さだけでなく、

⇒岡より目が粗くて通気性が良い

⇒文より目が細かくて柔らかい風合い

という、特徴の違いがあります。

 

使われる素材の違い

どんな素材がよく使われているかというと

手ぬぐい

⇒木綿

ハンドタオル

⇒木綿、マイクロファイバーなど

ハンカチ

⇒木綿、麻、シルク、ウール、ポリエステル、ナイロンなど

 

手ぬぐいは木綿がメインです。

木綿は、吸水性がよく乾きやすいのがメリット。

また、自然の素材なので、赤ちゃんのおむつなどに使うこともできます。

 

ハンドタオルも木綿が多いですが、最近ではマイクロファイバーもあります。

マイクロファイバーの特徴は、なんといっても吸水性が良いことです。

 

そしてハンカチの素材には、木綿や麻、化学繊維の他に動物性の繊維も使われています。

動物性の素材だと、光沢やエレガントな風合いになりますが、

  • 水に弱い
  • 毛が抜けやすい
  • 耐久性が低い

などのデメリットもあります。

 

ですから、

  • 日常的に使うなら、木綿や麻、化学繊維のものを選ぶ
  • 動物性の素材のハンカチは、特別な時だけ使ったり、ポケットチーフに使ったりする

と使い分けることが、おすすめです。

 

ちなみに、ポケットチーフとハンカチは違うものなので、しっかり使い分けてくださいね。

関連記事
ポケットチーフとハンカチの違いをわかりやすく解説!代用は可能?

スーツや、ジャケットの胸ポケットにポケットチーフが入っていると、それだけで、さりげないオシャレ度が上がりますよね。 日本では、普段からポケットチーフを使う人は、あまり多くはありません。 でも最近は、認 ...

続きを見る

 

生地の厚さや特徴の違い

生地の厚さは、それぞれのアイテムを思い浮かべればわかると思いますが

  • 手ぬぐい…薄い
  • ハンドタオル…厚い
  • ハンカチ…薄い

 

手ぬぐいやハンカチは、薄いのでコンパクトに折りたたんでポケットに入れられます。

でも、ハンドタオルはどうしても厚みがあります。

ポケットに入れることはできても、多少かさばってしまうのが難点です。

 

なお、ハンカチにはいろいろな素材がありますが、素材によっても多少厚さに違いがあります。

でも、厚手のものであっても、ハンドタオルほどの厚さのものはありません。

 

生地の特徴はどうかというと、

手ぬぐい

⇒布の端を処理していないので布に入った水分が抜けやすく、乾きやすい

ハンドタオル

⇒糸がループ状になった生地なので吸水性がよく、ふんわりしている

ハンカチ

⇒薄くてかさばらないし、素材の種類が豊富で、質感のバリエーションも豊か

ということが挙げられます。

手ぬぐいとハンカチでは生地の作り方が違う

ここまでで、手ぬぐいとハンドタオル、ハンカチの違いを、だいたい把握できたでしょう。

 

この3つの中で生地が特徴的なのは、やはりハンドタオル。

でも、手ぬぐいとハンドタオルは、

「素材や形や大きさが同じだったら、違いはないんじゃないの?」

って思っちゃいそうですよね。

 

でも、『木綿』で作った手ぬぐいとハンカチには

  • 生地の『精錬』のしかた
  • 生地の端の処理

に違いがあるのです。

 

手ぬぐいとハンカチの生地の、精錬方法の違い

生地を作る時には、布に付いた汚れや糊などを取り除く、『精錬』という工程があります。

同じ木綿の手ぬぐいとハンカチでも、この精錬の方法が違うのです。

 

手ぬぐいの生地は『和晒(わざらし)』と言う方法で、釜で2~4日ほどもかけて、じっくりと炊きます。

かなり時間がかかりますね。

 

一方、ハンカチは同じ木綿のものでも、機械を使って40分ほどで仕上げる『洋晒』です。

『ハンカチの生地のほうが、効率的に作れる』

と言えるでしょう。

 

この精錬方法の違いで、生地の仕上がりが変わります。

どう変わってくるかというと、

 

和晒洋晒
繊維の断面円形に近い楕円形に近い
柔らかさ柔らかい固い
毛羽立ち残る少ない
表面ザラッとした感じなめらか
吸水性良い落ちる

と、このようになるのです。

 

柔らかさや吸水性

⇒ハンカチより手ぬぐいのほうが良い

表面のなめらかさ

⇒手ぬぐいよりハンカチのほうが良い

ということになりますね。

 

生地の端をどう処理するかの違い

手ぬぐいとハンカチでは

手ぬぐい

⇒生地の端を縫ったりせず、裁ちっぱなし

ハンカチ

⇒生地の端が処理してある

という違いもあります。

 

そのため、機能性としてはこのような違いが出て来ます。

てぬぐいハンカチ
乾きやすさ生地の端が裁ちっぱなしなので水分が抜けやすく、乾くのが早い生地の端が処理してあるので水分が抜けにくく、乾く速さは手ぬぐいに劣る
ほつれやすさ使っているうちに端がほつれて来る端がほつれにくい

 

できたら、『乾きやすくてほつれにくい』手ぬぐいやハンカチがあったらいいですよね。

でも、この2つの『いいとこ取り』は、なかなか難しそうです。

 

手ぬぐい、ハンドタオル、ハンカチは起源も違う?

