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『ことわざ』『慣用句』『四字熟語』の違いをわかりやすく解説!

『石の上にも三年』は、

『つらくても我慢して続ければ、いつかは成し遂げられること』

を意味する『ことわざ』ですね。

『鼻が高い』は、

『誇りに思う』

という意味で、これは『慣用句』です。

そして『大器晩成』は

『本当の大人物は、若いころは目立たないが、後に大成する』

ということを意味する『四字熟語』になります。

『ことわざ』と『慣用句』と『四字熟語』、言葉によってそれぞれ使い分けていますが、いったい何が違うのでしょうね?

 

はなこ
『犬も歩けば棒に当たる』って、『ことわざ』よね。
『何かすれば、災難に遭うこともある』という意味だけど、それがどうしたの?
たろう
はなこ
『慣用句』や『四字熟語』と何が違うのかよく分からないのよね。
そんなこと、考えたことがなかったな。

確かに、違いを答えろと言われると、ちゃんと答える自信がないよ。

たろう
はなこ
じゃあ、ちょっと調べてみましょうか。

 

今回は、『ことわざ』『慣用句』『四字熟語』の違いをわかりやすく解説します。

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『ことわざ』『慣用句』『四字熟語』の違い

まずは、『ことわざ』『慣用句』『四字熟語』のそれぞれについて整理しておきましょう。

 

『ことわざ』とは?

人々の生活の知恵や、生きていく上での大切な教えなどを含んだ、昔から伝えられてきた短文

のことです。

『ことわざ』には、皮肉や風刺を含んでいたり、教訓や格言として用いられるものがあります。

誰が最初に使ったのかは知られてなく、日々の生活の中で自然に生まれた言葉ですね。

特徴としては、

『ことわざ』だけで一つの文章になっている

という点が挙げられます。

 

『慣用句』とは?

習慣として使われてきたひとかたまりの言葉や文句

のことです。

2つ以上の単語が結びついて一つの意味を表すのですが、直接的な意味を見るとナンセンスなものが多いですね。

特に、体の一部を使った表現が多いという特徴があります。

 

『四字熟語』とは?

漢字4文字で構成された熟語や成語

のことです。

広い意味では4文字の漢字ならどれでも成り立ちますが、本来は『ことわざ』のように何かの教えを含んでいるものを『四字熟語』といいます。

例えば、『家族旅行』や『懐中時計』は、広い意味では『四字熟語』になります。

しかし何かの教えを含んでいるわけではないので、厳密には含まないことが多いですね。

 

『ことわざ』『慣用句』『四字熟語』の違い

『ことわざ』『慣用句』『四字熟語』の主な違いをまとめると、次のようになります。

 

『ことわざ』『慣用句』『四字熟語』の違い

  • 『ことわざ』は、その言葉だけで文章として成り立つが、『慣用句』と『四字熟語』は文章の中で使って初めて成り立つ
  • 『ことわざ』と『四字熟語』には生きていく上での教えが含まれているが、『慣用句』は日常の習慣や行動を比喩表現したものに過ぎない。
  • 『四字熟語』は、必ず4文字の漢字で構成されている。

 

それぞれについて、もう少し詳しく見てみましょう。

 

文章として成り立つか?

『ことわざ』は、それだけで文章として成り立ちます。

『石の上にも三年』は、これだけで文章として成り立ちますね。

ですから、『ことわざ』を用いるときは、

少し失敗したからって、あきらめるのは早いよ。

石の上にも三年』と言うじゃないか。

のように、引用の形で用いるのが一般的です。

しかし、

『慣用句』や『四字熟語』は、文章としては成り立っていません。

他の単語と組み合わせて初めて文章として成立します。

例えば、

「娘が東大に合格して、親として『鼻が高い』。」

「彼は、今はまだ日の目を見ないが、きっと『大器晩成』の人物に違いない。」

というように文章の中に組み込まれます。

 

教訓・格言を含むか?

『ことわざ』と『四字熟語』には、人生における教えが含まれています。

『石の上にも三年』は、

辛抱して続ければ、必ず成し遂げられる

ということを教訓とした言葉ですね。

『大器晩成』は

『本当の大人物は人生の後半で大成する』

という意味で、格言になっています。

それに対して、

『慣用句』は単なる比喩表現であり、その中に教訓や格言は含まれません。

『鼻が高い』は『誇りに思う』の単なる比喩表現で、教訓や格言は含まれていませんね。

 

『四字熟語』は4文字の漢字

『四字熟語』は、『ことわざ』や『慣用句』と大きな違いがあります。

それは、

4文字の漢字で成り立つ

という点です。

ですから、他の2つに比べて一番見分けやすいですね。

 

『ことわざ』『慣用句』『四字熟語』の例

辞書を引く男性

辞書を引く男性

それでは、『ことわざ』『慣用句』『四字熟語』の例をいくつか見てみましょう。

 

『ことわざ』の例

急いては事を仕損じる

⇒急いでやろうとすると、内容が疎かになってしまったり、失敗する

雨降って地固まる

⇒揉め事の後は、よい結果や安定を保つことができる

石橋を叩いて渡る

⇒用心にも用心を重ねることのたとえ

木を見て森を見ず

⇒細かいところばかりに気を取られ、全体が見えていない

情けは人のためならず

⇒人に情けをかければ、巡り巡って自分にも返ってくること

『情けは人のためならず』は、意味を履き違える『ことわざ』の代表ですね。

『情けをかけることは、人のためにならない』という意味だと勘違いしている人

は多いのではないでしょうか。

『ならず』とは、反語を意味するので、

『人のためにならないだろうか?(いや、人のためになる)』

となります。

 

『慣用句』の例

耳が痛い

⇒他人の言葉が自分の弱点をついていて聞いていられない

舌を巻く

⇒あまりに優れているので驚き、呆気にとられる

猫の手も借りたい

⇒あまりに多忙で誰でもいいから手伝ってほしい

歯が立たない

⇒相手が強すぎて対処のしようがない

目に入れても痛くない

⇒溺愛している様子

『慣用句』は、体の一部を使った表現が非常に多いですね。

 

『四字熟語』

因果応報

⇒よい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあること

鏡花水月

⇒目には見えるが、手には取ることのできない儚い幻

笑止千万

⇒非常にばかばかしいこと

反面教師

⇒そうなってはいけないと教えられる人や事例(悪い例の見本)

温故知新

⇒前に学んだ知識から、新たな知識を見出すこと

『四字熟語』は、国語のテストには必ず出題されますね。

できるだけたくさんの『四字熟語』を、漢字や意味も含めて覚えるようにしましょう。

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まとめ

今回の違いのポイントを、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『ことわざ』とは、人々の生活の知恵や、生きていく上での大切な教えなどを含んだ、昔から伝えられてきた短文のことである。
  • 『慣用句』とは、習慣として使われてきたひとかたまりの言葉や文句である。
  • 『四字熟語』とは、漢字4文字で構成された熟語や成語のことである。
  • 『ことわざ』は、その言葉だけで文章として成り立つが、『慣用句』と『四字熟語』は文章の中で使って初めて成り立つ
  • 『ことわざ』と『四字熟語』には生きていく上での教えが含まれているが、『慣用句』は日常の習慣や行動を比喩表現したものに過ぎない。
  • 『四字熟語』は、必ず4文字の漢字で構成されている。

『ことわざ』『慣用句』『四字熟語』のどれも、先人たちの知恵や教えが含まれた大事な言葉です。

意味を理解しておくようにしましょう。

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