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昆布とわかめの違いをわかりやすく解説!栄養素や成分をチェック

日本人の食卓に欠かせない食べ物に海藻があります。

中でも『昆布』と『わかめ』は、その代表ですよね。

『昆布』は、出汁を取ったり、佃煮にして食べられます。

また、『わかめ』は味噌汁の具の定番です。

では、『昆布』と『わかめ』は、どう違うのでしょうか?

 

はなこ
『昆布』って、出汁を取る時に使うじゃない。
そうだね。

美味しい出汁が取れるよね。

たろう
はなこ
どうして『わかめ』では出汁を取らないんだろう?
変なことに疑問を持つね。

『わかめ』は味噌汁の具や酢の物かな?

たろう
はなこ
『わかめ』では出汁は取れないの?

いったい、何が違うんだろう?

 

今回は、『昆布』と『わかめ』の違いについて解説します。

それぞれの栄養素や成分もチェックしてみましょう。

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『昆布』と『わかめ』の栄養素や成分

まずは、『昆布』と『わかめ』に含まれる栄養素や成分について見てみましょう。

 

『昆布』の栄養素・成分

『昆布』の主な栄養素・成分には次のものがあります。

フコイダン

アルギン酸

グルタミン酸

ミネラル(カルシウム・カリウム・ヨウ素)

ビタミン類(ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2)

 

フコイダン

『昆布』がヌルヌルしているのは、『フコイダン』によるものです。

このヌルヌルが苦手の人もいますよね。

しかし、『フコイダン』は非常に注目されている栄養素です。

名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

『フコイダン』は多糖類の一種で、水溶性食物繊維の仲間です。

食物繊維と言えば、便秘の予防や整腸作用、美肌、毛髪の健康効果などが期待できますよね。

『フコイダン』のすごさは、それだけに留まりません。

さらに、次の作用があることが報告されています。

  • 抗ガン作用
  • コレステロール・中性脂肪・血糖値を下げる
  • 肝障害の改善
  • ピロリ菌の抑制
  • 抗アレルギー作用
  • 生活習慣病の改善

特に注目されているのが『抗ガン作用』。

『フコイダン』には、『HK細胞』を活性化する作用があります。

『HK細胞』は、ガン細胞を攻撃する細胞なので、結果的にガンに対する免疫力が高まるわけですね。

また、『フコイダン』自体に、

『ガン細胞を正常な細胞に戻す力がある』

という報告まであります。

 

アルギン酸

『アルギン酸』も水溶性食物繊維の仲間で、大腸の働きを活発にし、便秘解消に役立ちます。

この作用により、コレステロールや腸内有害物質を体外に排出したり、大腸がんや動脈硬化の予防にも効果が期待できます。

 

グルタミン酸

『昆布』のうまみ成分の正体は『グルタミン酸』です。

『グルタミン酸』には、脳の機能を活性化し、老化の予防に役立つ働きがあります。

 

ミネラル類

カルシウム

歯や骨を丈夫にする働きのある、おなじみのミネラルですね。

カリウム

むくみを改善し、高血圧の予防にも役立つミネラルです。

ヨウ素

代謝を促すための重要なホルモン分泌器官である『甲状腺』の材料となるのが『ヨウ素』です。

不足すると、『甲状腺異常』『脱力感』『肥満』などを引き起こすので、ヨウ素の欠乏は『三大栄養欠乏症』と呼ばれています。

 

ビタミン類

ビタミンA

『ビタミンA』は、目や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強める働きがあります。

目のために有効なビタミンとして有名ですね。

ビタミンB1

『ビタミンB1』が不足すると、食欲不振や疲労、だるさなどの症状が現われます。

重症になると脚気になるため、非常に大事なビタミンですね。

ビタミンB2

『ビタミンB2』は、主に皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをするビタミンです。

活発に活動する人ほど、『ビタミンB2』はたくさん必要になります。

 

『わかめ』の栄養素・成分

『わかめ』の主な栄養素・成分は、『昆布』によく似ています。

しかし、

大きな違いは、その含有量。

例えば、うまみ成分である『グルタミン酸』の量は、

昆布

⇒100gあたり200~3,400mg

わかめ

⇒100gあたり2~50mg

と、『昆布』に比べて非常に少ないですね。

これが、『わかめ』で出汁が取れない理由です。

しかし、『わかめ』にも『フコイダン』や『アルギン酸』などの食物繊維は多く含まれています。

『アルギン酸』の含有量については、『わかめ』のほうが多いですね。

カロリーは低いので、ダイエット食としては非常に有効な食材です。

 

『昆布』と『わかめ』の違い

『昆布』と『わかめ』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『昆布』と『わかめ』の違い

  • 『昆布』は『褐藻類コンブ科』、『わかめ』は『褐藻類アイヌワカメ科』である。
  • 『昆布』は主に北海道、『わかめ』は日本全国で採れる。
  • 『昆布』はヌルヌルするが、『わかめ』はヌルヌルしない
  • 『昆布』のほうが『わかめ』より栄養価が高い
  • 『昆布』のほうが『わかめ』より価格が高い
  • 『昆布』は『グルタミン酸』が多く、『わかめ』は『アルギン酸』が多い。

それでは、順番に見ていきましょう。

 

種の違い

当然のことですが、『昆布』と『わかめ』は異なる種です。

どちらも『褐藻類』に属しますが、

  • 『昆布』は『コンブ科』
  • 『わかめ』は『アイヌワカメ科』

になります。

 

採集場所の違い

『昆布』を収穫できるのは、主に北海道です。

『昆布』は、寒い地域でしか生育しないのですね。

しかし、

『わかめ』は日本全国で採取できます。

 

成分の違い

『昆布』は『フコイダン』が豊富にあるため、ヌルヌルします。

『わかめ』は、ヌルヌルするほどの量の『フコイダン』が含まれていません。

全体的に『昆布』のほうが『わかめ』よりも栄養価は高いです。

特に、うまみ成分の『グルタミン酸』が『昆布』には多いので、出汁に使うことができるわけですね。

『わかめ』は、『アルギン酸』が多く含まれています。

 

価格の違い

『昆布』は、収穫できる場所が限られることもあり、一般的に値段が高いです。

高級品が多いのも『昆布』の特徴ですね。

それに比べ、

『わかめ』は非常に安価で入手することができます。

 

はなこ
『グルタミン酸』が出汁の決め手になるのね。
『かつお節』には『イノシン酸』が含まれているけど、これが『グルタミン酸』と組み合わさると相乗効果でうま味が増すそうだよ。

だから、『昆布』と『かつお節』はいっしょに出汁に使われるんだね。

たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『昆布』は『褐藻類コンブ科』、『わかめ』は『褐藻類アイヌワカメ科』である。
  • 『昆布』は主に北海道、『わかめ』は日本全国で採れる。
  • 『昆布』はヌルヌルするが、『わかめ』はヌルヌルしない
  • 『昆布』のほうが『わかめ』より栄養価が高い
  • 『昆布』のほうが『わかめ』より価格が高い
  • 『昆布』は『グルタミン酸』が多く、『わかめ』は『アルギン酸』が多い。

『昆布』も『わかめ』も健康食として、日本では昔から親しまれてきた食材です。

ぜひ、積極的に食べるようにしましょう。

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