手ぬぐい、ハンドタオル、ハンカチの起源は?

最後に、手ぬぐいやハンドタオル、ハンカチ、それぞれの起源についてお話ししましょう。

おなじ『手などを拭く布』でも、いろいろな歴史をたどっているんですよ。

手ぬぐいの起源

手ぬぐいって、

『昔から日本で使われていた』

っていうイメージがありますよね。

では、どのくらい昔から使われていたかというと、なんと

『奈良時代から手ぬぐいが使われていた』

という記録があるくらいの昔から使われています。

 

ただ、奈良時代から鎌倉時代くらいまでは、主に

  • 仏像を磨く
  • 神事の時に装身具として身に付ける

という使い方をしていたとのこと。

 

今のように

手や足を拭くようになったのは、鎌倉時代以降

と考えられています。

さらに、庶民が普段から使うようになったのは、江戸時代から。

そして庶民の間で普及すると、デザインも多様になっていきました。

ハンドタオルの起源

ハンドタオルは、タオルを手を拭きやすいサイズにしたものです。

なので、ここではタオルの起源を見てみましょう。

 

『タオル』の語源は

  • フランス語の『ティレール(Tirer)』
  • スペイン語の『トアーリャ(Toalla)』

のどちらかが語源と考えられています。

どちらも元々は、

『湿気を拭き取る布』をまとめて呼ぶ言葉

だったとか。

 

今のタオルは、どう生まれたのでしょうか。

これは、

1850年ごろにトルコへ行った英国人が、現地の手工芸品であるタオルの原型の布を手に入れたことが始まり

と言われています。

この布は、この時点ですでにループ状の織物生地でした。

それを英国に持って帰り、サミュエル・ホルトという人に「工業化できないだろうか?」と相談。

そして作られたのが『ターキッシュタオル』という織物でした。

 

そしてその後、アメリカに渡ったホルトがタオル会社を作り、そこから広がって行ったそうです。

 

日本にタオルが入って来たのは、明治初期です。

ただし当初は、『柔らかくて温かく、通気性も良い』ということで、

マフラーとして使われること

が多かったみたいです。

その後、明治20年ごろから日本でもタオルの生産が本格的になり、普及していきました。

 

タオルには、いろいろな種類がありますが、『ハンドタオル』が登場した年代ははっきりしません。

筆者の記憶では、平成の後半あたりから徐々にお店でも見かけるようになっていった感じがしますね。

ハンカチの起源

ハンカチの発祥は、中世のヨーロッパ。

女性の間で流行っていた『カチーフ(kerchirf)』という頭を覆う布が、ハンカチの先祖です。

この『カチーフ』が、やがて首に巻かれるようになり(ネッカチーフ)、さらに手に持つようになって、『ハンカチーフ(handkerchirf)』となりました。

『ハンカチ』は、この『ハンカチーフ』の略称です。

 

ちなみに、ハンカチが正方形になったのは、17世紀です。

それまでいろいろな形があったのですが、あのマリー・アントワネットが

「国内のハンカチは全部正方形にしてほしい」

と言ったことがきっかけだとか。

それで当時の王、ルイ16世が、『ハンカチは正方形にすること』という法令を出したそうです。

王妃の一言の持つ力って、すごいんですね…。

スポンサーリンク

まとめ

手ぬぐい、ハンドタオル、ハンカチの違いは

手ぬぐい

⇒長い長方形で、主な素材は木綿をつかっていて、乾きやすい

ハンドタオル

⇒糸がループ状になっている『タオル生地』でできていて、吸水力があり、手触りが良い

ハンカチ

⇒正方形で、いろいろな素材のものがあり、薄くて持ち歩きやすい

ということです。

 

また、木綿でできた手ぬぐいとハンカチにも、形や大きさの他に、

手ぬぐい

⇒和晒で精錬されていて吸水力がある

ハンカチ

⇒洋晒で精錬されていて表面が滑らかで、端が処理されているので耐久性がある

という違いがあります。

 

『手を拭く』という同じ目的の布でも、それぞれに強みがあります。

こうなると、実際に使って比べてみたくなったりしませんか?

いろいろ試しながら、自分にとってどんな場面でどれを使うのがベストか、発見するのも楽しそうですね!

関連記事

-ファッションの違い

Copyright © 違いを解説君 , All Rights Reserved.