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【CPU】Intelの『Core i』とAMDの『Ryzen』の違いをわかりやすく解説!

CPUの二大巨頭といえば、Intelの『Core i』とAMDの『Ryzen』を挙げる人が多いですよね。

この2つ、パソコンを買う時にどちらを選べばいいのか判断に迷うはずです。

いったい、『Core i』と『Ryzen』では何が違うのでしょうか。

 

はなこ
パソコンのCPUに『Core i』と『Ryzen』のどちらを選べばいいか、迷っているのよね。
パソコンを買い換えるの?
たろう
はなこ
もう、今のパソコンは古くなったからね。

で、いちばん大事なCPUをどうするか、迷っていて決まらないのよね。

そういうときは、2つを比較してみるといいよ。
たろう
はなこ
そうね。

違いについて、ちょっと調べてみましょうか。

 

今回は、Intelの『Core i』とAMDの『Ryzen』の違いについて解説します。

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Intel『Core i』とAMD『Ryzen』のスペック比較

Intel『Core i』とAMD『Ryzen』には、いくつかのモデルが存在します。

それぞれのモデルについて、スペックを比較してみましょう。

 

『Core i9』vs『Ryzen 9』

『Core i9』と『Ryzen 9』は、最上位モデルです。

CPUの中ではトップクラスの性能ですが、当然価格は高くなります。

 

両者のスペックを比較してみましょう。

『Core i9』と『Ryzen 9』のスペック

Core i9 9900KRyzen 9 3900X
コア/スレッド8/1612/24
動作クロック(最大)3.6GHz(5.0GHz)3.8GHz(4.6GHz)
TDP95W105W
クーラーの付属×
参考価格59,000円65,000円

『Ryzen 9』の特徴は、なんと言ってもコア数/スレッド数の多さです。

特にマルチスレッドの場合、高い性能が期待できますね。

また、

『Ryzen 9』では、ほぼ全モデルに高性能なクーラーが付属しています。

『Core i9』では、付属していなかったり、あっても性能が不足していたりと、基本的には別にクーラーを用意しなければなりません。

ですから、価格は『Ryzen 9』のほうが高価です。

そして、コストパフォマンスは『Ryzen 9』のほうが高い結果になります。

 

いくつかのベンチマークのスコアは次のようになります。

『Core i9』と『Ryzen 9』のベンチマーク

Core i9 9900KRyzen 9 3900X
PassMarkスコア2020031800
Cinebench R15シングルスレッド219213
マルチスレッド20813168

マルチスレッドの場合は『Ryzen 9』の圧勝ですね。

シングルスレッドでは両者にほとんど差はありません。

 

『Core i7』vs『Ryzen 7』

続いて、『Core i7』と『Ryzen 7』です。

いわゆる上級モデルで、性能としては非常に高いクラスです。

 

両者のスペックは、次のようになります。

『Core i7』と『Ryzen 7』のスペック

Core i7 9700KRyzen 7 3800X
コア/スレッド8/88/16
動作クロック(最大)3.6GHz(4.9GHz)3.9GHz(4.5GHz)
TDP95W105W
クーラーの付属×
参考価格45,000円51,000円

『Core i7』は、コア数とスレッド数が同じです。

IntelのCPUは、『ハイパースレッディング』という技術によって、一つのコアで2つのスレッドを同時に実行させることができます。

しかし、『Core i7』ではこの機能が無効になっています。

これは非常に残念ですね。

 

いくつかのベンチマークのスコアは次のようになります。

『Core i7』と『Ryzen 7』のベンチマーク

Core i7 9700KRyzen 7 3800X
PassMarkスコア1740025000
Cinebench R15シングルスレッド214211
マルチスレッド15202216

やはり、マルチスレッドでの『Ryzen 7』の強さが目立ちます。

 

『Core i5』vs『Ryzen 5』

『Core i5』と『Ryzen 5』は中級モデルになります。

性能は高く、コストとのバランスがいいクラスですね。

 

両者のスペックは、次のようになります。

『Core i5』と『Ryzen 5』のスペック

Core i5 9600KCore i5 9400F
Ryzen 5 3600XRyzen 5 3600
コア/スレッド6/66/66/126/12
動作クロック(最大)3.7GHz(4.6GHz)2.9GHz(4.1GHz)3.8GHz(4.4GHz)3.6GHz(4.2GHz)
TDP95W65W95W65W
クーラーの付属×
参考価格30,000円18,000円32,000円26,000円

『Core i5』も、コア数とスレッド数は同じですね。

どうして、『ハイパースレッディング』を無効にしたのでしょうか?

