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【CPUクーラー】本格水冷と簡易水冷の違いをわかりやすく解説!

パソコンのCPUは、大量の熱を放射するため、必ず『CPUクーラー』を取り付けます。

この『CPUクーラー』は、昔は『空冷』が一般的でした。

しかし最近では、『水冷』もたくさん使われるようになりました。

この『水冷』には、『本格水冷』と『簡易水冷』の2種類があります。

その違いは、どこにあるのでしょうか?

 

はなこ
パソコンを買い換えるんだけど、『水冷式』にしようと思っているの。
『水冷式』にも『本格水冷』と『簡易水冷』の2種類があるよ。

どちらにするの?

たろう
はなこ
えっ、それは初耳だわね。

いったい、何が違うの?

詳しいことは、僕も知らないんだ。
たろう
はなこ
じゃあ、どっちのほうがいいか、少し調べてみましょう。

 

今回は、『CPUクーラー』の『本格水冷』と『簡易水冷』の違いを解説します。

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『CPUクーラー』とは?ー『空冷』と『水冷』

まずは、『CPUクーラー』がどんなものなのか、解説しておきます。

 

CPUは、熱を放射するので、その熱を逃がすことが必要です。

熱を逃さずに使い続けると、CPUが熱暴走を起こし、最悪は故障の原因にもなります。

そのためCPUには、ヒートシンクと呼ばれる、表面積を広くした金属が接していて、そこから熱を逃がしているわけです。

しかし、そのままにしておくと今度は周りの空気が温められ、熱がこもった状態になります。

そのため、CPUファンによって空気の循環を作り、熱を外に追い出すわけですね。

これが『空冷』という仕組みです。

 

『水冷』の場合、CPUを液体で冷却します。

すると、熱は液体のほうに移るので、そのままでは液体が熱を持ち冷却できなくなりますね。

この液体を冷却するために、ラジエーターというヒートシンクに似た部品に液体を通し、それをファンで冷却するわけです。

 

なぜ、『水冷』が注目されるのかというと、『空冷』に比べて冷却効率が高いからです。

まず、

液体を使うことにより、『熱容量』は空気よりも高くなります。

『熱容量』とは、温度変化に対する熱量比を表し、これが高いほど、たくさんの熱を効率よく奪うことが可能です。

また、『空冷』はCPUに直接ヒートシンクを取り付けるため、大きさなどに制約があります。

しかし、

『水冷』では、ラジエーターを独立させることができるので、冷却効率の高い大きなラジエーターを使うことも可能です。

 

『本格水冷』と『簡易水冷』の違い

では、同じ『水冷』でも、『本格水冷』と『簡易水冷』では何が違うのでしょうか?

 

『本格水冷』と『簡易水冷』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『本格水冷』と『簡易水冷』の違い

  • 『簡易水冷』は、『ポンプ』『水枕』『ラジエーター』『ファン』で構成されるが、『本格水冷』はそれに『リザーバータンク』が加わる。
  • 『本格水冷』の場合、液体の量を調整することができる。
  • 『本格水冷』の場合、メンテナンスが必須だが、『簡易水冷』の場合はメンテナンスフリー
  • 『本格水冷』のほうが、『簡易水冷』よりもカスタマイズ性が高い

 

部品の違い

『簡易水冷』の場合、

液体によりCPUを冷却するための『水枕』

液体を冷やすための『ラジエーター』と『ファン』

液体を循環させるための『ポンプ』

が必要です。

『本格水冷』の場合、これに

液体を溜めておくための『リザーバータンク』

が加わります。

 

『簡易水冷』は、液体は常にチューブや『水枕』『ラジエーター』の中に満たされた状態になっています。

『本格水冷』の場合、液体を溜めておくための『リザーバータンク』が別に用意されているわけですね。

 

メンテナンスの有無

『本格水冷』の場合、基本的にメンテナンスが必須です。

定期的に、液体を交換することが好ましい

とされています。

特別な液体を使う必要はありません。

ただの水でも問題なく使用可能です(そのために入れ替えが必要になるんですね)。

 

『簡易水冷』では、メンテナンスが不要です。

というより、

正確にはメンテナンスすることができません。

『簡易水冷』の場合、冷却効率を上げるために特殊な液体が使われています。

また、液体を抜き取るためのパーツはなく、液体の交換をすることはできません。

そのため、長い期間そのまま使用できる液体が使われています。

 

カスタマイズ性

『簡易水冷』は、全てが一体型になっていて、取り付けるだけで、すぐに利用できます。

『本格水冷』の場合、個々の部品を購入して自分で組み立てなければなりません。

しかし、

その分、いろいろなカスタマイズが可能になります。

例えば、

CPUだけでなく、グラフィックボードもいっしょに冷却する

といったカスタマイズは、よくある例ですね。

 

『本格水冷』と『簡易水冷』どちらのほうがおすすめ?

水冷式パソコン

水冷式パソコン

『本格水冷』と『簡易水冷』では、どちらのほうがいいのでしょうか?

まず、

『本格水冷』と『簡易水冷』では、同じパーツなら冷却性能に差はありません。

『本格水冷』という名前を聞くと、こちらのほうが冷却性能が高いように思えますよね?

でも実際の違いは、『リザーバータンク』の有無だけです。

そうなると、あとは趣味の問題になります。

できるだけ簡単に組み立てたい、メンテナンスも極力避けたいのなら、『簡易水冷』がおすすめです。

いろいろとカスタマイズしたいのなら『本格水冷』になりますが、パソコンを何台も組み立てたことのある経験豊富な人でなければ、少々難しいでしょう。

 

はなこ
あまり面倒な組み立てはしたくないから、『簡易水冷』にするわ。
冷却効率が同じなら、そのほうが手軽でいいだろうね。
たろう

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まとめ

今回の違いのポイントを、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『簡易水冷』は、『ポンプ』『水枕』『ラジエーター』『ファン』で構成されるが、『本格水冷』はそれに『リザーバータンク』が加わる。
  • 『本格水冷』の場合、液体の量を調整することができる。
  • 『本格水冷』の場合、メンテナンスが必須だが、『簡易水冷』の場合はメンテナンスフリー
  • 『本格水冷』のほうが、『簡易水冷』よりもカスタマイズ性が高い

『CPUクーラー』は、他のパーツに比べると地味に見えますが、非常に重要です。

妥協せずにいいものを選ぶようにしてください。

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