 

いくつかのベンチマークのスコアは次のようになります。

『Core i5』と『Ryzen 5』のベンチマーク

Core i5 9600KCore i5 9400F
Ryzen 5 3600XRyzen 5 3600
PassMarkスコア13500121002050020000
Cinebench R15シングルスレッド204177204196
マルチスレッド116598716401578

中級モデルでも、マルチスレッドでの性能は『Ryzen 5』のほうが高いですね。

 

『Core i3』vs『Ryzen 3』

最後は、『Core i3』と『Ryzen 3』です。

エントリークラスに位置づけられるモデルで、一般的な用途には十分な性能ですが、ゲームなど高いスペックが要求される場合は少々物足りないですね。

 

両者のスペックは、次のようになります。

『Core i3』と『Ryzen 3』のスペック

Core i3 9100FRyzen 3 3200G
コア/スレッド4/44/4
動作クロック(最大)3.6GHz(4.2GHz)3.6GHz(4.0GHz)
TDP65W65W
クーラーの付属
参考価格11,000円12,500円

現在の『Ryzen』は第3世代と呼ばれるモデルなのですが、『Ryzen 3』については第2世代と同様のもので、少し古いCPUになります。

ですから、スペックとしては『Core i3』のほうが優位ですね。

 

いくつかのベンチマークのスコアは次のようになります。

『Core i3』と『Ryzen 3』のベンチマーク

Core i3 9100FRyzen 3 3200G
PassMarkスコア90508200
Cinebench R15シングルスレッド172155
マルチスレッド632604

さきほど説明した通り、シングルスレッド・マルチスレッドともに『Core i3』のほうが上ですね。

 

Intel『Core i』とAMD『Ryzen』の違い

Ryzen

Ryzen

では、Intel『Core i』とAMD『Ryzen』の違いについて見てみましょう。

『Core i』と『Ryzen』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『Core i』と『Ryzen』の違い

  • コア/スレッド数は『Ryzen』のほうが『Core i』よりも上である
  • ゲーミング性能は『Core i』のほうが『Ryzen』よりも若干上である
  • 『Ryzen』にはクーラーが付属しているが、『Core i』には付属していない
  • 『Core i』には内蔵GPUがあるが、『Ryzen』にはない

それでは、順番に細かく見ていきましょう。

 

CPU性能

スペック比較でも紹介した通り、コア/スレッド数は『Ryzen』のほうが上です。

ですから、マルチスレッド性能は『Ryzen』のほうが高いですね。

シングルスレッド性能に関しては、両者に大きな違いはありません。

しかし、

『Core i』はゲーミング性能に優れている

という特徴があります。

ゲームをメインにパソコンを使うのであれば、『Core i』のほうがおすすめですね。

 

CPUクーラー

『Ryzen』には、ほとんどのモデルでCPUクーラーが付属しています。

しかも、十分な機能を持っているので、そのまま使うことができます。

しかし、

『Core i』にはCPUクーラーが付属していません。

TDPが95W未満のCPUには、CPUクーラーが付属しているのですが、これがかなりお粗末で、安いCPUクーラーを使ったほうがまだマシというレベルです。

 

内蔵GPU

グラフィックボードを使わない場合、CPUの内蔵GPUが必要になります。

これがないと、画面を出力することができません。

『Core i』の場合、ほとんどのモデルで内蔵GPUを持っています。

逆に『Ryzen』では、ほとんどのモデルが内蔵GPUを持っていません。

なお、グラフィックボードを用意するのであれば、この違いはあまり問題になりません。

 

さて、どちらのCPUのほうがおすすめでしょうか?

中級モデルの『Core i5』『Ryzen 5』以上を検討しているのであれば、

『Ryzen』のほうをおすすめします。

なんといっても、マルチスレッド性能の高さが『Ryzen』は際立っていますね。

しかし、

ゲームをメインで検討しているのであれば、『Core i9』や『Core i7』も十分な性能を発揮します。

特に個人用途の場合、『Ryzen』のマルチスレッド性能を活かせる場面は非常に少ないでしょう。

実用上は、『Core i』でもオーバースペックですね。

 

はなこ
『Ryzen』ってスペックが高いのね。
前の世代はシングルスレッドの性能がネックだったらしいけど、第3世代になって『Core i』と変わらなくなったんだ。

今、買うなら『Ryzen』のほうがいいかもね。

たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • コア/スレッド数は、『Ryzen』のほうが『Core i』よりも、上である
  • ゲーミング性能は、『Core i』のほうが『Ryzen』よりも若干上である
  • 『Ryzen』には、クーラーが付属しているが、『Core i』には付属していない
  • 『Core i』には、内蔵GPUがあるが、『Ryzen』にはない

今後も、さらに高性能なCPUが登場します。

どんなCPUが発表されるのか、非常に楽しみですね!

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